【目次】
- 「バウムクーヘンの日」はいつ?何の日?
- なぜ3月4日?バウムクーヘンの歴史
- そもそもバウムクーヘンとは?
- 失敗しない!おいしい食べ方
- バウムクーヘンの保存方法と賞味期限:開封後どうする?
- 手土産・ギフトとしての選び方
【「バウムクーヘンの日」はいつ?何の日?】
■「いつ」?
「バウムクーヘンの日」は3月4日です。「バウムクーヘン」とはドイツ発祥の焼き菓子で層が重なって木の年輪のような模様が特徴。名前の由来は「バウム(木)」の「お菓子(クーヘン)」です。日本では“バームクーヘン”と表記されることも多く、しっとり食感など独自の進化を遂げています。
■日付の「由来」は?
1919(大正8)年3月4日、菓子職人カール・ユーハイムが、広島県物産陳列館で開催された「俘虜(ふりょ)製作品展覧会」に、バウムクーヘンを出品しました。これが日本におけるバウムクーヘンの始まりであることから、3月4日が「バウムクーヘンの日」に選ばれました。
■「誰が」決めた?
「バウムクーヘンの日」は、菓子職人カール・ユーハイム氏を創業者とし、神戸市に本社を置く株式会社ユーハイムが制定し、一般社団法人 日本記念日協会によって認定・登録された記念日です。
【なぜ3月4日?バウムクーヘンの歴史】
バウムクーヘンといえばユーハイムをイメージする日本人は多いのではないでしょうか? 日本におけるバウムクーヘンの歴史は、ユーハイム創業者である菓子職人・カール・ユーハイム氏の生涯を抜きに語ることはできません。
■ドイツから中国、そして日本へ
遡ることおよそ120年前の1909年。当時、カール・ユーハイム氏は、ドイツの租借地であった中国・青島(チンタオ)でコンディトライ ウント カフェ(菓子・喫茶)を営んでいました。
その後、第一次世界大戦のときに捕虜として日本に渡ったユーハイム氏は、「バウムクーヘンの日」の由来ともなった1919年の3月4日、広島の広島県物産陳列館(現在の原爆ドーム)に初めてバウムクーヘンを出品し、好評を博します。東京・銀座の明治屋で働いたのち、1922年に横浜で店を開きますが、関東大震災をきっかけに神戸へと移りました。そのときから、ユーハイムの本店は神戸となったのです。
それにしても、国や立場を超えた交流の一環として、日本初のバウムクーヘンが現在の原爆ドームで販売されたという事実は、非常に感慨深いですね。広島発の平和文化の振興に取り組む広島バウムクーヘン振興協議会は、「お菓子を通じた笑顔の輪が人々を幸せにする」という信念のもと、「バウムクーヘンの日」が、日本中、そして世界中で、とっておきのバウムクーヘンを味わいながら、平和で幸せな時間を大切な人と分かち合う日となることを願っています。
■「ドイツの伝統製法」を継ぐユーハイムのバウムクーヘン
ユーハイムのバウムクーヘンの大きな特徴は「ドイツ由来のバウムクーヘン」であること。ユーハイムでは、ドイツで定められた「バウムクーヘンの定義」に加え、純正自然な材料だけを使い、食品添加物に頼らないお菓子作りを実現しています。
【そもそもバウムクーヘンとは?】
■名前の由来
バウムクーヘンは、ドイツ語で「木(バウム)の菓子(クーヘン)」を意味する、ドイツのスイーツの代名詞ともいえる焼き菓子です。断面の何層にも重なった層が「樹木の年輪」に見えることから、この名がつきました。日本では、「年輪」から受けるイメージから、「長寿」や「繁栄」を願う縁起物として、結婚式の引き出物などの慶事に重宝されています。
■ドイツの「バウムクーヘンの定義」とは?
本場ドイツでは、バウムクーヘンには一定の基準があるとされ、たとえば「油脂はバターのみ」「ベーキングパウダーなどの膨張剤は使わない」「配合は卵を多め(卵2:バター1:砂糖1:粉1が目安)」などが紹介されています。
【ドイツにおけるバウムクーヘンの基準/目安】
・卵:バター:小麦:砂糖の比率は 2:1:1:1
・バター以外の油脂を使用してはいけない(マーガリンなどの植物油脂は不可)
・ベーキングパウダー(膨張剤)などの添加物は使用してはいけない
・職人が専用の芯棒に生地を薄く塗り、直火で焼き上げる伝統的な工法を守る
■日本独自の進化
日本では、しっとりとした柔らかい食感や、抹茶・チョコなどの多様なフレーバーが好まれます。そのため、本場ドイツの伝統的な「しっかり・どっしり」した食感とは少々趣の異なる、日本人好みの「ふわふわ・しっとり」食感を追求した、独自のスイーツとして花開いています。
【失敗しない!おいしい食べ方】
バウムクーヘンはそのままでも十分美味しいですが、ひと手間加えるだけで専門店の出来立てのような味わいになります。
■「そぎ切り」で食感を楽しむ
ユーハイムの公式「X」によれば、バウムクーヘンのいちばんおいしい切り方は「そぎ切り」することだそうです。ナイフで薄くすくうように切ると、断面がなめらかになり、生地の目が詰まらずにおいしく食べられます!! 日本では扇形にカットすることが多いのですが、バウムクーヘンの本場ドイツでは「そぎ切り」がメジャーな切り方だそう。 断面の面積が広がることで、層が空気に触れて、口溶けがふんわりとよくなるんです!
