秋らしさとエレガントなムードを兼ね備えた素材がベロアです。光沢感が絵になるモードスタイルをつくり上げるので、注目してみましょう。

■1:ガラ・ゴンザレスは…艶を放つフラワープリントは黒デニムでこなれムードを演出

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バッグのみに赤を取り入れて、華やぎ力をアップ。

ブロガーかつ自身のブランドも運営するガラ・ゴンザレス。2024年2月末、パリで見かけられた日は、フラワープリントのジャケットと黒インナーが一体化した個性派トップスに、ブラックデニムを愛用していました。ややレトロさが漂う小花のプリントですが、ベロアの黒が組み合わされることでモードな仕上がりに。しかもボトムが細身のブラックデニムで引き締まって見せているので、シャープさも抜群です。ベロアの光沢とウォッシュ感のあるデニムが今っぽいこなれたムードをもたらすので、ぜひトライしてください。

■2:ケイト・ブランシェットは…黒&セットアップで取り入れて大人が理想とするドレスアップに

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オープントウのヒールパンプスを愛用中。つま先が見えることで抜け感が出ています。

こちらは女優、ケイト・ブランシェットが2024年8月末にヴェニスでキャッチされたときの着こなしです。たっぷりとボリュームある袖がポイントのトップスとパンツを黒で統一していました。トップスのパフスリーブ部分とパンツに同素材のベロアが使われていて、光沢を放っているので黒でも華やかな印象に仕上がっています。見ごろ部分には異素材がミックスされ、そこがかえって際立ってスマート効果にも。袖口と裾にシルバーのトリミングがあしらわられていることも、リッチな佇まいをつくり上げるポイントなのも見逃せません。

■3:ナタリア・カサトキナは…全身スパンコールの装いに黒のベロアで品のよさを加味して

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足元は厚底のシューズを投入して、確実にスタイルアップ効果を狙っています。

デンマーク、コペンハーゲンでモデル、ナタリア・カサトキナがスナップされていました。オールインワンなのか、トップスとパンツが別々かはよくわかりませんが、生地にびっしりシルバーのスパンコールがあしらわれた大胆なインの着こなしの上に、ベロア素材のジャケットを羽織っていました。ジャケットは胸元が深く開いて、ウエストがシェイプされているデザインで、フェミニンかつモード感も十分です。スパンコールの派手さに負けず、でもしっかり落ち着いた表情にシフトさせるベロアがバランスよくまとまっています。黒とシルバーでコントラストをつけた艶やか配色にも注目です。


ベロア素材のトップスを愛用した3人のファッショニスタをピックアップしました。畏まったフォーマルでなく、今っぽいモードなデイリースタイルにぴったりなので、ぜひ着こなしてみてください。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