前ボタンがフロントに並んだスカートは、ふわっと広がるフレアシルエットによく似合います。トップスや足元とのバランスをチェックしてください。

■1:レイア・スフェズは…メリハリ配色で切れよく辛口フェミニンを生み出して

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細身かつ太めヒールの黒ブーツで引き締まった印象を高めています。

こちらはモデル兼インフルエンサーのレイア・スフェズが、パリで見かけられたときの着こなしです。ボーダートップスにレザーブルゾンを重ね、ベージュ系イエローのスカートを合わせていました。スカートのセンターにシルバーのボタンが並んで、辛口のアクセントになっています。それと同時に縦のIラインが際立って、スマート見えが実現。さらに黒とイエローがメリハリ配色になって、シャープさをアピールできています。

インのボーダートップスがシアー素材なのも軽やか十分、そしてコンパクトなレザーブルゾンにしたことも上半身を小さくまとめられて脚長シルエットに見せることができ、どちらも注目すべきアレンジです。

■2:ハート・エヴァンジェリスタは…白シャツを利用して定番のモノトーンモードを実現

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腕が出ているので、バングルを重ねづけて女性らしさを演出。

マニラでスナップされていたのはフィリピン出身の俳優兼インフルエンサー、ハート・エヴァンジェリスタ。白シャツにキルティングが施された黒スカートを投入していました。トップスがシンプルそのものだからこそ、スカートのディテールに注目が集まります。やや綿が入ってボリュームが出やすいキルティングでも、フロントボタンのデザインのおかげでIラインが目立ってすっきり。白と黒のモノトーンで、品のいいクールビューティーに仕上げていることも、リッチさの決め手に。

美スタイルを意識している厚底のストラップサンダルも、さすがの小物アレンジです。

■3:アビゲイル・スペンサーは…セットアップで取り入れてこなれたカジュアルを軽快に

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黒トップスが地味にならないよう、ネックレスをレイヤードしてセンスのよさをアピール。

俳優のアビゲイル・スペンサーは、2025年2月初旬にN.Y.でキャッチされていました。インナーに黒トップスを着こなし、細いうねのコーデュロイ素材のセットアップをコーディネート。カジュアルな素材ですが、センスのいいレンガ色&フレアシルエットかつ長めのスカート丈なので、大人っぽさを印象づけています。

セットアップのすべてのボタンは、ゴールド×ブラックの凝ったもので全身のアクセントに。ロング丈のフレアをのっぺりとフラットに見せず引き締まって見せてくれます。インの黒ともリンクして2カラーのバランスのいい着こなしが完成。


前ボタン付きスカートを愛用している3人のファッショニスタのスナップをピックアップしました。フェミニンさとともにスマート見えにもひと役買ってくれるアイテムなので、トライしてみましょう。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