世界的に著名なブランド、「ディオール」。今回、日本との揺るぎない絆を象徴する新たな拠点として「ディオール バンブー パビリオン」を東京・代官山の中心部にオープンしました。

1,800平方メートルを超える広大な敷地には、メゾンの歴史を物語るクリエイションが並ぶブティックとともに、世界的な女性シェフ、アンヌ=ソフィー・ピック氏がメニューを監修する「カフェ ディオール by アンヌ=ソフィー・ピック バンブー パビリオン」が併設されています。

三世代にわたりミシュラン三つ星を保持するシェフの卓越した技と、ディオールの「アール ドゥ ヴィーヴル(暮らしの美学)」が融合した、格別な空間と印象深い体験となるスイーツをご紹介します。

東京・代官山に誕生した魅惑の空間「カフェ ディオール by アンヌ=ソフィー・ピック バンブー パビリオン」

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「ディオール バンブー パビリオン」外観

パリの本店「30 モンテーニュ」のファサードを、日本の竹林に着想を得たゴールドの竹(バンブー)で再解釈した壮麗な外観が目を引く「ディオール バンブー パビリオン」。

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プラントハンター・西畠清順氏による庭園にはテラス席も

店内のカフェ「カフェ ディオール by アンヌ=ソフィ—・ピック バンブー パビリオン」は、店内にプラスしてプラントハンター・西畠清順氏やフラワーアーティスト・東 信氏が手掛ける庭園にテラス席も用意されています。

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東信氏による作品が店内を彩ります
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壁面を飾るブロックに閉じ込められた花々も東信氏の作品

カフェ入り口でまず目に入るのが、東 信氏による大きな作品。壁にあるブロックに閉じ込められた花々も東氏の作品となっており、ひとつひとつの花を眺めるのも楽しみのひとつに。

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フォトジェニックな柴田あゆみ氏の作品

また、カフェ内では柴田あゆみ氏による、天井から降り注ぐ夢のようなインスタレーションが、より華やかさを添えていました。

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美しい店内。壁、床、ソファに至るまでディテールをチェックして

店内は天然の素材と洗練されたカラーパレットでまとめられています。

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お手洗いとは思えない空間

店内だけでも魅力が満載ですが、訪れたらぜひチェックしてほしいのがお手洗い。デザイン性の高い設えに、驚くこと間違いなしですよ。

ディオールの世界観を味覚でも味わう!代官山限定メニューを体験

今回のカフェの要はなんといっても、世界で最もミシュランの星を獲得している女性シェフ、アンヌ=ソフィー・ピック氏。自らを美食家と称した創設者クリスチャン・ディオールへのオマージュとして、彼女はメゾンのアーカイブに没頭し、そのアイデンティティを料理へと昇華させました。

メニュー全体のコンセプトは、両者が共有する「植物界への情熱」と、シェフの哲学である「インプレグネーション(浸透)」です。象徴的な「カナージュ」モチーフや幸運の象徴を再解釈しつつ、抹茶や日本酒、柚子といった日本ならではの素材を繊細に融合させています。

創設者クリスチャン・ディオールが愛した「アール ドゥ ヴィーヴル(暮らしの美学)」を、香り高く奥行きのある味わいで表現した料理の数々。今回は数あるメニューのなかでも、代官山でしか出合えない究極の限定メニューをご紹介します。

■1:四つ葉のクローバーを頬張る幸せ「Le Trefle/ル トレフル」

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「ル トレフル」¥5,000

クリスチャン・ディオールの幸運の象徴である四つ葉のクローバーを想起させる、爽やかさとほろ苦さが調和した一皿「Le Trefle/ル トレフル」。新しくクリエイティブ ディレクターに就任したジョナサン・アンダーソン氏へのオマージュとして考案されました。

ピスタチオ風味のタルト生地を土台に、抹茶、玄米茶、エストラゴンのビスケットと柚子のコンフィを忍ばせ、抹茶とタラゴンのムースで仕上げられています。トップに飾られたてんとう虫のチョコレートが愛らしく、日本料理の素材とフランスの感性が抒情的な対話を奏でます。

見た目のインパクトは大きいですが、口の中でほろりと儚く消えていくような、繊細な味。重さがないので、ペロリといただけました。

■2:繊細で愛らしいデコレーション「Le Cannage Sucre/ル カナージュ シュクレ」

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「Le Cannage Sucre/ル カナージュ シュクレ」¥5,000

日本酒が香るバニラ風味のアントルメに、いちごとジンジャーのコンフィを添えた珠玉のデザート「Le Cannage Sucre/ル カナージュ シュクレ」。ベースにはチョコレートコーティングされたお米のシュトロイゼルとビスケットを敷き、その上に日本酒とみりんを使用したライスプディングを重ねています。

さらに、いちごと柚子のコンフィ、日本酒・みりん・酒粕を合わせたジュレが複雑なハーモニーを奏で、周囲をカナージュ柄の日本酒ムースが包み込みこんでいる一品になっています。砂糖菓子とパンナコッタで表現された可憐な花々が彩りを添えており、美しい見た目も印象的。優しい味わいのスイーツでした。

■3:ツナとパンのおいしさが印象的な「Le Pain Cousu-Main/ル パン クジュマン」

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「Le Pain Cousu-Main/ル パン クジュマン」¥5,000

南フランスで親しまれている「パン・バニャ」を、アンヌ=ソフィー・ピック氏が独自の感性で再解釈した洗練されたサンドイッチ「Le Pain Cousu-Main/ル パン クジュマン」。ムッシュ ディオールが休暇を過ごした南フランスの「シャトー・ド・ラ・コル・ノワール」でのひとときに着想を得ています。

そば茶の風味を加えた繊細で柔らかなパンの層には、旬の野菜、マリネしたマグロ、バジルペーストが美しく重ねられており、一口ごとに南仏の情景が浮かぶような奥行きのある味わいです。パンそのものに加え、ツナのおいしさも印象的でした。しっかりとした食べ応えがある一品です。

なお、代官山で提供しているアンヌ=ソフィー・ピック氏のメニューは「カフェ ディオール by アンヌ=ソフィ・ピック ギンザ」でもいただけます(※一部異なります)。


 パリから東京へと続くディオールの夢が、代官山という地で壮麗に結実した「ディオール バンブー パビリオン」。アンヌ=ソフィー・ピック氏が提唱する「インプレグネーション(浸透)」の哲学に基づき、日本の素材を贅沢に織り交ぜたメニューは、単なる食事を超えた深い文化体験をもたらしてくれます。

季節とともに移ろう庭園の植物や、現代デザイナーたちが空間に添えた繊細なアクセントに包まれながら、ここでしか出合えない至福のティータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

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WRITING :
ミノシマタカコ
EDIT :
小林麻美