2025年 Precious 10月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します
今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、素材の選び方や色合いの重ね方、合わせる小物を工夫することで、ベーシックカラーの大定番である「グレー」をクラスアップした装いが注目されました。急激に深まりつつある秋にぴったりの装いが満載です。
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?
【10位】ライトグレーのジレ×同系色のタートルニット×メタリックグレーのパンツ
毛足の長いファーとしっとりと艶めくサテンという、インパクトのある素材のコンビネーションで、印象に残るグレーワントーンに仕上げたコーディネート。ゴートスキンのファージレはリッチ感を、メタリックのサテンパンツはモード感をもたらします。
パウダリーなベージュのバッグで、穏やかなコントラストをプラスしているのもポイントです。抜け感を授けるスニーカーも靴ひものないミニマルなデザインを選ぶことで、スマートな印象をキープ。
【読者からのコメント】
・光沢感が華やかで、しかも清潔感がある。
・動きやすいスニーカーも、こういうデザインならカジュアルになりすぎなくていい。
・ファーのジレがかわいい!
【9位】ライトグレーのカーディガン×白のトップス×ベリーカラーのレザースカート
女らしくマチュアなスタイルを約束する、艶やかなベリーカラーのレザースカートに、ブルゾンのようなデザインのモヘアニットのカーディガンを合わせて。あえてスポーティかつ軽やかなライトグレーのアイテムを投入することで、脱無難な装いに導きます。
大ぶりのフープイヤリングや、シルバーのチェーンがアクセントの黒バッグなど、辛口ムードの小物を散りばめるのも、スタイリッシュさを高める秘訣です。
【読者からのコメント】
・モヘアとレザースカートの甘辛ミックスが大人なカジュアル感。
・甘すぎないけど女性的なバランスが絶妙。
【8位】ライトブルーのシャツ×グレーのパンツ
メンズのスラックスを思わせるクラシカルなウールパンツは、ノータックのすっきりとしたシルエットと深みのあるグレーの色味が、どんなトップスとも合わせやすい優秀アイテム。くるぶしがのぞく軽快な丈により、女らしい抜け感も授けます。
アシメトリーなネックラインやボリューム袖など、モードなエッセンスを備えたシャツを合わせることで、ブルーシャツ×グレーパンツの王道スタイルの鮮度がアップ。端正な黒小物とエッジィなゴールドジュエリーが、洗練度を高めるアクセントに。
【読者からのコメント】
・オフィススタイルに適した色のバランスと着こなし。
・オーソドックスだけれど、ブラウスのシルエットで新しいベーシックという印象。
【7位】グレーのロングカーディガン×ダークグレーのニット×スモーキーピンクのパンツ
今季のコレクションでも目を引いた、グレー×きれい色のバランス。一見ハードルが高いと感じられる鮮やかな色も、包容力のあるグレーが受け止めて、品よくモダンにまとまります。こちらのビターなグレーとスモーキーなピンクの色合わせも、大人にちょうどいい甘さ加減です。
クラシックな模様が浮かぶサテンジャカード素材のワイドパンツが着こなしに奥行きを与え、存在感のあるシルバーのジュエリーがリズミカルなスパイスに。足元はエッジィなカッティングのパンプスで、さりげなく美人度をアップ!
