「トマム ザ・タワー」「リゾナーレトマム」のふたつのホテルからなる、四季を通して北海道の大地を感じるネイチャーワンダーリゾート「星野リゾート トマム」。2025年5月8日(木)より、今シーズンの「雲海テラス」の営業を開始しました。

雲海テラスは、気象条件が揃ったときに発生する雲海を間近で観賞できる展望施設です。2005年に「山のテラス」として営業を開始し、2006年に「雲海テラス」に名称を変更。今年で20周年を迎えました。

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雲海テラスオープニングセレモニー当日の雲海

オープニングセレモニーは「雲海テラス」の営業開始日に、多くの方々が雲海に出会えることを願って毎年実施されています。今年は数ある雲海の種類の一つ「トマム産雲海」と呼ばれる状態の雲海が発生しました。

展望デッキでは、雲に見立てたシャボン玉を飛ばす「クラウドリリース」や、未来を開くという意味が込められたシャンパンオープンを実施。489名のゲストとともに雲海テラス20周年を祝うアニバーサリーイヤーが幕を開けました。

今回はPrecious.jpライターが、セレモニーを訪問。現地の様子とともに、20周年ならではの魅力的な雲海コンテンツをご紹介します。

「雲海テラス」20周年!新作の雲海スイーツやコンセプトルームなど魅力的なコンテンツが目白押し

■1:絶景が見られるかは運次第!?「雲海講座」で雲海について学ぶ

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運がよければゴンドラから自然の動物たちを見ることもできます

雲海テラスは、トマム山の標高1,088メートルに位置しており、雲海ゴンドラに乗車して片道約13分でアクセスできます。

このテラスが生まれたきっかけは、施設で働くスタッフの声。スタッフにとっては見慣れた風景だった雲海を、もっと多くの人々に楽しんでほしいという思いから開業させたのだそうです。

ここでは、ユニークな展望スポットやカフェから、雲海や山々の雄大な景色を楽しむことができます。雲の上で迎える最高の朝を求めて、毎年多くのゲストが来場。2024年には、累計来場者数が178万人に達しました。

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雲海について少しでも知識を入れておくと、より絶景を楽しめます

前日には雲海テラスを120%楽しむためのスタッフ直伝「雲海講座」が実施されます。

例えば、「雲海予報」を見ながら、明朝の情報をチェック。雲海が発生しやすい条件や、見られる可能性を教えてもらったり、雲海テラスを快適に過ごすための服装や持ち物のポイントを教えてもらったり。気温を見て「思ったより寒いな」と思っても、館内のショップでパーカーなどの防寒具も販売されているので安心です。

ちなみに訪れた日に伝えられた、翌日の雲海が見られる確率は、なんと「30%」。無事雲海を目にすることができるのか、不安になる確率でした。

必ず目にすることができるとは限らないからこそ、出会えたときの感動もひとしおなのですね。

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お役立ち情報満載のガイドブック

さらに、講座でもらえる「雲海テラスガイドブック」は、スタッフが厳選した"事前に知っておくと役立つ情報"が詰まった一冊。適した服装や雲海の種類など、さまざまな情報が載っているので、ぜひ事前にチェックしておいてくださいね。

■2:天気に恵まれて絶景登場!20周年を祝うオープニングセレモニー

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ゴンドラまでは20周年記念ラッピングを施したバスで移動

「雲海テラス」の営業開始日に実施される定例行事「雲海テラスオープニングセレモニー」に参加しました。雲海が見られるかどうか不安でしたが、しっかりとトマム産雲海が出現しました! 

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セレモニーでは雲海を見下ろしながら、豪快にシャンパンが開けられました

セレモニーの参加者は、なんと489名。20周年という記念イヤーのセレモニーを一緒に祝うために、みなさん早起きして雲海テラスを訪問し、展望デッキから眼下に広がる雲海を楽しんでいました。

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20周年ロゴ入りシャンパングラスが配られました

セレモニーでは、雲に見立てたシャボン玉を飛ばす「クラウドリリース」や、未来を開くという意味が込められたシャンパンオープンも実施。シャボン玉×シャンパン×雲海という、華やかな雰囲気を楽しみました。

■3:20周年にあわせて新たなスイーツやプランも登場

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雲に見立てたスイーツと雲海の組み合わせはフォトジェニック。右手前が「雲ケーキ」¥1,000(税込み)

