進化するエフォートレスなラグジュアリーデニムの魅力

19世紀半ば、ゴールドラッシュに沸くアメリカで作業着として広まった厚手キャンバスのパンツがインディゴ(藍)染めのデニム生地と出合い、現在のブルージーンズが誕生しました。20世紀には、幾度もの流行を経て
カウンターカルチャーの象徴となったジーンズ。

誕生から2世紀近くの時を超え、施工技術も進化し、地球環境に配慮したデニムが次々に登場。ジーンズに限らずエフォートレスなデニムウエアは、ハイエンドのリアル・ラグジュアリーに欠かせない素材へと格上げされたのです。

インディゴブルーの美しさや、体になじむ風合い、色落ちによるヴィンテージ感も贅沢で、なにより文化的なストーリーをもつ奥深さも魅力。モード最前線へと躍り出た端正なデニムはこれからもおしゃれ心を刺激するのです。

【Denim Boots】

エンポリオ アルマーニのデニムブーツ
靴¥132,000(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉)

装いに抜け感が生まれるデニムシューズ。カジュアル素材だけにシャープな美しさを心がけたい。ポインテッドトウに、構築的なフォルムのウェッジヒールのブーティは、パンツでもスカートでも、足元に魅せ場をつくってくれる。


【Denim Bag】

「ロジェ・ヴィヴィエ」と「ジバンシィ」のデニムバッグ
バッグ 左から/ドレープを寄せたデニムのふっくらと柔らかな表情が優美。『ヴィヴショック』[縦12.5×横24×マチ6cm]¥512,600(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、ホーボータイプのくたっとしたフォルムの魅力をデニムが後押し。『ヴォワイユー』[縦27×横40×マチ6.5cm]¥374,000(ジバンシィ ジャパン) 

アイコニックなバッグをデニムで取り入れると、時代の気分がアップ。特に黒やベージュなどのワントーンの装いに、趣のあるブルーがこなれた表情を醸し出し、個性的ながら出番が増える。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
JUN YASUI(eight peace) 
STYLIST :
大西真理子
EDIT&WRITING :
藤田由美、安村 徹(Precious)
撮影協力 :
BACKGROUNDS FACTORY