80代の大先輩に聞きました「働き続けるということ」
「働く」ことと、「働き続ける」こと。年齢を重ね、キャリアを積んできたプレシャス世代にとって、その言葉の意味合いはまったく違ってくるはずです。
人生の折り返し地点がどんどん後ろ倒しになっている今、80歳を越え、現役で活躍する御三方に、「働き続ける」をテーマにインタビューを敢行しました。
今回は、医師でありモデルとしてもご活躍の高岡邦子さんにお話しをうかがいました。
「やると決めたらやり抜く。結果も年齢も気にしない。健康と笑顔があれば大丈夫!」医師・モデル 高岡邦子さん(82歳)
「人はなぜ生まれてきたのか」。多感な中学時代に偉人の伝記を読み漁り、無医村で働く医師になることを決意した高岡邦子さん。
「こうと決めたときの集中力、あきらめない心、やり抜く力は、超人並みかもしれません。現役医学部進学や命の根源に関わる循環器内科を選んだこと、沖縄での離島診療、勤務医としての激務、クリニック開業と、今以上に男社会のなかで走り続けてこられたのは “人の役に立ちたい”。その思いだけ」
65歳でクリニックを譲り、長年の夢だった海外医療支援のため夜間大学院で国際協力研究科修士を取得。ところが修了式直前に東日本大震災が発生。
「すぐに、顧問を務めていた国際医療NGO『AMDA』の一員として被災地へ向かい6週間滞在しました。その後も3年間、年末年始やお盆など地元の医師に休んでもらいたくて当直に出向き、以降も毎年訪問しています」
その間、家族を3人見送り、気がつけば以前から悪かった股関節の痛みが悪化。76歳のとき、両側の人工股関節の手術を受けることを決意する。
「このまま寝たきりの人生を送りたくない。仕事中もずっと愛用してきたヒールを履けなくなるのは絶対にイヤ。やってやろうじゃないの! と。術後はリハビリを頑張り、ピラティスや体幹トレーニング、ウォーキングレッスンなどでボディメイクを実践。まさに自分の体で実験する日々です」
そんななか、トレーナーのすすめで「ミセスユニバースジャパン」に出場、79歳で見事5位に。シニアモデルとしても活躍、勇気と元気を与え続けている。
「好奇心に従って挑戦する。年齢も結果も気にしない。わからないことを不安がるより今を生きるほうが楽しいでしょ? 90歳になってもヒールを履いて堂々と歩きたい。もちろん医師としても多くの方に寄り添いながら…」
【高岡邦子さんの仕事年表】
【高岡邦子さんに一問一答!】
Q.好きな言葉は? 誠心誠意
Q.生まれ変わったら何になりたい? 生まれ変わってもやっぱり医師。これほどやりがいのある仕事はないと思う。
Q自分を動物にたとえると? 羊。未年だから。ふわふわで愛らしくおとなしそうに見えて実は芯が強い羊です。 Q.推しはいますか? 自分で自分のことを推しています(笑)。
Q超能力を得られるとしたら? もっともっと人を喜ばす力が欲しい。
Q.人生で後悔は? あと10歳若かったら宇宙飛行士になりたかった!
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- PHOTO :
- 篠原宏明
- EDIT&WRITING :
- 田中美保、佐藤友貴絵(Precious)

















