濃厚で、うっとりするような香りで「魅惑的な大人の香り」という印象のある「ローズ」。 “香りの女王”と呼ばれていることから、女性らしさが際立つイメージもあり、フリーランスPRの渡邉明子さんは、「自分のキャラクターとはマッチしない」と思っていたそう。ところが最近、「ローズの香りを纏うようになった」と言います。なぜなのでしょうか。その理由と、お気に入りのローズの香りを教えていただきました。
香りを解釈すると自分にフィットするローズが見つかる
「これまで、肌に纏うならジャスミン、部屋に香らせるならローズを選んできました。ローズの香りは大好きなのですが、肌に纏わなかった理由は、女性的すぎて自分のキャラクターとマッチしないと思っていたから。なんだか気恥ずかしいと感じていたのです。なので、ローズはルームフレグランスで楽しんでいました。
ところが、最近、ローズを纏うようになりました。きっかけは、『ルイ・ヴィトン』の“ローズ・デ・ヴァン”との出合いです。これまでローズにもっていた甘さや重さなどのイメージが覆され、“自分にもフィットするローズがあるんだ!”と気付かされ、以降、さまざまなローズを楽しむようになりました。フレグランスにはストーリーがあり、それを解釈して纏うと、自分の香りになっていくような気がしています」(渡邉さん)。
そこで、渡邉さんがお気に入りのローズフレグランスをご紹介いただきました。
「こんなにもみずみずしく軽やかなローズがあるなんて感動しました」(渡邉さん)
「摘みたてのみずみずしいローズを味わえる香り。初めて試したとき、“ローズなのに重さがないし、甘すぎず、こんなフレッシュに香らせられることもできるんだ”と感動しました。『ルイ・ヴィトン』が“まるで呼吸しているかのように、風に揺らめくバラたち”と表現している通り、爽やかさのある香りです。
実はこの香りを纏っていたときに、外国人の男性からどこの香りかと聞かれたことがあるんです。ナンパかしら? と思ったのですが、純粋に商品名を知りたかったようで、お伝えしたら感謝されました。知らない方から聞かれるほど魅力的な香りだと再認識した、というエピソードです(笑)」。
「ハッとさせられるほど異なる表情をもつ2種類のローズ」(渡邉さん)
「アートから香りのインスピレーションを得ている『ゲラン』のラール エ ラ マティエールコレクションには、ローズの香りがふたつあります。比較すると、こんなにもローズは幅が広いと驚くほど、まったく異なる表情を見せてくれます。
左の『ローズ シェリー』は、エディット・ピアフの“バラ色の人生”を香りで解釈したもの。ブルガリアとトルコのローズウォーターやローズエッセンスに、ダーマシーナローズ、センティフォリアローズのアブソリュートと、ローズがこれでもかというほど重なってきて幸せな気分になれます。まさに、バラ色の人生を味わえるローズの重なりが素晴らしいです。気分を上げたいとき、楽しい予定の日に必ず纏いたくなる華やかな香りです。
右の『ローズ バルバル』は、オペラの“カルメン”がインスピレーション。ターキッシュローズが使われていて、棘のあるバラを感じます。まさに危険な女性像をイメージ。でも、メタリックなアルデヒドが加わっているので、いまっぽいローズになっています。これまでのローズと差をつけたい方に、ぜひ試していただきたいです」(渡邉さん)。
表現の幅が広いローズは、選ぶものによって印象をガラリと変えられるのですね。渡邉さんのようにイメージにとらわれず、今年は新たな香りに出合ってみてください。
※掲載している商品の価格は、すべて税込みです。また商品はすべて本人の私物です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部