【目次】
- 『ブラック・スワン』のあらすじ、概要
- 『ブラック・スワン』主要キャストは?登場人物まとめ
- ナタリー・ポートマン(ニナ・セイヤーズ役)
- ヴァンサン・カッセル(トマ・ルロイ役)
- ミラ・クニス(リリー役)
- バーバラ・ハーシー(エリカ・セイヤーズ役)
- ウィノナ・ライダー(ベス・マッキンタイア役)
『ブラック・スワン』のあらすじ、概要

『ブラック・スワン』の公開時期
『ブラック・スワン』は、アメリカで2010年12月3日、日本で2011年5月11日に公開されました。これに先駆けて、2010年9月1日、第67回ヴェネツィア国際映画祭のオープニング作品として上映されています。以降、トロント国際映画祭やロンドン映画祭など、複数の映画祭でも上映されました。イギリスでは、当初の予定より1か月早い2011年1月21日に公開となりました。
『ブラック・スワン』のあらすじ
バレリーナ一筋の生活を送るニナ(ナタリー・ポートマン)と、娘に過剰な期待と愛情を寄せる母エリカ(バーバラ・ハーシー)。ある日、演出担当のトマ(ヴァンサン・カッセル)は次回公演『白鳥の湖』のプリマ候補としてニナ、リリー(ミラ・クニス)、ヴェロニカ(クセニア・ソロ)を挙げる。しかし、純粋無垢な白鳥と邪悪かつ官能的な黒鳥を同時に表現するのは至難の業。プリマを諦めきれないニナは、トマに直談判するが…。
『ブラック・スワン』は何が話題になった?
『ブラック・スワン』は精神的に壊れていくニナを演じたナタリー・ポートマンの憑依系の演技に喝采がおくられました。そして、それを見事に引き出した演出、サスペンス&ホラー要素とバレエ舞台の美しいシーンの絶妙なバランスをもって映画に昇華させた監督も数多くの権威ある賞を受賞。
権威ある映画賞を多数受賞しました。主演を務めたナタリー・ポートマン、ダーレン・アロノフスキー監督が複数の映画賞でそれぞれ主演女優賞、監督賞を受賞しただけでなく、ライバルのひとり、リリー役のミラ・クニスはオクラホマ映画批評家協会賞とサターン賞で助演女優賞を受賞したほか、第67回ヴェネツィア国際映画祭で新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞しました。
『ブラック・スワン』はどれくらいヒットした?
『ブラック・スワン』の興行収入は、全世界で3億2900万ドル、北米地域だけでも、合計で1億ドルを超えたといわれています。
サイコホラーというニッチなジャンルという理由もあって、当初はアメリカの18か所のみで公開されましたが、話題が話題を呼び、2週めには90か所、3週めには950か所以上にまで増え、次第に売り上げも伸びていきました。日本での興行収入は約24億円とされており、公開初週で約5億円もの売上を達成。週末興行成績ランキングで1位を獲得しました。
『ブラック・スワン』が起こしたブームは?
『ブラック・スワン』の影響で、バレエの人気が急速に高まったといわれています。『白鳥の湖』を演目としたバレエ公演のチケットが飛ぶように売れただけではなく、実際にバレエを習い始める人も大勢いたようです。作品の舞台となったニューヨークを中心に、初心者向けの体験コースを用意するバレエ教室が続出しました。ナタリー・ポートマンの名を掲げたバレエ体験コースも現れ、『ブラック・スワン』に感化されたファンが殺到したことも話題となりました。
『ブラック・スワン』の現状は?
公開から14年、2025年7月時点で、『ブラック・スワン』の続編は製作されていません。ダーレン・アロノフスキー監督をはじめとする製作関係者から、続編について語られたという情報もないようです。2011年3月から5月にかけてDVDとBlu-rayが発売されており、日本でも購入可能です。
『ブラック・スワン』主要キャストは?登場人物まとめ

『ブラック・スワン』はストーリーの内容や演出もさることながら、キャストの演技力も高く評価されています。プレッシャーに押しつぶされるバレリーナが見た“現実”と“幻覚”を緻密に再現した迫真の演技は、多くの人々が惹き付けられました。
それでは、『ブラック・スワン』で主要キャラクターを演じた俳優の当時と現在の写真を見ていきましょう。
ナタリー・ポートマン(ニナ・セイヤーズ役)
まずは、主演を務めたナタリー・ポートマンの公開当時の写真を見てみましょう。

