一枚で着てもレイヤードしても素材の透け感からフェミニンさを演出できるのが、シースルートップスです。スタイリッシュに取り入れていたおしゃれ賢者たちのスナップをご紹介します。

■1:ロクサーヌ・デ・アルメイダは…ジレを重ねて秋らしくシックなパンツスタイルに

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サングラスはピンクブラウン系の華奢タイプを合わせて今っぽさをアピール。

フォトグラファー兼アートディレクターのロクサーヌ・デ・アルメイダが、2024年6月半ばにパリでキャッチされたときのスナップ。シースルーのトップスの上にジレを重ね、細身のパンツを合わせた軽快なスタイルに。ジレはグレー、パンツはオリーブグリーンというニュアンスカラー同士の色合わせですが、インナーに投入した透ける素材の黒トップスがピリリと引き締め役を果たしています。同時に、薄手の素材からの胸元と腕の肌見せが女性らしさを強調。仕上げにジレの上から個性派デザインのベルトをプラスして、ウエストマークを。このアレンジでスタイルをよく見せています。

■2:ティナ・ハーゼは…上品な白い透け素材ならバルーンスカートの迫力とバランス良好

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腕には太めのバングルを重ねづけて、辛口スパイスに。

2024年8月初旬、コペンハーゲンでスナップされたデジタルクリエイターのティナ・ハーゼの着こなしです。透ける素材の長袖トップスにバルーンスカートを白でまとめていました。くるぶしまでのロング丈でボリュームたっぷりの白スカートは、トップスを軽やかなものにしないと重たく見える可能性も。薄手のシアー素材のトップスはモードさもバランスよく、何より軽やか。全身オールホワイトにまとめて、絵になる着映えコーディネートができ上がっています。足元もネット素材のフラットシューズで、アクティブさを高めていて大正解です。

■3:ヴィッキー・レイダーは…ボリュームパンツにはシアー素材で軽やかさを際立たせて

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薄い長方形のクラッチバッグでスタイリッシュ度をアップ。

スタイリスト兼クリエイティブ・ディレクターのヴィッキー・レイダー。パリで見かけられた日は、ストライプのジャケットのインナーに黒いシースルートップスを、ボトムにボリュームあるタックパンツを合わせていました。ボトムにボリュームがあるときは、上半身をコンパクトにまとめるとすっきり見えます。彼女は身体のラインにフィットしたコンシャスなジャケットの襟元から少しだけシースルーのトップスをのぞかせて、上半身をタイトにまとめベストなバランスに。色もインナーからパンツまでは黒で縦のラインが強調され、視覚的にも美スタイルが完成しています。


シースルートップスを愛用していた3人のファッショニスタのスナップをピックアップしました。肌の透け感がフェミニンかつ軽快な雰囲気を印象づけるので、秋のおしゃれをワンランク上の表情に仕上げてみてはいかがでしょうか。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