雑誌『Precious』10月号では、【「靴起点」で始める、秋のおしゃれプランニング】と題し、最旬の靴を誰よりも敏感にキャッチしている人気スタイリストたちが、足元から着こなし全体が活性化される秋のおしゃれをご提案。
着こなしの仕上げではなく、スタート地点として「靴」を考えてみたら…。鮮度アップが叶う三者三様の合わせ方、効かせ方の秘訣をうかがいました。
今回はその中から、スタイリスト・高橋リタさんセレクトによる、「靴起点」のおしゃれプランをご紹介。
今季の軸になるイチ推しの靴から、少しのアップデートで今っぽさをもたらすスタイリングまで、その妙技をお楽しみください！
「大人が選ぶローファーに、“華やかさ”は必須！足元で旬を薫らせれば、ベーシックな装いの幅はますます広がります」
ふだんから洗練されたベーシックスタイルを体現している高橋リタさんが、シーズンの初めに必ずチェックするのが、きちんとした装いの軸足になるローファーだと言います。
「なんといってもローファーは、誰もが気負わずに取り入れられる最強の靴。まずは万能カラーの黒を基調に、華やぎや旬のディティールを備えているかどうかを見極めます。あまりにもミニマルなデザインは学生っぽさが拭えず、大人の女性の足元には不釣り合い。
着こなしが単調に陥りやすいベーシックスタイルこそ、鮮度をもたらすローファーを起用して、自分らしく落とし込みたい。今季はさらに、フューチャリスティックなローファーにも注目。これまで挑戦してこなかった大人のミニスタイルも、気負うことなく楽しめそうです」
■１：モダニスト必見！進化を止めない名作ローファーで鮮度アップ
名作『ホースビット ローファー』が、プラットフォームソールに更新。2種あるソールの高さから高橋さんがセレクトしたのは、リアルに取り入れやすい5cm。ボトムを制限することなく、コーディネートの幅がぐっと広がる。
■２：ハンサムな木型と辛口スタッズの組み合わせはこれぞ最強！
シルバーカラーのスタッズ飾りが印象的な『ペンブリー』は、メンズでも長年愛される木型を採用。「顔立ちがスマートなので、きちんとした装いを少し崩したいときに大活躍。ラバーソールも軽快」と高橋さん。
■３：グラフィカルな配色使いがシンプルな装いを引き立てる
甲を飾る『ケリー』バックルが迫力満点のモカシン『ホット』は、バイカラーによって、軽快かつモードな雰囲気。「このモダンな靴には、華やかなメッシュやラメソックスで遊びたくなります」と高橋さん。
■４：端正なつくりとアイコンモチーフの華やぎを味方に別格の足元へ
メンズローファーの構造を忠実に再現した木型とチャンキーヒールの組み合わせは、高橋さんも大のお気に入り。新シグニチャーの『トリオンフ』チェーンも、クラス感たっぷり。
「エッジィな華やぎを放つブリリアントなローファーの迫力を味方につければ、大人ミニもモードに遊べる」
メタリックな靴とミニボトムでつくる進化系トラッド
オーバーシルエットのジャケット×ミニ丈スカートの旬バランスを盛り上げるのは、フューチャリスティックな艶めきを放つプレーンなローファー。それぞれのアイテムの上質感、コンテンポラリーな靴の存在感も際立ち、大人のリアルラグジュアリーが完成。
●シューズは…
オーセンティックなデザインだから、迫力のメタリックカラーも気後れすることなく取り入れやすい。「ひと目で上質とわかるカーフにのせた美しい色調も、大人モードな足元にはマスト」と高橋さん。程よくルーズなグレーソックスと配色をなじませて。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。
問い合わせ先
- グッチ クライアントサービス TEL：0120-99-2177
- チャーチ クライアントサービス TEL：0120-80-1873
- エルメスジャポン TEL：03-3569-3300
- セリーヌ ジャパン TEL：03-5414-1401
- ブルネロ クチネリ ジャパン TEL：03-5276-8300
- デルヴォー TEL：03-6432-9125
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- PHOTO ：
- 小池紀行・池田 敦（CASK）
- STYLIST ：
- 高橋リタ
- EDIT&WRITING ：
- 兼信実加子、安村 徹（Precious）
