2024年3月にがんの治療を受けていることを公表した英国王室のキャサリン皇太子妃。9月9日は、化学療法を終えたことを明らかにし、その後、徐々に公務復帰を進めています。以前と変わらない美しさはもちろんのこと、現代的でありながらエレガントなファッションセンスも健在。2024年12月のカタール首長夫妻国賓訪問のほか、スタイリッシュな43歳が纏った今シーズンのトレンドカラー「バーガンディ」の装いを紐解いていきましょう。

■1:国旗カラーにも配慮。ノーブルなバーガンディワントーン

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ブーツとバッグ、グローブもバーガンディをセレクト。

2024年12月3日、ロンドンのホース・ガーズ・パレードで開催されたカタール首長の歓迎式典に出席。サラ・バートンによるアレクサンダー・マックイーンのコートはユニークなダブルネックラインが特徴で、まるでジレをレイヤードしているようなデザインです。ハットは「サハル・ミリネリー」のもの。ティアドロップなフォルムとビッグなリボンが装いをさらに華やかに演出しています。ひときわ視線を奪うのはエリザベス女王が1970年代より愛用していた「日本産パール4連チョーカー」。パールのドロップイヤリングと合わせ、国賓訪問の場にふさわしい品格を後押し。バーガンディとまろやかなホワイトが、ラグジュアリーなコントラストを描いています。

■2:ドットで上品に。フェミニンなボウタイワンピース

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小物はブラウンスエードで統一。

2024年10月10日、サウスポート・コミュニティ・センターを訪問。7月に発生した、子ども向けダンスクラブでの集団刺殺事件について緊急サービスのメンバーに話を聞きました。「ホイッスルズ」のバーガンディワンピースに、「アレキサンダー・マックイーン」のブラウンのコートを羽織っています。落ち着いた印象ながら旬色で洗練も漂う、バーガンディとチョコレートブラウンの組み合わせ。ボウタイやドット柄が程よい華やかさを添えています。

■3:至高の品を授ける!タイムレスにエレガントなバーガンディ

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ハットは1と同じ。

2023年9月8日、セントデイヴィッズ大聖堂でエリザベス女王2世の一周忌礼拝に出席。女王は2022年同日、スコットランドのバルモラル城で死去し、英国君主としては最長となる70年にわたる治世に終止符を打ちました。そんなおごそかな場にもバーガンディがフィット。華もありながら静謐さのあるカラーが女王への敬意を感じさせます。コートドレスは「エポニーヌ ロンドン」のもの。ラップフロントとウエストのボタンが特徴です。


英国・キャサリン皇太子妃が魅せたバーガンディスタイルをご覧いただきました。ダークトーンになりがちな冬の装いに上品な華やかさをプラスするカラー、ぜひ旬の今こそお楽しみください。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子