心地良さ、ぬくもりで包み込んでくれるようなゆるニット。スカートを合わせると、メリハリが不足したりもたついてしまったりと、野暮ったくなってしまうことがありますよね。そんな問題を解消して、着映えを実現していた海外ファッショニスタたちのコーディネートテクニックを解説!

■1:カーラ・サンタナは…黒×チャコールグレーのシックな配色と辛口ブーツでスタイリッシュに

全体にゆとりを持たせることであえて脱力させ、こなれ感を醸して。
全体にゆとりを持たせることであえて脱力させ、こなれ感を醸して。

2024年9月10日、NYファッションウィーク開催中のストリートでスナップされた、俳優のカーラ・サンタナ。ゆったりシルエットで着回しやすそうな、黒のハイネックニットプルオーバーを着用していました。トップスの形に馴染むように、スカートは緩やかなAラインシルエットをセレクト。ボディラインをカバーした着こなしながら、黒とチャコールグレーのシックな色合わせならけっしてルーズになりません。そこに筒幅に程よいゆとりがあるロングブーツを投入すれば、重厚感がプラスされてスタイリッシュな印象に着地します。

■2:カンデラ・ペリッツァは…タイトスカートにニットをインしてバランスアップ

スカートのフロントスリットがシャープなキレを加えてくれます。
スカートのフロントスリットがシャープなキレを加えてくれます。

2024年9月30日、デジタルクリエイターのカンデラ・ペリッツァをパリ ファッションウィーク中にキャッチ。ゆったりシルエットが心地よいタートルニットは、モカブラウンを選ぶことでぬくもりを灯して。タイト×ビターブラウンというスマートなスカートにニットの裾をインすれば、楽々バランスアップが実現。スカートの型押しエコレザー素材があるからこそ、ほっこりしがちな暖色ゆるニットも都会的に整っています。足元でもブラウンをリピートしたら、手元にはベージュのバッグを迎え色の調和を取って。

■3:ジェニー・ツァンは…シルエットはゆるっと。色で引き締め効果を獲得!

端正な黒をずるっとしたオーバーなシルエットで着こなすと新鮮な表情に。
端正な黒をずるっとしたオーバーなシルエットで着こなすと新鮮な表情に。

2024年9月19日、ミラノ ファッションウィークを訪れたインフルエンサーのジェニー・ツァン。ロング丈なオーバーサイズのオフショルダーニットトップスに、マットな光沢感を放つフレアスカートを合わせてフェミニンさをアピール。全体にゆるっとしたシルエットながら、黒一択にすればきりっと引き締まり大人らしい格好良さを両立できます。リブニットとツヤのあるスカート、小物で立体感を意識すれば、ワンカラーでものっぺりしません。


ファッションウィークの最新ストリートスナップから「ゆるニット×スカート」のコーディネート実例を3選お届けしました。ほっこりしたりルーズになるのを防止すれば、スタイリッシュさを演出できます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香