シルヴィア王妃をはじめ、元モデルのソフィア妃など、美女揃いのスウェーデン王室。なかでも現国王カール16世グスタフと、シルヴィア王妃の末娘である「マデレーン王女」は高身長とスタイリッシュな着こなしで注目される存在です。2013年に米国人男性と結婚し、翌年に第一子をニューヨークで出産。その後はロンドンに移住しさらにフロリダへ。そして2024年8月、10年近く続いた外国暮らしに終止符を打ち、生活拠点を母国のストックホルムに移したばかりです。インターナショナルなセンスの持ち主である42歳の最新スタイルをスナップで紐解いていきましょう。

■1:白×カーキのドライな配色!ハンサムなアンサンブルの装い

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赤のネイルでフェミニンさをひと匙。

2024年9月25日、ニューヨークで開催された国連のイベントに出席したのち、マディソン・アヴェニューを歩く姿をキャッチ。ロングジャケットとスティックパンツのアンサンブルを着用しています。街歩きではジャケットを手に持って軽快に。旬色カーキとクリーンな白の組み合わせが端正な美しさを引き立てます。インナーのニット、「フェンディ」のバッグと「プラダ」のスリングバックも白で統一して、色数を抑えたスタイリングがロイヤルらしい。オンタイム参考として真似したくなるコーディネートですね!

■2:シアー素材がロマンティック!華やかなミニワンピースコーデ

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母のシルヴィア王妃と。

同日夜、パークアベニューで開催された世界児童財団を支援するイベントに出席。昼間と全く異なる、ロマンティックな装いを披露していました。シアーなペールブルーに濃淡の花が刺繍されたミニ丈のワンピースは「アーデム」のもの。特徴でる黒レースのネック&デコルテが、ガーリーなムードを大人仕様に引き締めています。「ボッテガヴェネタ」のクラッチバッグと、「アクアズーラ」の踵(かかと)にリボンがついたロイヤル御用達のパンプスをコーディネート。耳元の大きなバロックパールがモダンさを添えています。

■3:モードなツイードジャケットと存在感あるパールでツイストの効いたオケージョンコーデに

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夫のクリストファー・オニールさんとカラーを揃えた着こなしで登場。

2024年9月10日、スウェーデンのストックホルムでスウェーデン議会の秋季会期の開会に関連した式典に出席。フォーマルなイベントにぴったりなネイビーのスタイリングですが、おしゃれ上級者らしい、エッジーなディテールを効かせています。コンパクトなツイードジャケットはストレートなショルダーラインが印象的。また、耳元には視線を奪う大きさの違うふたつのパールが連なったモードなイヤリングをセレクト。色、素材ともにコンサバの枠のなかから選んでいるものの、大胆なデザインで装いの洒落感をグッと高めています。ボトムはフレアスカートと「ディオール」のリボン付きパンプスを合わせてエレガントに仕上げています。


スウェーデン王室「マデレーン王女」の最新スタイルをご覧いただきました。ロイヤルらしいエレガンスが漂いながらも、親しみやすさも感じるリアルコーデは、国際的なライフスタイルが影響しているのかもしれません。ぜひ、フォーマルシーンの装いの参考にしてみてください。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子