シャネルの「2025-26年秋冬 オートクチュール コレクション」が、2025年7月9日(水)に発表されました。舞台となったのは、おなじみのグラン・パレ。カンボン通り31番地にある、メゾン本店のオートクチュールサロンを彷彿とさせるリラクシーかつラグジュアリーな空間の中、全46のルックが披露されました。
コレクション全体は、まるで自然豊かな牧草地へと誘うような、広大な自然美を讃えた世界観に。ベージュやエクリュ、ブラック、ブラウンといった、極めてナチュラル色彩を中心に、牧歌的でありながらもタイムレスな洗練美を宿したコレクションとなりました。
ここからは、発表されたルックを厳選して振り返ります。
■プレシャス世代好みの優美なナチュラルカラーが多数

コレクションの前半では、エクリュやアイボリーなど、タイムレスなナチュラルな色調のルックが印象的。洗練を湛えた優美な彩りは、まさにプレシャス世代好みです。

スーツスタイルのシルエットはメンズウェアから着想を得たといい、メンズライクなゆとりのあるシルエットが、豊かなニュアンスをもたらしています。
■アイコニックなツイードは“フェザー”合わせで冬らしさを演出

メゾンのコードに欠かせない“ツイード”のセットアップスタイルは、フェザーを組み合わせてファーのようにやさしく温かみを感じる表情に。
■“麦の穂”がコレクションのキーモチーフに

ガブリエル シャネルが大切にしていた麦の穂のモチーフが、シフォンのフラウンスに織り込まれたフェザーやウェディングドレスのネックラインに施された刺繍など、至るところに用いられているのも印象的。数多く使われているジュエルボタンにもあしらわれており、牧歌的な世界観を描く重要なエッセンスに。
■メティエダールを結集させた精巧な装飾で魅了

オートクチュールならではの類いまれなる技術の粋を集めたルックは、本コレクションでも健在。フロントを花々の刺繍が彩るトップスや、繊細な刺繍を施したシアリングケープなど、アートピースのようなクリエイションで魅了します。

以上、シャネルの「2025-26年秋冬 オートクチュール コレクション」より、羨望のルックたちを厳選してご紹介しました。シャネルのオフィシャルサイトからは、ショーのムービーや披露された全ルックを楽しむことができますので、ぜひチェックしてみてください!
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- (C)CHANEL
- WRITING :
- 池尾園子