新しいお洒落を楽しみたいという気持ちを支えてくれる、シンプルでカジュアルなロンT。無難に留まったり、単調になるのを防止できるテクニックをナビゲート。

■1:ソフィア・ガイス…TシャツとロンTをレイヤードしてモノトーンスタイルを新鮮に

ビッグシルエットの着こなしなので、ヘアはタイトにまとめぼんやり見えるのを回避。
ビッグシルエットの着こなしなので、ヘアはタイトにまとめぼんやり見えるのを回避。

2025年4月22日、ベルリンの街中でスナップされたデジタルクリエイターのソフィア・ガイス。Tシャツ、デニムパンツの定番アイテムを、モノトーンで構成した装いです。安心感のあるアイテム、配色ですが、無難に留まってしまうのが懸念点。そこで彼女はTシャツのインにロンTを仕込むという簡単なテクニックで、凝った見た目へと導きました。白とライトグレーを上半身に持ってくることで、モノトーンの装いが重くなるのを防止。適度な緊張感を加えてくれる黒のレザー小物が好アクセントです。

■2:クリスティン・センテネラは…顔周りと手元からボーダー柄を覗かせリズミカルに

ドレスのように着こなしたコートから、ボーダー柄を覗かせ小粋な表情へ。
ドレスのように着こなしたコートから、ボーダー柄を覗かせ小粋な表情へ。

豪版『VOGUE』の編集長を務める、クリスティン・センテネラのパリ ファッションウィークでの着こなしをピックアップ。初夏らしい気候になりましたが、気温が下がるとまだ肌寒さを感じるこの時期には、クラシカルなベージュトレンチコートが役立ちます。爽やかな水色のボーダーロンTでコートのかしこまった印象をカジュアルダウンすると、こなれ感がアップ。コートの袖をブラウジングし、トップスの柄を手元からも覗かせるとリズムを感じさせることに成功します。さらにコートをウエストマークして、メリハリを倍増させました。

■3:ガブリエラ・ベルドゥゴは…ロマンティックなアイテムにも臆せずチャレンジできる

涼しげな素材と配色で季節感を演出。
涼しげな素材と配色で季節感を演出。

2025年4月25日、パリでスナップされたデジタルクリエイター、アートディレクターのガブリエラ・ベルドゥゴ。ドット柄やスカラップレースが軽やかでフェミニンなスカートに、アンティーク調のシアーレースパンプスを合わせロマンティックな気分に浸って。甘くなりすぎないよう、No.ロゴとストライプがアクティブなロンTを合わせ、デイリー仕様にシフト。ネイビーは白と共鳴してクリーンさを漂わせながら、引き締め役も担ってくれます。ネックレスやグラスチェーン、アンクレット、横長のロングハンドルバッグといった小物も洒落感に貢献。


海外のお洒落賢者たちのスナップから「ロンT」のコーディネート方法をお届けしました。レイヤードスタイルや、難しそうなアイテムにチャレンジするときも、ロンTでカジュアルダウンすればすんなりとまとまります。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香