チェスター、ダッフル、シアリングと、異なるデザインの黒コートをうまく着こなしていたケイティ・ホームズ。黒をメインにしていてものっぺりさせず、さらに冬に欲しい温感もクリア… そんなコーディネートのハウツーをお届けします。

■1:端正な黒の装いに外しテクニックを加えれば歩く姿が絵になる

グレー、ネイビー、黒を重ねた知的な着こなしに、ライトベージュと白の小物を差して。
グレー、ネイビー、黒を重ねた知的な着こなしに、ライトベージュと白の小物を差して。

2024年11月19日、テイストミックスな装いで、出演するブロードウェイ劇『Our Town(原題)』のマチネに向かうケイティ。端正な黒のチェスターコートにマッチさせるように、ボトムはシンプルな黒スラックスをチョイス。プレーンな白スニーカーを迎えたことで、黒をメインにしていても軽やかな印象です。コートのインには、グレーのカットソーとネイビーのケーブルニットをレイヤードし、気張らないムードをアピール。さらに刺繍がアクセントのキャップをさらっと加え、小気味よく誘導。手元には愛用しているトルコ発のブランド「マニュ アトリエ」のバッグを迎え、しなやかさをミックスしました。

■2:親しみやすくぬくもりを感じる、黒エコファーコートの心地よさに包まれて

黒をメインにしたら、間に白を挟み、さらに明るいベージュのバッグを合わせてトーンアップ。
黒をメインにしたら、間に白を挟み、さらに明るいベージュのバッグを合わせてトーンアップ。

2024年12月1日、黄色の絨毯が美しいNYの街中を歩くケイティをキャッチ。この日はイタリアのファッションブランド「フォルテ フォルテ」のエコファーコートを着用していました。きりっと引き締まった印象の黒コートも、ボア×ダッフルなら抜け感が宿り、さらにぬくもりを感じさせることができます。インには黒のタートルニットと落ち感のあるクリームホワイトのワンピースをレイヤード。コートの裾から白が覗き、優雅さが高まっています。この日も「マニュ アトリエ」のバッグを迎え、上品さを上乗せしていました。

■3:グラマラスなコートにさりげないチェック柄のパンツを合わせ洒落感を後押し

コートにボリュームがあるので、ヘアはまとめると好バランス。
コートにボリュームがあるので、ヘアはまとめると好バランス。

2024年12月4日には、NYを拠点にするブランド「KUZYK」のシアリングコートを着用。ひとめでぬくもりを感じるたっぷりファーのコートは、トリムが施されたビッグポケットも好アクセント。パンツとブーツもコートと同じ色で繋ぎながらも、控えめなチェック柄が施されたパンツを選ぶことでさりげないお洒落心を加味。素材、柄にこだわれば、ブラックの装いもぬくぬくとあたたかそうな印象にまとまります。


ケイティ・ホームズの最新スナップから「黒コート」のコーディネート術をお届けしました。シックな印象のコートに程よい抜け感を授けると、こなれた印象が漂います。さらに素材や柄にこだわるとぬくもりを感じさせることにも成功。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香