ナタリー・ポートマンは、『白鳥の湖』のプリマに抜擢されたバレリーナ、ニナ・セイヤーズを演じました。憧れのプリマに選ばれたものの、主演としてのプレッシャーやライバルの存在、母親からの過剰な重圧に悩まされるニナ。ある日を境に、彼女の精神はゆっくり、でも確実に崩壊していきます。
ここからは、2025年に撮影されたナタリー・ポートマンの姿を見てみましょう。





『ブラック・スワン』公開当時は29歳、2025年7月時点では44歳のナタリー・ポートマン。公開当時の写真は大人の上品さがありつつ、かわいらしさも感じられます。40代半ばに差し掛かった現在、その魅力はさらにグレードアップ。ロング丈のゴージャスなドレスはもちろん、大胆なミニ丈のドレスも美しく着こなしています。
ヴァンサン・カッセル(トマ・ルロイ役)
次は、ニナをプリマに抜擢した演出家を演じたヴァンサン・カッセルの公開当時の姿を見てみましょう。

ヴァンサン・カッセルは、ニナが所属するバレエ団の演出家トマ・ルロイを演じました。伝統ある『白鳥の湖』のプリマに新人を抜擢したり、所属するバレリーナであるニナに突然キスをしたりと大胆な人物。指導に厳しすぎるあまり、ニナが精神に異常をきたす原因のひとつになってしまいます。
ここからは、ヴァンサン・カッセルの現在の姿を見てみましょう。





『ブラック・スワン』公開当時は44歳、2025年7月時点では58歳のヴァンサン・カッセル。公開当時の写真は、思わずうっとりしてしまいそうなイケメンぶり。50代後半になった現在もイケメンなまま、大人の男性の渋さが深みを増しています。気品あるスーツ姿はもちろん、ラフなカジュアルスタイルもよく似合います。
ミラ・クニス(リリー役)
続いて、ニナのライバルである新人バレリーナを演じたミラ・クニスの公開当時の姿を見てみましょう。

ミラ・クニスは、ニナと同じバレエ団に所属する新人バレリーナ、リリーを演じました。ニナにとっては最大のライバルであると同時に、ニナの精神をむしばむ原因のひとつとなってしまったリリー。“現実のリリー”と“幻覚のリリー”のギャップは必見です。
ここからは、ミラ・クニスの現在の姿を見てみましょう。





『ブラック・スワン』公開当時は27歳、2025年7月時点では41歳のミラ・クニス。公開当時の写真からは、美しさとかわいらしさ、あどけなさも感じられます。
40代に突入した現在は、美しく気品のある大人の女性へと変貌しています。きれいめパンツスタイルが、彼女の美しさをさらに引き立てます。シンプルなのに大胆なミニ丈のドレス姿にも瞳を奪われます。
バーバラ・ハーシー(エリカ・セイヤーズ役)
次は、ニナを溺愛する母親を演じたバーバラ・ハーシーの公開当時の姿を見てみましょう。

バーバラ・ハーシーは、ニナと同居する母親で元バレリーナのエリカ・セイヤーズを演じました。バレリーナとして成功する夢を諦めたエリカは、その期待と愛情を全力でニナに注ぎます。しかし、ニナにとってはあまりにも重すぎたため、言い争いも珍しくありませんでした。
ここからは、バーバラ・ハーシーの現在の姿を見てみましょう。



『ブラック・スワン』公開当時は62歳、2025年7月時点では77歳のバーバラ・ハーシー。公開当時の写真から伝わってくるのは、セクシーなドレスも完璧に着こなす美しきマダムのオーラ。その色気と美貌は70代に突入しても衰えることはなく、胸元を強調した大胆なコーディネートもお手のもの。ベテラン女優としての風格も備わり、今なお輝き続けています。
ウィノナ・ライダー(ベス・マッキンタイア役)
最後に、ベテランバレリーナを演じたウィノナ・ライダーの公開当時の姿を見てみましょう。

ウィノナ・ライダーは、ニナが所属するバレエ団でトップの座に君臨し続けたベテランバレリーナ、ベス・マッキンタイアを演じました。若きニナにプリマの座を奪われ、嫉妬を隠せないベス。ベテランのプライドに傷をつけられたベスは、現実にどう向き合うのでしょうか…。
ここからは、ウィノナ・ライダーの現在の姿を見てみましょう。





『ブラック・スワン』公開当時は39歳、2025年7月時点では53歳のウィノナ・ライダー。公開当時の写真からは、妖艶な大人の女性の雰囲気が溢れています。50代に突入した現在の写真を見ると、シンプルなモノトーンコーディネートでも地味に見えず、むしろ華やかささえ感じられるほど。公開から14年が経過した現在も、美しさと華やかさを兼ね備えています。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images