「胴間声」ってなんと読む?「どうかんせい」ではありません!
明日、6月24日は、女性初の国民栄誉賞を受賞した歌手・美空ひばりさんの忌日です。美空ひばりさんは、1946(昭和21)年に9歳で芸能界デビュー、天才少女歌手と呼ばれ、比類ない歌声で「歌謡界の女王」と呼ばれるまでになった大スターです。1989(平成元)年のこの日、52歳で永眠されるまで第一線で活躍し続け、まさに「昭和時代を象徴するひとり」ともいわれております。本日は「声」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「胴間声」ってなんと読む?
「胴間声」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「調子外れの濁った太い声。だみごえ」を言う言葉です。
<使用例>
「胴間声というと、『ドラえもん』のジャイアンの歌声がそうじゃないかしら?」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 胴間声(どうまごえ) です。

「だみごえ」と言うより「胴間声」というほうが、ややフォーマルなイメージでしょうか? 多少、きつさがやわらぐ印象ですので、状況を説明する際などに「胴間声」という言い回しを使うとよいかもしれません。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「戦慄声」ってなんと読む?
「戦慄声」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「恐れや緊張などのため、ふるわせながら出す声や音」のことです。
<使用例>
「あの戦慄声がお芝居だなんて、本当にすごい役者さんね」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 戦慄声(わななきごえ) です。

読めた方は漢字博士ですね!
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本日は、6月24日、昭和時代の大歌手・美空ひばりさんの忌日にちなんで、「声」という字の入った日本語から、
・胴間声(どうまごえ)
・戦慄声(わななきごえ)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/美空ひばり公式ウェブサイトホームページ/東京新聞ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