「御蚕包み」…何に包まれているの?どんな意味?
明日、2月26日は『包む(ラッピング)の日』という記念日です。大切な人のことを想い、感謝の気持ちを込めて贈り物や商品を包むことで、楽しさと豊かさを届ける日に、という目的で制定されました。日常づかいの品物は簡易包装でよいですが、贈り物に関しては、美しいラッピングを演出する側も、ほどいていく側もときめきを感じるのではないでしょうか? ということで本日は「包」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「御蚕包み」ってなんと読む?
「御蚕包み」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「ぜいたくな生活」「何不自由なく育てられること」を言う、古来の言い回しです。
<使用例>
「彼女は御蚕包みで育った御令嬢だから、逆に、気楽なお店が新鮮なんじゃない?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 御蚕包み(おかいこぐる-み) です。
「御蚕包み(おかいこぐる-み)」という言い回し、ご存知だった方、耳にしたことがある方も多いでしょう。この言葉が「ぜいたくな生活」「何不自由なく育てられること」という意味であることはなんとなくわかるものの、言葉のどの部分がそういう意味を示唆しているのか…そこまでわかる方はいらっしゃいますか?
では、2問目にまいります。
【問題2】「御蚕包み」の「御蚕」って何?
「御蚕包み」という日本語の「御蚕」が指すアイテムとして正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:極上の寝具
2:世俗と隔てられた環境
3:絹の衣服
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 3:絹の衣服 です。
絹の衣服は昔から高級品でしたので、「御蚕包み(おかいこぐる-み)」とは「上から下まで全身に絹の衣服に包まれている」という意味から「何不自由のないぜいたくな生活」を示唆する言葉の定番となりました。和服でも、庶民の日常着は綿や麻などの丈夫で安価な布でつくられますが、上質・上等な和服は「正絹(しょうけん)」と呼ばれる絹100%の布が用いられます。「御蚕包みで育った」と言えば「全身を絹の衣服に包まれて育った=何不自由ない裕福で贅沢な生活をしてきた」という意味です。
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本日は、2月26日『包む(ラッピング)の日』にちなんで、
・御蚕包み(おかいこぐる-み)…上から下まで絹の衣服に包まれるようなぜいたくな生活。何不自由なく育てられること
という言葉をピックアップし、読み方や意味、言葉の背景をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















