■Queen of Naples 8908|月のリズムを優雅にまとう知的ラグジュアリーなムーンフェイズ

ナポレオンの妹でナポリ国王に嫁いだカロリーヌのオーダーから創作された「時計史上初の腕時計」をルーツにもつのが、この優雅なエッグシェイプのコレクション。なかでもムーンフェイズを搭載し、スモールセコンドを備えたこのモデルは、知的な品格とロマンティックな表情を醸し出す。
しなやかなゴールドと優美なエッグシェイプがエレガンスを呼び覚ます至高のジュエリー・ウォッチ
■Queen of Naples 8928|モノトーンに華やかに映える繊細かつ大胆な美意識をまとったタイムピース

繊細に編み上げられたチェーンが、しなやかに、心地よく手首を包むブレスレットウォッチ。マザーオブパール×ダイヤモンドの白い輝きが、エッグシェイプの美しいカーブを際立たせる。ダイヤルのローマ数字のシャープさで、ドレスはもちろんオンスタイルにもフィット。
ダイヤモンドの眩い煌めきを散りばめてカジュアルシーンも王妃の品格はそのままに
■Queen of Naples 8938|透明感あふれる美貌のダイヤモンドウォッチをビタミンカラーで鮮やかに!

文字盤にスノーセッティングのダイヤモンドを散りばめ、ベゼルからフランジ、ラグ、リュウズに至るまで、3カラットに及ぶダイヤモンドが類いまれな煌めきを放つ。そんなジュエリーウォッチにあえて鮮やかなカラーストラップを合わせ、こなれた日常スタイルに仕上げるリラックス感こそ、モダンラグジュアリーの極み。陽気なオレンジと肌なじみのいいローズゴールドが、さらなる洗練を誘って。
芸術的に美しい!グラン・フー エナメルのノーブルな色彩にうっとり
■Queen of Naples 8918|知的で洗練されたグレーのワントーンにこっくりゴールドが絶妙!

洗練のニュアンスカラーをこんなにも美しく見せるのは、今ではごくひと握りの職人にしか成しえない特別な技法「グラン・フー エナメル」によるもの。数週間をかけて、高温で熟成塗装されたエナメルの色彩の美しさは、息を呑むほど。
そこに白いエナメルのアラビア数字がくっきりと映えて、ゴールドのブレゲ針と6時位置に配されたペアシェイプ・ダイヤモンドが、唯一無二の輝きを添える。ローズゴールドとグレーの配色にも、このうえない優雅さが漂って。
端正なエナメルの白い文字盤にブレゲ数字と青焼きの一本針が完璧なコントラストを描いて
■Classic Souscription 2025|シンプルさのなかにピュアな美しさ極まる垂涎のコレクション

「グラン・フー エナメル」による純白の文字盤に一本の青いブレゲ針が清冽な印象を与える、目を奪われずにはいられない美しさ。新たに考案されたブレゲゴールドは、温かみのあるほのかなピンクの色調。75%のゴールドに、シルバー、コッパー、パラジウムを配合したもので、変色しにくく、耐久性と美観を備えた仕上がりに。5分をひと目盛りに「プチ・フー エナメル」のブレゲ数字を読み取るゆとりを楽しみたい。
創業250周年を祝す第1弾、『クラシック スースクリプション 2025』は、シンプルな構造に「ブレゲ」の細やかな伝統技と進化を凝縮して…
美しいブルーの一本針が刻むゆったりと心豊かな時間
文/並木浩一(時計ジャーナリスト)
15分刻みという時間感覚こそ、生きることを楽しむパリのエスプリ
創業250年を迎えたメゾンが、懐中時計時代の伝説を、腕時計で再現する──。特別なアニバーサリーモデル 『クラシック スースクリプション 2025』の華麗なデビューは、大きな驚きを伴っています。
最初のサプライズは、絶妙な再現性と美しさです。「グラン・フー エナメル」の艶やかなホワイト文字盤、手焼きされたブルースティールの「ブレゲ針」、そして18世紀のゴールドから色味のインスピレーションを得た新登場の「ブレゲ・ゴールド」。18世紀末のパリジェンヌを魅了したスタイルの香気が蘇ります。
なによりエスプリを感じさせるのが「一本針」のオリジナルを踏襲したことでしょう。分針も秒針もないこの時計で、5分刻みの目盛りの15分・30分・45分は長線。ここがパリの伝説的メゾンの世界線です。
日本語で「2時半」と言うように、フランス語でも「エ・ドゥミ」(+半)をつける言い方があります。それだけではなく「15分」を意味するカール(4分の1)の表現を使います。2時15分は2時(ドゥ・ズール)にカールで「ドゥ・ズール・エ・カール」。15分前(前=モワン)という表現もあり、2時45分は3時15分前「トロワ・ズール・モワン・ル・カール」となります。
15分刻みはいまも、パリ的な時間感覚の日常です。大火災から復旧したノートルダム大聖堂は、土日は午前8時15分に開門、午後7時半に閉門します。同じシテ島のケ・ド・ロルロージュが、「ブレゲ」創業の地です。
「ブレゲ」が代金の4分の1を前払いして「予約=スースクリプション」する時計を発売した1797年頃は、パリがフランス革命の混乱から癒えた、新秩序の時期にあたります。女性たちは革命期に推奨されたシトワイエンヌ=女性市民ではなく、貴族だけの敬称であったマダム、マドモワゼルで呼び合い始めました。1時間を5分以上に分節するのをやめたこの時計『スースクリプション』には、今も昔も生きることを楽しむパリジェンヌたちの姿が透けて見えます。パリ風発音でいえば「キャール (4分の1)」を「ブレゲ」に託して納品を心待ちにしたその名品は、いま腕時計となって、さらに魅力を増して見えるのです。
懐中時計として1796年に発表された初代スースクリプション

オリジナルは、ケース径60mmの大ぶりな懐中時計。 一本針によるシンプルで頑丈な構造で信頼性が高く、優れた視認性で人気に。
昔ながらの手作業でつくられる青焼き針

スティールはある温度に達すると青みを帯びるという特性を生かした青焼き針。今もその微妙な温度調整が、手仕事でなされて。
ケースバックには250周年の刻印が!

こっくりとしたブレゲゴールドのケースバックには、創業250周年を記念したエングレービングが手彫りで施されて。
創業250年の歴史を振り返るエキシビションが都内2か所で開催されます。
Les Tiroirs du Temps ~時の引き出し~
● 6月9日(月)~ 6月15日(日)銀座のニコラス・G・ハイエック センター14階シテ・ドゥ・タン ギンザにて。マリー・アントワネットがブレゲにオーダーした懐中時計のレプリカも特別展示。
● 6月11日(水)~ 6月24日(火)銀座三越 本館1階 ザ・ステージにて、王妃たちに愛された歴史と現代のタイムピースをポップアップで。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※文中の表記は、WG=ホワイトゴールド、RG=ローズゴールドを表します。
問い合わせ先
- ブリオーニ クライアントサービス TEL:0120-200-185
- ザ・ウォール ショールーム TEL:050-3802-5577
- ポステレガント TEL:03-5738-8507
- 中央帽子 TEL:03-5839-2098
- ジョルジオ アルマーニ ジャパン TEL:03-6274-7070
- アオイ TEL:03-3239-0341
- PHOTO :
- 生田昌士(hannah)
- STYLIST :
- 戸野塚かおる
- HAIR MAKE :
- 川原文洋(UM)
- MODEL :
- 立野リカ(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 藤田由美、佐藤友貴絵(Precious)