汎用性の高いベージュコート。ベーシックカラーのアイテムを掛け合わせた着こなしや、王道カジュアルなデニムパンツを合わせた実例をピックアップ。シンプルプレーンなアイテムを重ねているのにあか抜けて見える、その理由を紐解きます。

■1:アンナ・ウェインは…白パンツを合わせて軽快に。引き締め役はブラウンが今っぽい!

今季トレンドのビターブラウンをバランスよく散らし、小気味よく誘導。
今季トレンドのビターブラウンをバランスよく散らし、小気味よく誘導。

2024年9月下旬、パリ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチされたブロガーのアンナ・ウェイン。万能なベージュウールコートは、大きめの襟、ゆとりのあるショルダーとアームホールのディテールでモダンさを獲得。ベージュと好相性な白のパンツを合わせ、ロングコートスタイルに軽快さを授けました。ニュアンス配色の引き締めを担うのは、ブラウンのニットプルオーバーとバッグです。定番の黒よりもソフトな印象になり、ベージュのしなやかさをアシストすることに成功。

■2・アンナ・ウィンターは…カジュアルコンビは形にこだわり上品ベージュコートにマッチさせて

ヘアバンドとオーバルサングラスを組み合わせたことで、顔周りの洒落感もクリア。
ヘアバンドとオーバルサングラスを組み合わせたことで、顔周りの洒落感もクリア。

デジタルクリエイターのアンナ・ウィンターをベルリンの街中でスナップ。端正なベージュチェスターコートにこなれ感を授けるために、白ニットプルオーバーとブルーデニムパンツのカジュアルコンビを活用。ルーズにならないすっきりシルエットを選ぶと、きれいめコートとの調和を取ることができます。定番アイテムを重ねた着こなしがあか抜けて見える理由は、小物テクニックにあり。クロスストラップのパンプスとイントレチャートバッグの黒小物で心地よいリズムを、白のヘアバンドでアクティブさを足してフィニッシュ。

■3:マリー・ダンカーは…肌見せ面積を整えれば好バランス! 大人の冬のミニワンピスタイル

白バッグのチェーンショルダーをラフに垂らして、コーディネートに動きをつけて。
白バッグのチェーンショルダーをラフに垂らして、コーディネートに動きをつけて。

ハンブルクでスナップされた、インフルエンサーのマリー・ダンカー。黒のミニニットワンピースを取り入れたら、ロングブーツで脚の露出面積を調整しつつ、ロングコートを重ねることでレッグラインをカバーしてバランスアップを実現。スリムな形のブーツと落ち感のあるコートを選んだことで、Iラインが強調されています。黒とベージュの配色もシックなムードに貢献。仕上げにヘアをすっきりとまとめ、スタイリッシュさを加速させて。


「ベージュコート」が今っぽくこなれて見えるコーディネート方法を3選でお届けしました。万能だからこそアレンジしがいのあるコートを使って、冬のお洒落を楽しんでみてくださいね。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香