新作ラグジュアリーウォッチから、「大人の女性にふさわしいタイムピース」や「話題作」を厳選してご紹介しているこのシリーズですが、今回ご紹介するのは「超話題作」。近年は独創的なハイエンドウォッチの制作に注力し、時計界でも別格の存在感を放っている「ルイ・ヴィトン」が、「ドゥ・べトゥーン」という独立系ウォッチメゾンとのコラボレーションを実現! 『LVDB-03 ルイ・ヴァリウス プロジェクト』を発表しました。

双方に新たな創造性をもたらす奇跡のコラボレーション

時計_1,高級時計_1,名品_1
「ルイ·ヴィトン」のアイコン、『タンブール タイコ』ケースに、「ドゥ・べトゥーン」のシグネチャーカラーのブルーを纏った『LVDB-03 GMT ルイ・ヴァリウス』のウォッチ。(C)Piotr Stoklosa & Ulysse Camus

2002年にウォッチ専門のアトリエ、 「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」を設立し、本格的にウォッチメイキングを開始した「ルイ・ヴィトン」。以来、年を追うごとにその「本気度」は増し続け、ラグジュアリーメゾンの一流の美学を映し出すクリエイションを展開してきました。

その「本気度」は2021年、LVMH会長であるベルナール・アルノーの子息、ジャン・アルノーが「ルイ・ヴィトン」ウォッチ部門のディレクターに就任してから、一段も二段もギアが上がり、独立系ウォッチメゾンとのコラボレーションにも積極的に取り組んでいます。

今回の『LVDB-03 ルイ・ヴァリウス プロジェクト』は、独立系ウォッチメゾンとのコラボレーションの第3弾。

時計_2,高級時計_2,名品_2
「ドゥ·ベトゥーン」独自の熱酸化処理によって深みがありながら鮮やかなブルーに仕上げられたポリッシュ仕上げのチタンケース。サファイアクリスタルのケースバックから、独創的なデザインのムーブメントの美しさを堪能できる。(C)Ulysse Frechelin & Ulysse Camus

「独立系ウォッチメゾン」というのは、時計師ひとり、あるいは極少数の時計師たちが設立したメゾンで、「マイクロウォッチメゾン」とも呼ばれ、時計愛好家のなかでも真に機械式時計を愛する人たちの間では非常にリスペクトされる存在。今回のプロジェクトで「ルイ・ヴィトン」とタッグを組んだ、「ドゥ・べトゥーン」の共同創業者、デニス・フラジョレは、現代の時計製造業界において最も尊敬される隠れた巨匠のひとりです。

時計_3,高級時計_3,名品_3
「ルイ・ヴィトン」のために再解釈された、「ドゥ・ベトゥーン」を象徴する天の川のモチーフが輝く文字盤。(C)LOUIS VUITTON

ジャン・アルノーはこう語っています。

「こうしたコラボレーションの際、私たちはウォッチメーカーに、時間、そしてルイ・ヴィトンのビジョンを彼ら独自の視点で自由に定義してもらいます。私たちは外部の視点を持ち込むことで独立系ウォッチメゾンをサポートし、彼らはそれによってルイ·ヴィトンに、独自の新鮮な視点をもたらしてくれるのです。こうした取り組みが、双方に豊かな創造性と新たなアイディアをもたらす原動力となります」

“旅の真髄(こころ)”という哲学が息づく希少なクリエイション

ふたつの異なる時刻を同時に表示する複雑機構“セカンドタイムゾーン(GMT)”を搭載した『LVDB-03 GMT ルイ・ヴァリウス』。「ルイ·ヴィトン」の不朽の、“旅の真髄(こころ)”という哲学と見事に調和する手巻きムーブメント“キャリバーDB2507LV”は、スイスのジュラ山脈にあるサント・クロワという小さな山村にある「ドゥ・ベトゥーン」のアトリエで綿密に製作・組み立てられています。

