上下ワンツーフィニッシュのコーディネートも多く、おしゃれのアイディアが枯渇しがちな真夏は、各地のファッショニスタたちの装いを参考にするのが得策です。

雑誌『Precious』8月号では【夏おしゃれの最終章は、「ワールドSNAP」をお手本に!】と題し、世界の街角でキャッチしたおしゃれ賢者のリアルスタイルを、スタイリストの三好 彩さんに解説いただきました。

今回は、ベルリンでキャッチしたおしゃれ賢者のリアルスタイルと共に、ラグジュアリーブランドの“薄底レトロ・スニーカー”をご紹介します。

キーワードは配⾊×スエードコンビ!育ちのいいカジュアルを叶える「薄底レトロ・スニーカー」が再来

ストリートでは、ノスタルジックなムードを醸す、薄底スニーカーの注目度が上昇! 細身だからコーディネートになじませやすく、自然な抜け感をもたらします。

ベルリンのストリートは「薄底レトロ・スニーカー」を品よく取り⼊れる名⼿揃い!

ベルリンの街角でキャッチしたファッショニスタ3人のコーディネート
Getty Images

画像左:シンプルにロゴを配したデザインが、モノトーンスタイルのアクセントに。ソールの主張が控えめだから、シックなムードを崩さずに抜け感を与えてくれる。

画像中央:ウエアと色味を揃えたブラウントーンのシューレースが、真っ白なスニーカーとパンツのつなぎ役に。パンツの裾をクッションさせた履き方も洗練ポイント。

画像右:アッパーとソールがベージュで統一されたスニーカーは、リラクシーなセットアップと相性抜群。肩掛けニットとバッグとのカラーリンクも秀逸!

■1:LOUIS VUITTON|バレエシューズのフェミニニティを融合

ルイ・ヴィトンのスニーカー『LV スニーカリーナ』
靴『LV スニーカリーナ』[ソール0.5cm]¥165,000(ルイ・ヴィトン)

スニーカーの快適さとバレエシューズの軽やかさを兼ね備えた新作。スエードカーフレザー製のアッパーに、柔軟性に優れた薄型のアウトソールが配されたミニマルなデザイン。随所にあしらわれたメゾンのモチーフが品格を高める。

■2:GUCCI|アンクルストラップが新鮮なアクセントに

グッチのスニーカー『グッチ リモーション』
靴『グッチ リモーション』[ソール3.5cm]¥165,000(グッチ)

GGパターンが施された、ナイロンベースのスポーティなシルエットに、調節&取り外し可能なアンクルストラップが目を引くデザイン。ブランドを象徴する深い赤の色彩が、足元にエレガンスを宿す。軽量かつしなやかなアウトソールで、足どりも軽やかに。

■3:LOEWE|アイコンシューズがモダンにアップデート!

ロエベのスニーカー『バレエランナー 2.0』
靴『バレエランナー 2.0』[ソール2cm]¥119,900(ロエベ)

「ロエベ」らしいアシメトリーなトウシェイプと、1970年代のランニングシューズのデザインを融合した新作は、『バレエランナー』の再構築モデル。サイドの「L」モノグラムと、トウキャップまで伸びる波状のラバーアウトソールが、コンテンポラリーな趣を香らせる。

■4:PRADA|「Re-Nylon」を使用してスポーティな精神を体現

プラダのスニーカー『プラダ コラプス』
靴『プラダ コラプス』[ソール0.5cm]¥146,300/予定価格(プラダ)

アイコニックな再生ナイロン素材「Re-Nylon」と、スエードを組み合わせた異素材ミックスの新作は、手で折りたためるくらいソフトで軽量な仕上がりが特徴。スリッポンスタイルだから着脱も簡単。落ち着いたペールピンクが、大人に似合うかわいげをもたらしてくれる。

■5:HERMÈS|淡いベージュトーンが気品を引き立てる

エルメスのスニーカー『ジェット』
靴『ジェット』[ソール2.2cm]¥187,000(エルメスジャポン)

品格溢れるベージュトーンの「ベージュ・エスキス」色と「グレーズ」色がコンビネーションされた、どことなくレトロな一足。クォーター部分に施された流線的なイニシャル「H」や、かかと部分のギャザーデザインが、ノスタルジックな雰囲気を演出する。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合がありますので、予めご了承ください。

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PHOTO :
池田 敦(CASK)
STYLIST :
三好 彩
EDIT&WRITING :
奥山碧子(Precious)
写真提供 :
Getty Images