展望デッキに位置する屋内カフェ「雲Cafe」では、ふわふわの雲をイメージした「雲ケーキ」が新たに登場。トマム牛乳と北海道ならではの食材・ハスカップを使った一品は、ほどよい甘さで朝のおめざとしてもぴったりでした。

提供時間は、雲海テラスがオープンしている5:00~8:30(営業期間・営業時間は予告なく変更になる可能性があります)。雲海を眺めながら、ぜひ味わって。

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絶景を楽しむためのちょっと変わったスポットが点在

また、雲海テラスでの9つの過ごし方を提案する「Cloud9計画」のもと、フォトジェニックなスポットが数多く登場。朝イチに訪れて、ぜひ雲海と共に楽しみたいユニークなスポットばかりです。

さらに今年の夏は、一番高い位置で景色をもっと楽しめる展望スポット「Cloud Round(クラウドラウンド)」が誕生するとのこと。楽しみですね。

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特別な装飾が施された部屋で雲海気分を更に盛り上げる「雲スイートルーム」

ほかにも、6月からは雲海テラスを知り尽くしたガイドと巡る「雲海テラスガイドツアー」が行われたり、特別な部屋で過ごせる「雲海20th Anniversaryプラン」(2025年6月1日~10月14日)が登場したりと、まさに雲海尽くしの滞在が叶います。

滞在中は、これらの雲海気分を満喫できる特別なプランもぜひチェックしてみてくださいね。

大自然に囲まれたトマムのファームエリアで春を満喫

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訪れた際は「ファームの花咲くリゾナーレ」が開催中。華やかな装飾が目を引きました

雲海は朝のアクティビティですが、そのあとにも星野リゾート トマムではさまざまな体験が楽しめます。

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この日はモーモー学校のミニチュアバージョンを特別に体験させていただきました。牛愛溢れるトークにほっこり

例えば「モーモー学校」は牛について知り、牛それぞれの個性を感じることのできる朝の清々しいプログラム。ガイドから牛の特徴を教わり、牛を移動させる「牛追い」体験を通してそれぞれの性格を知ることができます。

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牛の柄まで再現したシールが貼られた牛乳瓶もかわいい!

牛の個性を知った後は、ファームエリアに放牧している牛から絞った個体別牛乳を専用グラスに注いで飲み比べ。牛への愛に溢れたスタッフによるガイドで、牛乳のおいしさも際立ちます。実際飲むと驚くほど味やコクが異なっていました。6月、9月は土、日、月曜日開催。7、8月は毎日開催(要予約)となっています。

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かわいらしいお団子をはじめとした和スイーツは、ほどよい甘さでペロリと食べられました

また、この春には、桜型のお花見団子と春らしい華やかなメニューをお花見気分で楽しむ「お花見団子アフタヌーンティー」(※2025年5月31日で終了)も開催されていました。見た目にも華やかなレイアウトで気分が上がります。

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このアフタヌーンティーだけで味わえる紅茶。ストレートとミルクティー、それぞれの味の違いも楽しめました

今年は、本アフタヌーンティー限定のフレーバードティーを、世界のお茶専門店「ルピシア」と共同開発。桜の木のスタンドで提供するメニューは、オリジナルフレーバードティーと共にお花見気分を盛り上げてくれました。もちろん、スイーツのクオリティも高いので、満足できること間違いなしですよ。

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ファームアフタヌーンティー

秋には、トマム牛乳を使ったミルクティーや乳製品を味わい尽くせる「ファームアフタヌーンティー」も予定。ぜひ季節を変えて訪れて、トマムならではのアフタヌーンティーを楽しんで。


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牛だけでなく、ほかの動物にも出会うことができる自然たっぷりの空間

季節によって移ろう景色、地元食材を活かした食、のびのび過ごす動物たちと全身で癒やしを感じることができる「星野リゾート トマム」。これからの暑い季節、澄み切った空気と絶景を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。

問い合わせ先

  • 星野リゾート トマム
  • 「雲海テラス」
    期間/~2025年10月14日(火)
    料金/大人 ¥1,900、小学生 ¥1,200、愛犬 ¥500(いずれも税込み)
    ※リゾナーレトマム、トマム ザ・タワー宿泊客は無料
    時間/5:00~8:00(上りゴンドラ最終乗車)、9:00(下りゴンドラ最終乗車)
  • TEL:0167-58-1111(代表電話)
  • 住所/北海道勇払郡占冠村字中トマム

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この記事の執筆者
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WRITING :
ミノシマタカコ
EDIT :
小林麻美