「厚手のあったかニットには、あえて軽やかなスカートを」
〇〇〇なのに、×××なコーディネート…いうなれば
意外性のある着こなしに、なぜか心惹かれます
たとえば武骨なカウチンニットを着るときも、
あえてやわらかな素材のボトムを合わせてみたりと、
相反するテイストを組み合わせると、
とたんにおしゃれに見える…そんな気がするのです。
編み柄や編み地に表情のあるバルキーなニットは、
本格的なコートを着る前に楽しめる、
この季節ならではのアイテム。なかでも
暖かさ満点のカウチンニットを主役にした日、
あえて少し頼りない素材のスカートを合わせたいな…
と思いました。アンティークレースを使ったものなど
探してみようかとも思ったのですが、
うってつけのものをもっていたことを思い出し、
ゴソゴソと引っぱり出してきたのが、
この白のコットンのギャザースカートでした。
30ン年前、大学時代に着ていたものですが、
洗ってもすぐに乾くため、バックパックで出かけた
夏の旅行に活躍したことも懐かしく思い出しました。
好きなものは根っこの部分では変わらないようで、
20代だったあの頃から50代になった今でも、
「なんだか好きだな」という同じ感覚で
着られることに不思議な喜びを覚えました。
「これから長く大切にしたいと思う、リングをオーダーで」
変わらないおしゃれの原点を振り返ると同時に、
これから大切にしていくものについて
考えることも多い、今日この頃。そんなときに
出合ったのが、シグネットリングのオーダーでした。
子どもの頃、ヨーロッパの映画で見かけた
手紙にリングで封蝋を施すシーンに
わけもなく憧れて、以来、シグネットリングを
いつか手にしたいと思ってきました。そこで
ESCAPERS ANOTHER WORLDで催された
“hum”のオーダー会に伺ったのでした。
アルファベットを決めてデザインをして頂き、
フレームや文字の素材や仕上げを選び、
世界にひとつだけのリングをつくりあげる工程は
自分らしさを見つめ直すひとときでもありました。
これからずっと、できれば毎日、身につけたい
お守りのようなリングに…と考えていたので、
ジュエリーやバッグの金具等の色を選ばないよう
シルバーとイエローゴールドの組み合わせに。
小柄なわりには、時計やジュエリーは
華奢でかわいらしいものが似合わないので、
サイズはラージ、少しマニッシュな仕上がりを
意識して組み合わせていきました。
このリングができあがって思い出したのが、
30年ほど前にパリで買った、シルバーの時計。
合わせてみたら、息もぴったり合いました。
変わらない自分らしさとはなんだろう? と
改めて問いかけることで、これから大切にしたいと
思えるものが見えてくる気がしています。
(写真/エディターF&J 文/エディターJ)
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