時計_4,高級時計_4,名品_4
熟練の技で配された伝統的な装飾がアクセントを添える“キャリバーDB2507LV”。(C)Piotr Stoklosa & Ulysse Camus

『LVDB-03 GMT ルイ・ヴァリウス』の、ふたつのメゾンのサヴォアフェールの融合が、もっともわかりやすく表現されているのがケース。「ルイ・ヴィトン」の代表的ウォッチコレクション『タンブール タイコ』が、「ドゥ・べトゥーン」の象徴である、ブルーに仕上げられたチタンの色味によって、また新たな表情を得ています。

時計_5,高級時計_5,名品_5
サンドブラスト加工とポリッシュ仕上げを施したベゼルの側面には「LOUIS VUITTON」の12文字があしらわれて。(C)Piotr Stoklosa & Ulysse Camus

そして今作の価値を一段と高め、コレクター心を激しく揺さぶるのが、この時計のために特別に製作されたチタン製のウォッチ・トランク!

時計_6,高級時計_6,名品_6
フランスのアニエールに構える「ルイ・ヴィトン」のアトリエがこれまでに製作したなかでも、もっともエクスクルーシブなクリエーションのひとつとなるウォッチ・トランク。

これまでウォッチのご紹介をしてきた『LVDB-03 ルイ・ヴァリウス プロジェクト』ですが、実はもうひとつ、偉大なクリエイションが誕生しました。機構も装飾もまさに超絶技巧が盛り込まれた、芸術作品といっても過言ではないクロック『LVDB-03 サンパティーク・ルイ・ヴァリウス』です。

時計_7,高級時計_7,名品_7
『LVDB-03 サンパティーク・ルイ・ヴァリウス』専用のチタン製ウォッチ・トランクに収められ、予定価格は400万ユーロ(約7億3500万円)。

クロックはウォッチとのセットで2組のみの限定販売。ウォッチ単体では10本、つまり合計12本のみ製作される『LVDB-03 GMT ルイ・ヴァリウス』。ムーブメントには「Louis cruise with Denis」のエングレービングと、限定12本中の01から12まで、個別のリミテッドエディションナンバーが添えられ、希少性を物語るさりげないシグネチャーに。

時計_8,高級時計_8,名品_8
『LVDB-03 GMT ルイ・ヴァリウス』375,000ユーロ ●ケース:チタン ●ケース径:45mm ●ストラップ:ファブリック(エキゾチックレザーの替えストラップが付属) ●ムーブメント:手巻き

「ルイ・ヴィトン」のクラフツマンシップへのこだわりと美学をあますところなく発揮した、この奇跡のクリエイション。メゾンのクリエイティビティの豊かさを改めて印象づけ、無限の可能性を示しました。


2月に発表したこの『LVDB-03 ルイ・ヴァリウス プロジェクト』に先駆け、1月にイタリア・ミラノで開催された「LVMH ウォッチウィーク 2026」でも多彩な新作を発表した「ルイ・ヴィトン」。また順次、魅力的なニューモデルをご紹介していく予定です。お楽しみに!

※1ユーロは¥1184.83/2026年2月10日現在:編集部調べ

問い合わせ先

ルイ・ヴィトン クライアントサービス

TEL:0120-00-1854

関連記事

この記事の執筆者
東京都出身。大学在学中から雑誌『JJ』などで執筆活動を開始。女性向け本格時計のムックに携わったことから、機械式時計に開眼。『Precious』などの女性誌において、本格時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。SIHHとバーゼルワールドの取材歴は、女性ジャーナリストとしては屈指のキャリアの持ち主。好きなもの:海、ハワイ(特にハワイ島)、伊豆(特に下田)、桑田佳佑様、白い花、シャンパン、純米大吟醸酒、炊きたてのご飯、たまご、“芽乃舎”の野菜だし、“エルメス”のバッグと“シャネル”の靴、グレーのパーカー、温泉、スパ、素敵旅館、村上春樹、宇野千代先生、神社、日本の陶器(特に唐津焼)、朝ドラ、ドラミちゃん、長文のインタビュー原稿