飯田橋駅、水道橋駅から徒歩5分、東京観光の拠点としてアクセス抜群の「ホテルメトロポリタン エドモント」。1985年に開業し、昨年で40周年を迎えています。

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レストラン「FOURGRAINS(フォーグレイン)」エントランス

「食のエドモント」とも称される美食を提供するホテルメトロポリタン エドモント。館内には7軒のレストラン・バーがあります。

なかでも注目は、2026年1月に開業したフレンチレストラン「FOURGRAINS(フォーグレイン)」。かつて同ホテルで1985年の開業時から愛されたフランス料理店で、2012年に閉店しましたが、このたび再び店舗名称を継承してオープンしました。

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ダイニング
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プライベートサロン(12名利用時)

店舗名だけでなく、コンセプトも継承。“五穀豊穣”を意味する「FOURGRAINS」の名の通り、四季折々の食材を使い、旬ならではの彩り、香り、滋味豊かで凝縮された旨味でおもてなしすることをめざしているそう。

フォーグレインは、最大12名入れるダイニングと、各6名までのプライベートサロンを2部屋備えています。ふたつのプライベートサロンは、つなげることで最大12名まで利用できる個室に。

内装のデザインコンセプトは「TSUMUGU(つむぐ)」。「食のエドモント」として今までに培われてきた伝統や美意識を受け継ぎ、世代を超えて愛される魅力とおもてなしの精神を形にした、洗練された空間となっています。

ホテルメトロポリタン エドモントの新レストラン「FOURGRAINS(フォーグレイン)」ディナーコース実食レポート

今回、Precious.jpライターが新たにオープンしたフォーグレインのディナーコース「Meilleur(メイユール)」(¥23,000)を体験。新たな料理長・池内英治氏のスペシャリテを含む全8品のメニューをご紹介します。

■1:池内シェフのスペシャリテ!アミューズ「フォアグラのガトー仕立て コーヒー風味」

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アミューズ「フォアグラのガトー仕立て コーヒー風味」

最初に登場するのは、まるでスイーツのようなビジュアルが目をひくアミューズ「フォワグラの小さなボール仕立て コーヒー風味 フォーグレイン風」。

こちらは、開業時に総料理長を務め、現在は統括名誉総料理長である中村勝宏氏のスペシャリテと、現在ホテルメトロポリタン エドモントの総料理長である岩崎均総料理長がホテルメトロポリタン エドモントの婚礼メニューで提供している「フォアグラのガトー仕立て コーヒー風味」から着想を得て池内料理長が考案した、新生フォーグレインのスペシャリテです。

伝統ある2品を池内料理長がアレンジ。丸く成形したフォワグラにコーヒー風味のジュレを重ね、仕上げにコーヒー風味のカラメルでほろ苦さをプラス。

コーヒーの風味がコクのあるフォワグラとマッチしてとても美味! 土台の小さなパンケーキや、トップのパリッとしたリーフ状の飾りも一緒にいただくと、さまざまな食感も楽しめます。

■2:エスカベッシュをイメージした冷前菜「輪島ふぐのエスカベーシュ バルサミコ風味」

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冷前菜「輪島ふぐのエスカベーシュ バルサミコ風味」

冷前菜は、輪島ふぐをカリっと揚げてバルサミコと昆布のピューレにカレーの風味を足し、エスカベッシュ風に仕上げた一品。セロリラブ(根セロリ)のムースと七分だてにした生クリームが、ふんわりとふぐを受け止めています。ふぐの味付けにはほのかなカレーの風味がプラスされていて、食欲をそそる香りと味わい。エディブルフラワーや小さなお野菜がちりばめられ、見た目と味わいのアクセントに。

まだまだ続くコース料理の前半戦、より期待を高めてくれる一品です。

■3:しいたけの旨みたっぷりのスープといただく温前菜「氷室豚の肩ロース肉を詰めた笠間のジャンボ椎茸『福王しいたけ』のロースト しいたけのスープと共に」

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温前菜「氷室豚の肩ロース肉を詰めた笠間のジャンボ椎茸『福王しいたけ』のロースト しいたけのスープと共に」

続いての温前菜には、見た目のインパクトがある福王しいたけが主役の一品。福王しいたけは、茨城県笠間市にある田村きのこ園で作っている、大きいもので直径約12cm、厚さは約3cmほどの肉厚なしいたけ。アワビのような食感と、ジューシーな旨味が魅力です。

こちらのお料理は、福王しいたけに食材の旨みを技術で引き出す氷温熟成豚肉の「氷室豚」を詰めてファルス(肉詰め)にし、椎茸の軸を刻んでベーコンと炒めた濃厚なソースをかけた一皿。

