ベージュ系カラー、アイボリー、ホワイトの柔和なカラーでコーディネートしていた3名のお洒落賢者たち。共通していたのは、すっと先の尖ったポインテッドトゥシューズを合わせていたことです。足元をシャープに整えると、ニュアンスカラーコーディネートがキレよく仕上がり都会的な印象に。

■1:ジャスミン・トゥークスは…色味を変えた白の上下に優雅なグレージュコートを重ねる

センタープレス入りのストレートパンツとロングコートでニュアンス配色をすっきり見せて。
センタープレス入りのストレートパンツとロングコートでニュアンス配色をすっきり見せて。

2024年10月16日、NYの街中でキャッチされたモデルのジャスミン・トゥークス。好印象なぱりっとした白シャツに、色味をわずかに変えたスラックスを合わせて清潔感をアピール。そこにクラシカルな趣が漂うジャストシルエットのコートを重ね、きちんと感を上乗せ。明るいグレージュカラーなら、ベージュの柔らかさ、グレーのスタイリッシュさ両方を手に入れることができます。バッグはパンツと同じカラーを選び、一体感を持たせて。仕上げに黒のポインテッドトゥパンプスで足元を引き締め、ほんのりと辛口ムードを演出しました。

■2:レオ・エバーリンは…袖をブラウジングして立体的に! アニマル柄パンプスでぴりっと引き締め

コートの袖元からインナーを覗かせるさりげないテクニックで小気味よく。
コートの袖元からインナーを覗かせるさりげないテクニックで小気味よく。

2024年10月3日、ジュエリーブランド「LEO MATHILD JEWELRY」「LM STUDIO」を手掛けるレオ・エバーリンをベルリンでスナップ。首元、袖、裾がリブ切り替えになった真っ白ニットトップスに、アイボリーのプレーンなスリットパンツを合わせてニュアンスカラーコーディネートをメイク。白やアイボリーと相性が良いベージュトレンチコートで優しいコントラストを授ければ、けっしてぼんやりしません。さらに袖をブラウジングすることで立体的なシルエットを形成。引き締め役を担うスパイシーなレオパード柄ポインテッドトゥパンプスは、あたたかみのあるブラウンを選んで色の調和を取りました。

■3:シラ・ペヴィダは…ごく淡いベージュをメインにしたワントーンコーデであか抜ける

意志を感じる深みのあるブラウンレッドのルージュで、ニュアンスカラースタイルをシックに味付け。
意志を感じる深みのあるブラウンレッドのルージュで、ニュアンスカラースタイルをシックに味付け。

2024年9月28日、パリ ファッションウィークにてインフルエンサーのシラ・ペヴィダをキャッチ。あえて色味に変化をつけない、ニュアンスカラーのワントーンコーディネートならエフォートレスなムードが漂って洒落感が倍増。首元を覆うデザインが新鮮なベルテッドコートに、色を統一したワイドパンツを合わせセットアップ風スタイルへ。コートの首元、袖元からインナーの白ニットをちらりと覗かせ、奥行きをプラスすると絵になります。小物もアイボリーやホワイトといった曖昧カラーでまとめつつ、ポインテッドトゥパンプスや型押しバッグという辛口アイテムでスタイリッシュさを両立しました。


秋冬に映える「ニュアンスカラー」の最新コーディネート術をお届けしました。ただ柔らかなだけではない、スタイリッシュさを程よくミックスしたテクニックは必見です。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香