「汗水漬く」ってなんと読む?「あせみずつく」ではないですよ!
明日、6月11日は令和7年の『梅酒の日』です。『梅酒の日』は「その年の雑節の入梅(にゅうばい)の日」とされており、今年の雑節上の「入梅」は明日・6月11日なのです。
『梅酒の日』は、6月のこの時期に梅の収穫がピークを迎えること、この頃から梅酒を飲んで夏を元気に乗り切ってもらいたい、という思いが込められています。梅酒は、梅の果実を漬けてつくりますので、本日は「果」「漬」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「見果す」ってなんと読む?
「見果す」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「終わりまで見届ける。見きわめる」という意味です。
<使用例>
「この試合の結果を見果すまでは、席を立てないわ」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 見果す(みおお-す) です。

「果す」は表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)で、「果たす」とは送り仮名が違います。「果す」は「完全に~する」という意味の言葉「果(おお)せる」の文語系です。重厚な雰囲気の表現になりますね。
さて、2問目は「漬」という字の入ったクイズです。
【問題2】「汗水漬く」ってなんと読む?
「汗水漬く」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「からだじゅうが汗びっしょりになること。汗みどろ」という意味です。
<使用例>
「まだ六月だというのに、ちょっと外に出ただけで汗水漬くになってしまったわ」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 汗水漬く(あせみず-く) です。

「汗みずく」という言葉は耳にしたことがあると思いますが「汗水漬く」という表記なのです。いかにもびっしょり、というイメージですね。
***
本日は、6月11日、令和7年の雑節「入梅」、『梅酒の日』にちなんで、「果」「漬」という字の入った日本語から、
・見果す(みおお-す)
・汗水漬く(あせみず-く)
の読み方や、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