カジュアルな印象のTシャツも、モノトーンを使ったミニマルコーディネートにまとめれば、ラフに傾かず大人の余裕を醸すことができます。シンプルだからこそ絵になる着こなし術をチェックしてみましょう。

■1:レディ・ガガは…削ぎ落とされたミニマルなブラックコーデで凛としたオーラを放つ

Tシャツの裾をインする王道テクニックで、黒コーデにスタイルアップ効果を上乗せ。
Tシャツの裾をインする王道テクニックで、黒コーデにスタイルアップ効果を上乗せ。

2024年9月5日、映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』フォトコールでのレディ・ガガ。Tシャツは白ではなく、黒を選ぶことで秋らしさを覗かせました。そこに同色のスラックスを合わせ、さらっとシンプルに。コンパクトな形のTシャツとタック入りのパンツをセレクトしたことで、程よいメリハリが生まれてシンプルプレーンな上下でも絵になっています。黒一択の装いをミニマルシックに仕上げるべく、ジュエリー類はすべて省き余裕感をアピール。

■2:スヴェヴァ・アルヴィティは…黒レザー×パイソン柄の小物で程よく辛口に

フィット感のあるTシャツがキレイを両立。
フィット感のあるTシャツがキレイを両立。

2024年8月31日、ヴェネツィアに到着したイタリア出身の俳優、スヴェヴァ・アルヴィティ。彼女もレディ・ガガと同じように、コンパクトなTシャツとタック入りパンツを着用していました。白のTシャツと黒パンツなら簡単にメリハリが手に入り、また顔周りをぱっと明るく灯すことに成功します。小物は黒レザーで統一し、モノトーンコーディネートの完成度をアップ。パイソン柄のサンダルでぴりっと辛口に仕上げて。

■3:デア・クルムベガシヴィリは…フィット&フレアシルエットでTシャツを清楚に

モノトーンに映える、真っ赤なヘアリボンがアクセント。
モノトーンに映える、真っ赤なヘアリボンがアクセント。

映画『April(原題)』の監督を務め、審査員特別賞を受賞したデア・クルムベガシヴィリ。白のTシャツに黒のフレアスカートを合わせ、グッドガールな面持ちへ。スカートはミモレ丈を選ぶと、清楚な雰囲気がぐんとアップします。また付かず離れずなシルエットのTシャツで、こなれ感を演出して。キュートに傾きすぎないよう、足元にはメタリックシルバーのポインテッドトゥパンプスを迎え、シャープに整えました。


秋らしさを加えていきたい今の気分にぴったりな、モノトーンの「Tシャツ」コーディネートをご紹介しました。シーズンレスなカラーに頼り、カジュアルアイテムをクラスアップしながらシックにまとめましょう。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香