上下ワンツーフィニッシュのコーディネートも多く、おしゃれのアイディアが枯渇しがちな真夏は、各地のファッショニスタたちの装いを参考にするのが得策です。

雑誌『Precious』8月号では【夏おしゃれの最終章は、「ワールドSNAP」をお手本に!】と題し、世界の街角でキャッチしたおしゃれ賢者のリアルスタイルを、スタイリストの三好 彩さんに解説いただきました。

今回は、イギリス・ロンドンで見つけたおしゃれ賢者のリアルスタイルをご紹介します。

【LONDON】カジュアルさを携えて「マチュアにロマンティック」

ヴィンテージライクな甘さを醸す、ロマンティック&フェミニンなスタイルが注目を集めているロンドンの街角。ガーリーになりすぎないよう、小物使いやヘアメイクでカジュアル感やエッジを効かせるさじ加減は随一で、大人が見習いたいテクニックが満載です。

ケリー・ラザフォードのワンピースの着こなし
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ロンドンに現れた俳優のケリー・ラザフォードは、フローラルプリントを優美にまとって。

「黒地に落ち着いたトーンの花柄が大人っぽい。ヘアや小物など、ワンピース以外は引き算した塩梅が巧妙です」(三好さん)

〈このコーディネートをお手本に…〉

三好  彩さんスタイリングによる花柄ワンピースのコーディネート
「アーデム」のワンピース¥500,500・バッグ¥374,000・「イジー」の靴¥119,400(メゾン・ディセット)、ピアス¥65,600・ネックレス¥216,400(トムウッド 青山店)、ストール¥36,300(プレインピープル青山〈ドゥノボンブル〉)

表情豊かな花柄ドレスでかわいさに深みをもたせて

マチュアな女性が花柄を着るなら、ケリーのようにシックな黒ベースを選ぶのが賢明。花が立体的に装飾された手仕事を感じる一枚からは、大人の気品が香り立つ。ストールと遊び心のあるバッグでラフさを添えれば、デイリー仕様に。

ジュエリーに頼らず服と小物で完成させる潔さが素敵

イギリス・ロンドンの街角でキャッチした大人女性のコーディネート
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可憐にワンピースを着こなす、ロンドン・ファッションウイークのゲスト。

「白のレースワンピースにドット柄という甘い服でも幼く見えない秘訣は、レオパード柄のローファー。計算されたバランスがお見事!」(三好さん)

インフルエンサーのミーハ・クネジェヴィッチの白×ネイビーの着こなし
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白とネイビーで端正にまとめた、インフルエンサーのミーハ・クネジェヴィッチ。

「フェミニンな白のセットアップを、メンズライクなコートでカジュアルダウン! あえてのトラッドなローファー合わせもクール」(三好さん)

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
池田 敦(CASK)
STYLIST :
三好 彩
EDIT&WRITING :
奥山碧子(Precious)
写真提供 :
Getty Images