■温度で変わる3つの楽しみ方
ひと工夫で、さらにおいしくなるバウムクーヘンの食べ方をご紹介します。
トースターで焼く 「バウムラスク風」
薄く切ったバウムクーヘンを、トースターやオーブンで表面がカリッとするまで焼くと、香ばしいクッキーのような食感が楽しめます。カリッとした食感が、バウムクーヘンの味わいを一層引き立ててくれます。
電子レンジで温める 「ふわふわ・しっとり」
電子レンジ(600W)で10秒〜20秒ほど軽く温めます。バターがじゅわっと溶け出し、焼き立てのような香りが広がりますよ。ただし温めすぎるとフォンダン(砂糖衣)が溶けてしまいますので注意してくださいね。
冷やして「どっしり・シャリシャリ」
冷蔵庫で冷やすと、生地が引き締まって濃厚な味わいに。特に周りにフォンダンがコーティングされているタイプは、シャリっとした心地よい食感が際立ちます。
■トッピングでアレンジ
ホイップクリームやバニラアイス
クリーミーな添え物があれば、バウムクーヘンが贅沢なデザートに早変わり!
ヨーグルトと一緒に
ヨーグルトと一緒に食べると、さっぱりとした風味を楽しむことができます。バウムクーヘンのもちもちとした食感とヨーグルトのなめらかさが絶妙にマッチ。相互の特徴が引き立ちます。
【バウムクーヘンの保存方法と賞味期限:開封後どうする?】
バウムクーヘンの最大の敵は「乾燥」です。水分が抜けると、あの独特の口溶けが損なわれてしまいます。
■賞味期限の目安
未開封: メーカーによりますが、7日〜30日程度。
開封後: 保存状態に関わらず、2〜3日以内に食べきるのがベスト。
■開封後の保存は「密閉」
開封後はできるだけ早めにいただくのが基本。しっとり感を保つためには、付属の袋のままにするのではなく、ジップ付きの保存袋や密閉容器に入れると、香りと水分を長く保てます。
■保存場所の選び方
バウムクーヘンは、直射日光・高温多湿を避けた常温保存が基本です。商品ごとの表示(保存方法・賞味期限)に従い、室温が高い時期やコーティングのあるタイプは冷蔵も検討すると安心です。
■夏場は冷蔵も
夏場、すぐに食べないときには冷蔵庫へ。食べる30分〜1時間ほど前に出しておくと、しっとり感がもどりやすくなります。
■長持ちさせたいなら「冷凍」
すぐに食べきれない場合は、冷凍保存もおすすめです。 1食分ずつスライスしてラップに包み、冷凍用保存袋へ。保存の目安は風味を保つためには約2~3週間以内がおすすめ。自然解凍、または凍ったまま食べても「ひんやりスイーツ」として楽しめます。
【手土産・ギフトとしての選び方】
バウムクーヘンは、結婚式など、お祝いのお菓子としての定番アイテム。これはバウムクーヘンの断面が年輪のような模様であることから、「年を重ねる縁起物」として喜ばれているため。「幸せが重なる」「末永いお付き合い」という意味が込もった、ギフトに最適なスイーツです。よりスマートに贈るためのポイントを解説します。
■贈るシーンに合わせる
結婚祝い・引き出物として
「夫婦で一緒に時を刻む」という意味が込められた定番です。紅白のパッケージや、ホール(円形)のままのものが特に縁起がよいとされます。
長寿のお祝い(還暦など)
「長寿(年を重ねる)」を願う気持ちを込めて。上品な箱入りや、ユーハイムなどの老舗ブランドが、やっぱり安心。
ビジネス(オフィスへのお土産など)
「個包装タイプ」一択です。切り分ける手間がないため、オフィスでも分けやすく、保存も効くので喜ばれます。
■「食感」で選ぶ
相手の好みに合わせて選ぶと、より満足度が高まります。
ソフトタイプ(しっとり系)
日本で主流のふわふわ食感。お子様からお年寄りまで幅広く好まれます。(クラブハリエなど)
ハードタイプ(しっかり系)
表面がカリッとして、噛み締めるほどにバターのコクが広がるタイプ。お酒を嗜む方や、本格志向の方に。(ねんりん家のマウントバウムなど)
■チェックポイントは?
・賞味期限の長さ……手土産にするなら、最低でも1週間以上余裕があるものを選びましょう。
・コーティングの有無……夏場に贈る場合は、周りのチョコや砂糖が溶けやすいものは避け、シンプルなタイプか、保冷剤を添える配慮を。
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3月4日は「バウムクーヘンの日」です。丁寧に焼き上げられた何層もの年輪に「幸せがずっと続きますように」という願いを込めて、大切な人と分かち合いたいお菓子です。外出先や職場なら「個包装タイプ」が基本ですが、みんなでワイワイ食べるなら、ホールタイプで「そぎ切り」を試してみるのも、盛り上がりそうです。温めたり冷やしたり、あるいはトーストしたり。お好みの「最高のひと口」を味わってみてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- 参考資料:『デジタル大辞泉』(小学館) /ユーハイム(https://www.juchheim.co.jp) /ユーハイム公式X(https://x.com/juchheim_1909) /広島バウムクーヘン振興協議会(https://hiroshima-baum.jp/index.html) /一般社団法人 日本記念日協会HP(https://www.kinenbi.gr.jp) /Precious.jp「ユーハイム(Juchheim)|日本初のバウムクーヘンを焼き上げた老舗洋菓子店!ドイツの「お菓子の王様」が日本へ渡ってきた経緯とは」(https://precious.jp/articles/-/16201) /CLUB HARIE「おいしくお召しいただくために」(https://clubharie.jp/products/baumkuchen#:~:text=しっとりやわらかい状態で、密封,に保存してください%E3%80%82) :

















