わずか数cm四方の小さな時計の中に宿る、つくり手の情熱と物語は伝統と革新をつないできた時計づくりの軌跡であり「奇跡」そのもの。だからこそ、じっくりと時間をかけて育まれたクリエイションはこんなにも美しく、エモーショナルで、私たちの心を揺さぶるのです。
雑誌『Precious』9月号では、【「新作時計」が生む感動のスペクタクル】と題して、全27ブランド・32本の魅力を総力レビュー！ 燦々たるジュエリーウォッチから進化を遂げるラグジュアリースポーツウォッチまで、今年発表された新作から厳選してご紹介しました。
今回はその中から、フェミニンかつタイムレスな魅力のブシュロン『セルパンボエム フルパヴェ ダイヤモンド ウォッチ』をお伝えします。
【ブシュロン】ふたりの愛の証タリスマンがエレガントに輝いて
1968年の誕生以来、フェミニンかつタイムレスな魅力でジュエリーとウォッチの両方で愛されてきた『セルパンボエム』。
この時計にもペンダントやブレスレットなどと同じ、スネークヘッドを模した、8つのダイヤモンドが輝くドロップモチーフがケースの上下へと配されている。ドロップモチーフを囲む細やかな彫金技術も見どころ。
創業者フレデリック・ブシュロンが、妻ガブリエルへと贈ったお守りのペンダントをきっかけに誕生した『セルパンボエム』。ジュエリーはもちろん、ウォッチも含めて、輝きのトータルコーディネートを楽しめる「ブシュロン」の人気コレクションとして愛され続けています。
最新ウォッチはケースとストラップをつなぐアタッチメント部分にアイコニックなドロップモチーフが施され、ジュエリーとしての装いを存分に味わうことができる逸品。
さらに目を奪われるのが、文字盤とケースを飾るダイヤモンドのスノーセッティングです。サイズの異なるダイヤモンドを小さな爪で留めていくジェムセッティングは、高度な職人技を要するもの。熟練の感覚で文字盤が隙間なく埋め尽くされたダイヤモンドが、まるで雪景色のように繊細で可憐な美しさをふりまきます。
※掲載商品の価格は、税込みです。
※文中の表記は、WG＝ホワイトゴールド、DIA=ダイヤモンドを表します。
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- PHOTO ：
- 池田 敦（CASK）
- STYLIST ：
- 関口真実
- EDIT&WRITING ：
- 安部 毅、安村 徹（Precious）
