クラシコイタリアを代表するウェルドレッサーたちの靴は、昔から英国製—なかでも不思議なほどエドワード グリーンであることが多い。「ロンドンハウス」のマリアーノ・ルビナッチ。「A.カラチェニ」のマリオ・カラチェニ。近年ならラルディーニのマーケティングディレクターであるエンリコ・アイロルディも、スーツには絶対にエドワード グリーンの靴を合わせている。その理由はいったいなんだろうか。

ウィンザー公も愛したローファー『デューク』を華麗にアレンジしたモデル

ウィンザー公も愛したローファー『デューク』を、アンライニング仕様にした一足。素足ばきしてホワイトジーンズと合わせれば、 不思議とイタリアンな軽快さが漂うジャケットスタイルに。靴¥136,000(エドワード グリーン銀 座店)ジャケット¥91,000〈ラルディーニ〉・シャツ¥29,000〈バルバ〉・チーフ¥7,000〈ニッキー〉・サスペンダー¥14,500〈アルバート サーストン〉・パンツ¥29,000〈シビリア〉/以上ストラスブルゴ 銀座店

次世代の定番になる『915』ラストの『チェルシー』

永久不滅の名作キャップトウ『チェルシー』。それをおなじみのラウウンドトウ『82』ではなく、『82』を進化させたやや長めの木型『915』に載せ替えることで、まるでビスポークシューズのようなエレガンスを表現した一足。キートンをはじめとする、クラシックスーツとの相性のよさは最高だ。木型の美しさはもちろん、きめこまかなボックスカーフといい、美しいコバの仕上げといい、この靴にはもはや非の打ちどころがない! ¥163,000(エドワード グリーン銀座店)

イタリアにおけるステイタス?確かにそれもあるだろうが、やはり昔ながらのハンドメイド靴のよさを量産体制で実現するという、エドワード グリーンが創業時からかたくなに貫く思想。そして、そこから生まれるプロダクトの普遍的なセンスが実にクラシコイタリア的であり、両者の相性のよさにつながっていることは間違いないはずだ。

そんなエドワード グリーンの靴はもちろん日本でも長年高い人気を誇っていたが、ついに本国イギリスでの修理サービスの体制が整った。その内容は、ソールの貼り替えなど通常の修理に加えて、吊り込み直しやコルクの入れ直しまで行えるという、充実ぶり。よいものを長く使うという、ヨーロッパではあたりまえでもある装いの極意を、われわれ日本人もようやく身につけつつあるのかもしれない。

※価格はすべて税抜です。※2017年春号掲載時の情報です。

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この記事の執筆者
TEXT :
MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious2017年春号 クラシコイタリアの新しき三種の神器はこれだ!より
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