LVMH メティエ ダール|パリのショールームにて特別展『Ambient Weaving』を開催

LVMH メティエ ダールによる特別展『Ambient Weaving』の会場内
LVMH メティエ ダール 特別展『Ambient Weaving』の会場内。

ものづくり産業の成長と活性化を掲げ2015年に設立された「LVMH メティエ ダール」による特別展『Ambient Weaving』が、パリのショールーム「La Main (The Hand)」にて始まりました。

LVMH メティエ ダール 特別展『Ambient Weaving』の会場内。

本展は、2023年に締結した京都の西陣織を代表する老舗「HOSOO」とのパートナーシップを主軸としたもの。伝統的なクラフツマンシップの革新と、さらなる発展を目指すLVMH メティエ ダールの取り組みを体現するエキシビジョンです。

タイトルに冠された“Ambient Weaving”とは、HOSOOが、東京大学筧康明研究室とZOZO NEXTとともに取り組む、伝統工芸と先端テクノロジーを組み合わせた新たなテキスタイルの開発過程で創出されたコンセプトであり、その中で生み出された「環境情報を表現する織物」や「環境そのものが織り込まれた織物」を指すもの。

LVMH メティエ ダールによる特別展『Ambient Weaving』で公開されるテキスタイル
展覧会で披露されているテキスタイル。

本展では、そのさらなる発展として「環境を形づくる織物」の可能性を模索。色や光などの環境的ニュアンスと共鳴する新たなテキスタイルのビジョンが打ち出されています。

LVMH メティエ ダールによる特別展『Ambient Weaving』で公開される茶室
茶室「織庵」。

会場となる「La Main (The Hand)」の3階では、現代的な茶室「織庵」も披露されるそう。茶室を囲む織物には、西陣織の伝統的な織りの技法である「紗」の技術を応用した、日本古来の「障子」のような独特の透け感のあるテキスタイルを使用。

空間を囲うことで人々が寄り合う場を形成していた茶室のルーツに立ち返り、現代建築における文脈が再解釈されています。

 

さらに地下1階フロアでは、国内外のラグジュアリーマーケットからも賞賛されるHOSOOのテキスタイル コレクションも展示。京都の職人の手によってつくられた絹糸や和紙・銀など特別な素材を用いてデザイン、開発された洗練のテキスタイルは、多くの来場者を魅了するはずです。


日本が世界に誇る西陣織のさらなる未来、発展への期待が高まる今回の特別展『Ambient Weaving』。LVMHメティエ ダールが掲げるテーマ、イノベーションと伝統の継承、高品質かつ持続可能な製品づくりへの取り組みに、今後も注目です!

【詳細情報】

LVMH メティエ ダール 特別展「Ambient Weaving」
会期:202410月11日(金)まで
※茶室「織庵」の展示は10月8日(火)〜11日(金)
人数制限がございますので、会場にてご確認ください。
会場:LVMH メティエ ダール ショールーム「La Main (The Hand)」
開館時間:11:00〜17:00
入場料:無料
住所:69 Rue Réaumur, Paris 75002

問い合わせ先

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン

この記事の執筆者
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