国内6か所、国外2か所に施設のある「星のや」。「その瞬間の特等席へ。」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで非日常感を味わえるサービスを展開しています。

それは食の分野でも。今回は、東京、軽井沢、沖縄、竹富島で味わえる冬にぴったりなメニューの数々をご紹介。旬の味覚に出合える、星のやでの美食体験をお楽しみください。

東京・軽井沢・沖縄・竹富島の「星のや」で味わえる冬のコース4選

■1:懐かしくも新しい日本の家庭料理「メインダイニング冬限定メニュー」/星のや東京

ホテル_1,東京_1,レストラン_1
「冬限定メニュー」1名 ¥33,880(税・サービス料込み、宿泊料別)※写真は「ひきずり」

大手町に位置する「星のや東京」。メインダイニングにて、「もう作られなくなった日本の家庭料理」をコンセプトにした冬限定メニューが2025年12月1日(月)より提供されています。失われつつある日本の食文化を、フランス料理の技法と独創的な感性で現代の美食へと再構築したメニューです。

たとえば、「ひきずり」は、愛知県の郷土料理である鶏肉のすき焼き「ひきずり」を再構築した一皿です。割り下に漬け込んだ鶏胸肉で椎茸や生麩を包んでバロティーヌ仕立てにし、様々な食感を楽しめるように。菊芋のピュレと春菊のソースが彩りを添えています。

ホテル_2,東京_2,レストラン_2
「ならえ」

ほかにも四国エリアからは、徳島県の郷土料理「ならえ」に着想を得た一皿が登場。豆漬けのタルタルに奈良漬やゆり根を加え、香ばしく揚げた伊勢海老と合わせています。バターと豆乳のコクが奈良漬の酸味を包み込む、奥深い味わいです。

ホテル_3,東京_3,レストラン_3
「たちかま」

また、北海道のスケトウダラの白子を使ったかまぼこ「たちかま」をアレンジした品も。白子の濃厚なソースを旬の白身魚や焼きリゾットと合わせ、蕪のサラダでさっぱりといただく一品です。

ホテル_4,東京_4,レストラン_4
「蜜柑もち」

デザートにも地方色を楽しめるものが登場します。和歌山県の家庭で親しまれる郷土料理である「蜜柑もち」は、蜜柑果汁を葛粉と寒天でかため、果肉をふんだんにのせた、もちもちとした食感と爽やかな甘酸っぱさが楽しめる一品です。

東京で味わう日本全国の味覚を、ぜひ楽しんでみてください。

問い合わせ先

■2:冬のジビエと海の幸を堪能する「山の懐石」/星のや軽井沢

ホテル_5,軽井沢_1,レストラン_5
「山の懐石」1名 ¥21,780(税・サービス料込み、宿泊料別)※写真は「椀盛 福鹿(ふくろく)」

長野県・軽井沢の「星のや軽井沢」のメインダイニング「日本料理 嘉助」では、2026年1月1日(木)より、冬限定の「山の懐石」を提供します。鹿肉や猪肉などのジビエに加え、鰻や蟹といった冬の味覚を贅沢に味わえます。

注目は、鹿肉に大和芋を混ぜ合わせてふんわりと蒸し上げた「鹿真丈」のお椀「椀盛 福鹿(ふくろく)」 。白味噌の優しい甘みと柚子の香り、そして海老芋の食感が、鹿肉の旨味を引き立てます。

ホテル_6,軽井沢_2,レストラン_6
「進肴 錦菘(にしきすずな)」

脂ののった冬鰻と甘みの強い蟹、あわび茸などを薄氷に見立てた蕪で包んだ「進肴 錦菘(にしきすずな)」 は、仕上げにかける燻製きのこ出汁の豊かな香りが食欲をそそります。

ホテル_7,軽井沢_3,レストラン_7
「温物 寒牡丹(かんぼたん)」

また鍋料理も冬の山には欠かせません。冬に脂がのり甘味が増した猪肉を、特製の合味噌で煮込む鍋料理仕立ての「温物 寒牡丹(かんぼたん)」は、猪肉と相性のよい牛蒡やセリとともに、力強い味わいを堪能できる一品です。

冬の山の幸を存分に使った「山の懐石」。冬ならではの軽井沢の景色や空気感とあわせて楽しんでみてください。

問い合わせ先

■3:冬のプールサイドでラム酒香る「琥珀香るアフタヌーンティー」/星のや沖縄

ホテル_8,沖縄_1,スイーツ_1
「琥珀香るアフタヌーンティー」1名 ¥8,000(税・サービス料込み、宿泊料別)

沖縄県・読谷村にある「星のや沖縄」では、2025年12月12日(月・祝)より、冬でも暖かいプールサイドで楽しむ「琥珀香るアフタヌーンティー」が提供されています。沖縄のサトウキビから生まれるラム酒の個性に合わせたスイーツやセイボリーが登場します。

コースの始まりには、サトウキビの恵みを味わう「3種の小さなサバラン」 を。それぞれサトウキビシロップ、黒糖シロップ、そして芳醇なラム酒をたっぷりと染み込ませ、味わいの変化を楽しめます。

ホテル_9,スイーツ_2,沖縄_2
真鍮のティースタンドで提供

そしてメインとなるスイーツとセイボリーは、真鍮のティースタンドで登場。琥珀色のゴールドラムにはチョコレート、ホワイトラムにはシークワーサーなど、ラム酒の特徴に合わせた組み合わせがなされており、沖縄本島や伊江島などの離島それぞれの風土が醸し出すラムを、多彩な味で楽しめることが最大の魅力です。

海を臨むインフィニティプールのサイドで、優雅なひとときをお過ごしください。

問い合わせ先

■4:島の食材とフレンチが融合する「島テロワール」/星のや竹富島

ホテル_10,レストラン_8
「島テロワール」コース 1名 ¥18,150(税・サービス料込み、宿泊料別)※写真は「KUNUSHINA香る車エビと島ニンジンのムース」

八重山諸島・竹富島の「星のや竹富島」では、2025年12月1日(月)より、冬の「島テロワール」コースが始まっています。島のハーブ「命草(ぬちぐさ)」や車エビ、和牛を使用し、フランス料理の技法で島の食文化を表現したという、島らしさを存分に楽しめるラインナップです。

「KUNUSHINA香る車エビと島ニンジンのムース」は、 命草を使ったオリジナルの蒸留酒「KUNUSHINA」に漬け込んだ車エビと、甘味を引き出した島ニンジンのムースを合わせた前菜。海老のコンソメジュレとキャビアが華を添えます。

ホテル_11,レストラン_9
「命草と熟成牛の島タコス」

ほかにも、沖縄のソウルフード「タコス」をフレンチの技法で昇華したのが「命草と熟成牛の島タコス」も。沖縄の伝統料理「ポーポー」から着想を得た生地で、熟成和牛のサーロインや内臓のソーセージなどを包んで味わう贅沢な一品です。

食事の後は、集落のような雰囲気の施設内を散策しながら客室へ。満点の星空を眺めつつ、島の空気を感じる時間を楽しんで。

問い合わせ先


どの施設のコースも宿泊者限定のため、宿泊予約をした上でコースのご予約を。お休みも多い冬は、旅行にもぴったりの季節。暑い季節に溜まった疲れを癒やすべく、その土地の風土、歴史、文化をおもてなしに織り込んでいる「星のや」ならではの宿泊、そして食体験をご堪能ください。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。