秋に抜け毛が多くなるのは、「過酷な夏のツケ」と言われています。エアコン冷えによる血行不良や食欲不振による栄養不足、紫外線による頭皮のダメージといった要因が、毛周期と共に秋になって現れます。ビューティPRコンサルタントの松本晶子さんは、「抜け毛の量にハッとしたら、すぐに頭皮ケアを始めましょう! ケアを続けると、ふんわりとまとまりのいい髪になれます」と話します。具体的にどのようなケアを実践されているか、教えていただきました。
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大人の髪は“落とす”と“与える”をセットに考えたケアを
「年齢とともに髪が細くなったり、うねりが出たり、トップが潰れやすくなりと扱いにくくなりしますよね。ブローをがんばってもなかなかヘアスタイルが決まらず、髪を短くしてしまおうかと思ったりも。でも、根本から改善しないことにはいつまでも悩みが晴れないと気づき、2年ほど前から頭皮ケアに注力するようになりました。
頭皮ケアは、エッセンスなど“与えるケア”のイメージが強いかと思います。でも、代謝が鈍ってくる年齢ですので、“落とすケア”から見直しが必要だと考えます。不要な汚れをきちんと落とすことで、次の“与えるケア”の効果が発揮され、美髪を育むケアができます。
“落とすケア”は、毎日使うシャンプーの見直しも大事ですが、週に2~3回、ディープクレンジングを取り入れるのがおすすめ。頭皮の毛穴詰まりは髪のうねりやまとまりのなさの要因のひとつで、毛根に溜まった汚れをオフすることで、まとまりのいい髪になります。また、ディープクレンジングをしたあとにシャンプーをすると、いつものシャンプーの泡立ちが格段に豊かになるので、ケアが楽しく感じると思います。
“与えるケア”は、スーッと清涼感のある刺激で血行を促すイメージをもたれている方もまだまだ多いように感じますが、近年は薄毛で悩む女性に向けたアイテムが充実しています。パッケージもおしゃれでインテリアを損なわない製品も多くありますので、まずはパケ買いからスタートしてもよいかと! 朝と夜の1日2回ケアをしたほうが手応えを感じやすいので、私は使用感で使い分けています。
コツコツとケアを続けたおかげで、ブローをがんばらなくてもまとまりがよくなり、髪がしっかりとしてトップのボリュームがキープできるようになりました。ひと手間ありますが所用時間は数分。扱いやすい髪を求める人は、ぜひすぐにケアを始めてください」と、松本さん。そこで、松本さんがいま愛用されている頭皮ケアアイテムを教えていただきました。
「泡が潰れず洗いやすい“2STEP SHAMPOO”で頭皮も髪も元気に」(松本さん)
「“GINZUBA”は、『ヘアサロン帰りの仕上がりを再現する』をコンセプトにしていて、本格的なホームケアができる注目のブランド。3ステップのトリートメントがとてもよかったので、2ステップシャンプーも取り入れ始めました。
左のヘアクレンジングは、もっちりとした濃密泡が出てくる泡立て不要なタイプ。ケアしている間に泡が潰れることなく頭皮に密着して、毛穴の汚れをリセットしてくれます。そのあとに使うシャンプーは、少量でも泡立ちがとてもよく、濃密な泡で気持ち良く洗えるところがお気に入り。キューティクルを整えながら髪を補修してくれます。洗い上がりは頭皮も髪も潤いを感じられ、指通りがスムーズになります」(松本さん)。
「エッセンスは使用感の軽さで朝と夜に使い分けています」(松本さん)
「頭皮ケアを始めてから、いろいろなスカルプエッセンスを試してきました。なかでもお気に入りが、こちらの2本。“オージュア”は、分け目やつむじの目立ちが気になる方に向けたアイテムだけあって、紫外線の影響も受けやすい分け目のケアに最適。軽い使用感なので、朝のスタイリング前に使っています。“アヴェダ”は、植物科学研究の結集と謳っているだけあり、使うごとに根元からコシが出るのを感じられます。自然由来のアロマブレンドはリラックスできるので、夜のケアに愛用しています」(松本さん)。
松本さんにスカルプケアのコツを伺うと、「髪の生え際や分け目、つむじは、髪の重みでつっぱりやすくなるので、頭皮をほぐすようにマッサージしながらケアしてください」と教えてくださいました。頭皮もやわらかさが大事なので、リラックスした気持ちでケアを取り入れてみてください。
※掲載している商品の価格は、すべて税込みです。また商品はすべて本人の私物です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 越後有希子