ソフィア・ガイスが大人ならではのカジュアルを叶えるために実践したルールは、ベーシックカラーで構成すること。色で上品さを演出すれば、決してラフに傾きすぎません。

■1:質感の異なる黒アイテムをミックスして立体感を獲得

チャンキーソールのブーツとニットキャップを合わせると縦のラインが長くなり、スタイルアップできます。
チャンキーソールのブーツとニットキャップを合わせると縦のラインが長くなり、スタイルアップできます。

クラシカルなベージュトレンチコートをシックに着こなすために、ほかのアイテムはすべて黒で統一。フワフワとしたニットキャップ、編み込みショルダーバッグ、レザーブーツのように、質感や表情が異なるアイテムを融合させるとツーカラーコーディネートでも表情豊かです。パンツはゆったりとしたワイドシルエットを選び、抜け感のあるニットキャップに馴染ませました。

■2:お目立ちファーはショート丈で気負いなく! デニムパンツでカジュアルダウン

ファーアウターとワイドパンツの組み合わせなので、ヘアはまとめてすっきり見せ。
ファーアウターとワイドパンツの組み合わせなので、ヘアはまとめてすっきり見せ。

温感を演出したいけれど、着るにはちょっぴり気恥ずかしい… そんなファーアウターも、ソフィアが選んだようなタイプなら気負いなく取り入れることができます。「The Frankie Shop(フランキー ショップ)」のエコファーブルゾンは、ショート丈で主張が強すぎず、さらに黒なので引き締まった印象を獲得できます。カジュアルダウンを叶えるワイドデニムパンツは、裾を広めに折り返してさりげないアクセントに。ジャケットの光沢感と共鳴する黒のツヤ小物を足し、調和の取れた着こなしを完成させました。

■3:端正なコートにリラックスアイテムを合わせて軽やかに

上下に明るい色を効かせると黒ロングコートも重く見えません。
上下に明るい色を効かせると黒ロングコートも重く見えません。

パワーショルダーやマキシ丈がモダンな黒コートに、あえて真逆な印象のスウェットパンツやムートンブーツ、キャップをプラス。端正なコートを脱力させると、新鮮さを呼び込むことができます。トップスとバッグ、コートを黒でまとめたら、白、トップグレー、ベージュをミックスしてメリハリを感じさせて。バッグは抱えて持つと、今っぽいこなれ感をアピールできます。


ソフィア・ガイスの最新スナップから、この冬参考にしたい「大人カジュアル」な着こなしをお届けしました。上品なベーシックカラーを使えば、けっしてラフになりすぎず、スタイリッシュさをキープできます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香