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福王しいたけの実物を見せてくれた岩崎総料理長
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干ししいたけのスープ

さらに、同じく田村きのこ園の干ししいたけと昆布出汁で作ったというスープも絶品! ほのかに香る山椒にもこだわりがあり、飛騨高山でとれる希少な飛騨山椒を使っているとのこと。“山椒の横綱”とも言われ、さわやかな柑橘のような香りが特徴。これがいいアクセントとなって、濃厚な干ししいたけのスープの旨みを引き立てていました。

■4:魚介の旨みたっぷりの魚料理「青森県産平目のヴァプール ヴァンブランソース」

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魚料理「青森県産平目のヴァプール ヴァンブランソース」

魚料理は、青森の平目を使用。ムニエルにした平目を低温でじっくり蒸しています。そうすることで、周りはカリっと、中はふっくらとした仕上がりになるのだそう。さらに、昆布出汁と一緒に真空にして火を入れた茨城の鹿島灘のはまぐりは、ぷりっとした食感がたまりません。

付け合わせには、甘みが出るくらい炒められた寒締めほうれん草。平目の下には、冬の鍋をイメージして舞茸と柚子が潜んでいます。

ソースには、フランスの料理の代表的な魚料理のソースであるヴァンブランソースを。はまぐりの汁と平目の骨からとった出汁にクリームとバターを加えて仕上げたソースは、魚介の旨みが詰まっています。

■5:漢方で育ったこだわりの牛を使った肉料理「漢方和牛のグリエ エシャロット香草ソース」

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肉料理「漢方和牛のグリエ エシャロット香草ソース」

宮城県栗原市にある関村牧場で14種の漢方を配合した飼料で育てている「漢方和牛」を使った肉料理。

こちらの漢方和牛は、黒毛和牛のなんと約1.5倍ものアミノ酸があるお肉なのだそう。自然交配の自然分娩、完全放牧でストレスフリーに育った牛は脂がさっぱりしているのに旨みが強く、とても柔らかいのが特徴。

また、エシャロットを使ったソースはニンニクとアンチョビとオリーブオイルで炒めて白ワインとコニャック、フォンドヴォーを入れて作っています。

付け合わせは、ポンムドフィノワーズ(じゃがいものグラタン)と、カツオ出汁で煮含めてからカリっと焼いた蓮根、そして埼玉県川口市にある毎日新聞の印刷工場で作られた肉厚なキクラゲ。意外な生産地ですが、印刷工場は温度・湿度管理が徹底していることで、安全・安心で良質なキクラゲが育つのだそうです。

■6:香りがよく爽やかなアヴァンデザート「へべす」

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アヴァンデザート「へべす」

メインのデザートの前に提供される軽めの一皿は、宮崎県日向市の特産物である柑橘「へべす」を使ったパルフェグラッセ(冷菓)。へべすは、レモンのように香りがよく、レモンよりまろやかで優しい味わい。軽やかなアイスデザートで、コース料理をしっかりいただいたあとでもペロリといただけました。

■7:はちみつづくしのデザート「レアチーズ 会津のはちみつ」

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デザート「レアチーズ 会津のはちみつ」

メインのデザートは、奥会津の菩提樹のはちみつを使った一品。はちみつのムースとレアチーズケーキが二層になり、中央にオレンジ、ピンクグレープフルーツ、グレープフルーツと3種類の柑橘のマリネがのせられています。

菩提樹のはちみつのアイスクリームには、そばの花のはちみつがかけられていて、まさにはちみつづくし。香りや風味が楽しめる上品なデザートでした。

■8:食後の紅茶と小菓子でほっと一息

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紅茶と小菓子

コース料理の最後には、小菓子とともにウバティーかコーヒーが提供されます。コースの余韻に浸りながら、ゆっくりと味わって。


今回ご紹介した「メイユール」はランチ・ディナーともに提供。「メイユール」には、魚料理に甘鯛、肉料理に常陸牛を提供しているコースもあり、お好みで選べます。また、ランチ限定のコースメニューとして、魚料理と肉料理をどちらか選ぶ全5品の「Midi(ミディ)」(¥16,000/+¥3,000で魚と肉どちらも提供)も用意されています。

フランス料理の技法でこだわりの国産食材を生かして作られる美食の数々を味わいに、ぜひ新しく生まれ変わったフォーグレインを訪れてみてはいかがでしょうか。

※掲載商品の価格は、すべて税・サービス料込みです。

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WRITING :
小林麻美