フレアシルエットのロング丈スカートは、メンズライクなアウターをテイストミックスさせて合わせると新鮮な着こなしが完成します。ライダースジャケット、スエードブルゾン、レザーブルゾンを組み合わせていた3人にクローズアップ。

■1:ニーナ・スウェスは…コンパクトな上半身でつくる脚長シルエットを印象的カラーで

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レーザーグローブにもワンピースと同じカラーを投入。ペールブルーが上品なフェミニンさを演出。

ドイツ人ブロガー兼スタイリストのニーナ・スウェスがデンマーク、コペンハーゲンでスナップされたときの着こなしです。パープルのライダースにブルーのタートルトップスとスカートを合わせていました。ライダースのフロントをぴったりと閉めて上半身をタイトにまとめているので、脚長シルエットが完成しています。

スカートは動くたびにふわりと躍動感があり、軽やかな印象に。淡いブルーは分量が多くても重たく見えず、くしゃっとしたロングブーツをはけば寒々しさなく、モードっぽさが光っています。ライダース×フレアスカートは辛口エレガンスを表現するのに最適。さらにきれい色をカラーミックスさせると、おしゃれ上級者のニュアンスがグッと高まり、おすすめです。

■2:リサ・エイケンは…キャメルの上品グラデはスエードブルゾンで引き締めて

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エッジィなスネークレザーのバッグをピリッとスパイスづけに。

『VOGUE Shopping』のエグゼクティブ・ファッション・ディレクター、リサ・エイケンは、2025年10月頭にパリでキャッチされていました。ベージュのニットとアイボリーのスカートに、キャメルのスエードブルゾンをコーディネート。アイボリーからキャメルへのグラデーションは、流行に関係なくクラス感がありリッチさをアピールできます。スカートはハリのある素材で足首の上までの丈。これにより脚のいちばん細い部分を強調できてスマート見えにも。

ポインテッドトウのパンプスや、ニットオンベルトのテクニックといった女性らしさの決め手になる小物使いも必見です。

■3:ジェニファー・アマンダは…印象的なストライプは清潔感ある白Tと×ダメージレザーで切れよく

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ニットレースのヘッドピース。ブラウンだから、なじみよくつけやすい。

デジタルクリエイターとして活躍するジェニファー・アマンダ。2025年8月初旬にコペンハーゲンで見かけられた日は、白いTシャツとストライプ柄のスカートに、レザーブルゾンを羽織っていました。ストライプ柄は縦のIラインを強調できるため、視覚効果で脚長シルエットが叶います。

インには顔周りを明るく見せる白Tを合わせていて、ウォッシュのかかったレザーでもクリーンな印象をキープ。メンズライクなレザーブルゾンを取り入れるときは、フェミニンなアイテムをテイストミックスしたり、きれい系トップスをインに投入すればこなれたムードがアップします。

アニマルモチーフのネックレスも遊び心が漂って、大正解です。


フレアスカートをかっこよく辛口のエレガンスに仕上げていた3人のスナップをご紹介しました。上半身を小さくまとめてすらっと見せたり、アウターとのテイストミックスによって新鮮さを加味したりというアレンジにぜひトライしてみてください。

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EDIT&WRITING :
佐野有紀