東京手仕事プロジェクトとは、その粋な味わいや優れた機能性・日常性を広く認知してもらう一方で、東京らしい感性あふれる新しい工芸品にも挑戦。伝統工芸品に囲まれた潤いある豊かなライフスタイルを提案するために、東京都中小企業振興公社の元で誕生したプロジェクトです。伝統工芸品の担い手と、デザイナーをマッチングすることで新しい商品を開発しています。
現在日本橋三越本店 本館5階 ギャラリー ライフ マイニングにて開催中の「進化する粋 東京手仕事展」では、その魅力に触れると同時に、購入することもできるため、初日からたくさんの方が訪れていました。
今回は、そのなかからPrecious.jp読者の方におすすめしたいアイテムをピックアップしてご紹介します。
ひな人形の「裏方」をインテリアに! 揺らぐ盆栽を見て癒されたい
日本の節句人形は、海外からの観光客にも人気の商品。こちらは、ひな人形に彩りを添える造花技術を使ってつくられたモビール「ゆらぎ盆栽」。盆栽の枝ぶりを想像させる曲線の先に浮かぶ、松の造花。それは扇のようにも見え、ふわふわと舞を踊っているかのよう。デザイナーの平田ことこさんと竹本真実さんのアイデアを、岡半の職人・岡田雄二さんが新たな工芸作品として挑戦したものです。
職人の岡田雄二さんによると、モビールのバランスをとるためには非常にデリケートな作業が必要とのこと。販売は受注生産となっています。
会話のきっかけづくりに!ファッションアイテムにも伝統工芸の技を!
海外からのゲストとビジネスやプライベートで会うときなど、和のアイテムを取り入れるアイディアはおすすめです。
こちらは、七五三や成人式などで和服を着る女性の髪に飾られる簪「江戸つまみ簪」をベースにしたラリエットチョーカー。その名の通り、ラリエットのようにファッションのアクセントにしたり、ベアトップのブラックドレスの首元につけて視線を顔に集めるなど、2WAYで使えます。
すぐに連れて帰って使えるアイテムも。こだわりの逸品を手に入れて
店内に展示されている商品は、一部受注生産のものもありますが、その待つ時間も楽しみたいところです。もちろんすぐにお持ち帰りできるバッグやグラスなどもたくさんラインナップしています。
東京土産のお店は多いものの、芸術品級のレベルの逸品を見つけるのは難しいところ。もうすぐやってくる父の日のギフトにもぴったりですね。とびきりのものが集まっているこの展示でピックアップしてみてください。
※記載されている商品価格はすべて税抜きです。
問い合わせ先
- 会場/日本橋三越本店 本館5階 ギャラリー ライフ マイニング
- 期間/2018年5月30日(水)~6月12日(火) ※終了
TEL:03-3241-3311(大代表) - 住所/東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 北本祐子