わずか数cm四方の小さな時計の中に宿る、つくり手の情熱と物語は伝統と革新をつないできた時計づくりの軌跡であり「奇跡」そのもの。だからこそ、じっくりと時間をかけて育まれたクリエイションはこんなにも美しく、エモーショナルで、私たちの心を揺さぶるのです。
雑誌『Precious』9月号では、【「新作時計」が生む感動のスペクタクル】と題して、全27ブランド・32本の魅力を総力レビュー! 燦々たるジュエリーウォッチから進化を遂げるラグジュアリースポーツウォッチまで、今年発表された新作から厳選してご紹介しました。
今回はその中から、伝統の技術力が生む輝きに満ちた永遠のモダニティ、ショパール『ルール・ドゥ・ディアマン』の魅力をお伝えします。
【ショパール】伝統の技術力が生む、輝きに満ちた永遠のモダニティ
個性的なオクタゴナルケースや幾何学的なデザインのブレスレットに1960年代のアンティークの薫りが漂う。
ドイツ・フォルムハイツで培われた金細工の技術が余すところなく注がれ、この光り輝くモデルを生み出した。スモールウォッチ用の自動巻きムーブメント「Chopard 09.01-C」を搭載する。
時計製造とジェムセッティング。「ショパール」が誇るふたつのサヴォアフェールが凝縮されているのが、1969年に誕生したコレクション『ルール・ドゥ・ディアマン』です。
その特徴はダイヤモンドの魅力を存分に引き出しながら、クラシカルなデザインを踏襲する華美な世界観。最新作はʼ60年代のアーカイブに着想を得たオクタゴナルケースを採用し、そのデザインは今なお前衛的。V字形の爪で光を最大限にとらえ、時計としての耐久性をも叶える独自のクラウンセッティングも見どころです。
メゾンの精神に根差し、すべてのウォッチ&ジュエリーで使用する国際的な環境・社会基準を満たすエシカルなゴールドを本作のケース&ブレスレットにも採用。搭載される自動巻きムーブメントも、もちろん自社製で、ジュエラーでありマニュファクチュールでもあるメゾンの面目躍如たる一本だといえるでしょう。
※掲載商品の価格は、税込みです。
※文中の表記は、RG=ローズゴールド、DIA=ダイヤモンドを表します。
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- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- STYLIST :
- 関口真実
- EDIT&WRITING :
- 安部 毅、安村 徹(Precious)