「交響曲(シンフォニー)」と「協奏曲(コンチェルト)」…どう違う?
明日、2月1日は『ケンハモ「メロディオン」の日』という記念日になっています。ケンハモとは「鍵盤ハーモニカ」のこと。「ピアニカ」「メロディオン」「メロディーピアノ」など、さまざまな商品名でも呼ばれる楽器です。義務教育の音楽の授業教材として使われますので、演奏した経験のある方が多いでしょう。本日は「このくらいは知っておきたい」という程度の「音楽用語」のクイズをお送りします。
【問題1】「五重奏」ってどう呼ぶの?
演奏者の人数によって、音楽を「ソロ(独奏)」「デュオ(二重奏)」「トリオ(三重奏)」「カルテット(四重奏)」と呼びますが、5人で奏でる「五重奏」は、外来語でなんと呼ぶでしょうか? 以下の選択肢の中から選んでください。
1:クインテット
2:セクステット
3:セプテット

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 1:クインテット です。

「ソロ」「デュオ」「トリオ」「カルテット」なども、みなラテン語の数え方に由来した呼び方です。ダミー選択肢は…「セクステット(六重奏)」「セプテッド(七重奏)」という意味です。大人の教養として「ソロ(独奏)」から「クインテット(五重奏)」くらいまでは覚えておきたいですね。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「協奏曲」ってどんな曲?
オーケストラで演奏する曲「交響曲(シンフォニー)」と「協奏曲(コンチェルト)」の違いについて、現代的な解釈として正しく書いてある選択肢を、以下から選んでください。
1:曲を構成する楽章の数が異なる
2:演奏する楽器の種類が異なる
3:片方には独奏楽器のパートがある

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 3:片方には独奏楽器のパートがある です。

「交響曲(シンフォニー)」は「オーケストラのための楽曲」で、「協奏曲(コンチェルト)」は「独奏楽器または独奏楽器群とオーケストラのための楽曲」を言います。「ピアノコンチェルト」「バイオリンコンチェルト」はありますが、「ピアノシンフォニー」「バイオリンシンフォニー」などは聞いたことがないですよね? クラシックコンサートの演目で、「協奏曲(コンチェルト)」が含まれている場合は、特定の楽器に、注目の奏者やスター奏者がいるようなケースかもしれません。
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本日は、2月1日『ケンハモ「メロディオン」の日』にちなんで、音楽に関する基礎的な用語をピックアップし、
・五重奏=クインテット
・交響曲(シンフォニー)と協奏曲(コンチェルト)の主な違い
の豆知識をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