【読者からのコメント】
・グレーとピンクの色合わせが上品であり、大人でも着こなせる程よいかわいらしさもあって素敵。
・ピンクの華やかさを、秋らしいブラウンのパンプスが上手になじませている。
【6位】パウダリーグレーのジャケット&スカート×白のブラウス
透明感を感じさせるパウダリーなグレーのジャケット&スカートを主役に、白やグレーを重ねたコーディネート。上半身は白のブラウスとパールネックレスで清潔感を底上げし、バッグや靴はセットアップのグレーよりも一段暗めの色で揃えることで、都会の街で映える品格漂う装いに。
知性がにじみ出るような計算し尽くされた配色は、ビジネスシーンの装いにも好適です。
【読者からのコメント】
・軽やかなグレーとソフトなシルエットが優美さを感じさせる。
・コーディネートとしてはシンプルで、自分でも真似できそう。
・さりげなく上品さで素敵。
【5位】ブラウンのコーデュロイジャケット×黒のニット×デニムパンツ
今秋は、仕事にもプライベートにもシームレスに楽しめるテーラードジャケットが豊作。なかでもブラウンのコーデュロイ素材は、今年らしさ溢れる一着です。そしてアイテム選びの際に重要なチェックポイントは、シルエットの美しさ。リラクシーなムードのなかにも確かな気品が存在します。
高度なテーラリングが行き渡った一着だからこそ、黒ニット&フレアデニムと合わせた気負いのない着こなしもスタイリッシュな印象に仕上がります。さらに黒&ゴールドの小物を散りばめて、辛口リッチな佇まいに。
【読者からのコメント】
・スタイルアップして見えるバランス感で、しかもかっこいい。
・カジュアルにならないデニムスタイルのお手本。
・デニムに合う色、素材、形のジャケットとして参考になる。
【4位】ボルドーのレザージャケット×ライトグレーのタートルニット×同系色のパンツ
ほんのり色気を感じさせるボルドーのレザージャケットが、今秋らしさを演出するコーディネート。タートルネックニットとパンツの色をライトトーンのグレーで揃えることで抜け感が生まれます。
グレーの魅力を後押しする、グレイッシュな輝きの小物使いも重要。バッグと靴は、光を反射して軽やかさを加速する上品なメタリックカラーで統一を。さらに、あこや&ブラックパールがグラデーションを奏でるネックレスやダークグレーフェイスの時計で、細部まで抜かりない配色に。
【読者からのコメント】
・抑えた印象のグレーと、パンチのあるボルドーの色合わせがおしゃれ。
・レザーの艶と芳醇なボルドーの色味に惹かれた。
【3位】グレーのカーディガン&同素材のポロニット×グレーのペンシルスカート
ふんわりとした質感が優しい温もりを感じさせるウールモヘアのカーディガン&ポロニットと、ハンサムな印象をもたらすシードウール素材のペンシルスカート。表情豊かな素材の掛け合わせが魅力的な、今年らしいグレーのコーディネートです。
ボリューム感のある黒×ゴールドのピアス、ネックレス、バッグで着こなしにキレ味を添えれば、シックでいて迫力のある、大人の装いに仕上がります。
【読者からのコメント】
・クロップド丈のトップスが斬新だけど、上品に見える。
・存在感の素材同士の組み合わせが新鮮。
・アクセサリーの合わせ方が素敵。
【2位】グレーのジャケット&パンツ×白のタンクトップ
上質なバージンウール素材を丁寧に仕立てたスーツは、イタリア・サルトリアの技術がかいま見られる、ノーブルな一着。白のタンクトップをインに効かせたり、ニットを肩掛けすることで、端正なグレーにこなれ感が加わります。
さらにスーツスタイルの鮮度を高めているのが、ふっくらとしたシェイプのバッグとスニーカーの白で軽快さを、ソリッドな輝きのブレスレットと時計で切れ味をトッピングした小物技。単調にならない着こなしが、大人の余裕を演出する鍵です。
【読者からのコメント】
・気取りすぎていない感じがいい。
・統一感があって、上から下まで隙がない印象。
・品があるけれどカチッとしすぎていない。
【1位】シルバーグレーのトップス&パンツ
『Precious』10月号の好きなコーディネート1位を獲得したのは、 シルクを贅沢に100%使ったシルバーグレーのセットアップ。流れるような落ち感と上品な光沢感がゴージャスな着こなしでした。
とりわけ視線を惹きつけるのは、たっぷりとした生地のゆとりが描くドレープの美しさ。華やかな社交の場にふさわしいオンスタイルに、多くの票が集まりました。
【読者からのコメント】
・上品なワントーンコーデに、黒のバッグがおしゃれに効いている。
・光沢感が華やかだけれど決して派手ではなく、品のよさが漂っている。
・タイトなシルエットではないのに、縦長な印象で美しい。
以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』10月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?
現在発売中の『Precious』2025年11月号のファッション大特集は【重ねるほどに洗練極まる! 美しき「秋レイヤード」】。ワントップスワンボトムだけで着こなしを完成させる潔さも素敵ですが、色を重ねるニュアンスや、異素材を重ねる存在感は、大人の着こなしを表情豊かに! 最旬レイヤードのアプローチでラグジュアリーで美しい秋の扉を開けて。スペシャル企画では、鈴木京香さんが登場。「アートウィーク東京」のアンバサダーに就任した思いを、国立新美術館での特別撮影と共にお届けします。そのほか、メリージェーン、ローファー、キトゥンヒールの「軽やかな靴」、静けさに抱かれる「フォレスト・ラグジュアリー」など、秋の到来を楽しめる充実の内容でお届けします。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
お近くの書店やオンライン書店などで、『Precious』2025年11月号を是非、お買い求めください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- Precious 2025年10月号より

















