女性の「経済的虐待」に立ち向かう、9年目の『Pomellato For Women』
毎年3月8日は国連が定める「国際女性デー」です。2026年の「国際女性デー」に際して、ポメラートは、女性のエンパワーメントへの揺るぎない取り組みとして、9年目となる『Pomellato For Women(ポメラート・フォー・ウィメン)』キャンペーンを展開します。今年は、ジェンダーに基づく暴力として、目に見えないかたちで横行する「経済的虐待」にスポットライトが当てられています。
公開された動画には、文化やスポーツ、起業、市民社会の各分野で活躍する人々が出演。キャストたちのメッセージを通して、経済的支配という静かな暴力であり、女性の選択や尊厳、自由を奪う「経済的虐待」に立ち向かう姿勢を示しています。
「経済的暴力は目に見えませんが、その影響は計り知れません。経済的自由を失った女性は、自分の人生を選ぶ力を失います。経済的自立とは自分の尊厳を守ることであり、真の自由の基礎となるものなのです」と、ポメラート CEOのサビーナ・ベッリ氏は訴えます。
見えない鎖に縛られる「経済的虐待」
「経済的虐待」とは、女性が経済的資源を獲得して利用し、維持する能力を意図的に制限し続けることをいいます。ゆるやかに進行することが多い「経済的虐待」は、ときには相手をケアし保護している、あるいはサポートするのためであるかのように見せかけながら、やがて相手を束縛し、自己決定力や自律性を奪おうとするのです。
今回のキャンペーンは、ポメラートがイタリアのSDAボッコーニ経営大学院に委託して実施した調査により、繰り返される「経済的暴力」が3つの形態を取ることに注意を促しています。
そのひとつめが「制限」です。これは、金銭や銀行口座を利用するための手段や、そのための意志決定を制限または監視することを指します。ふたつめが「妨害」で、自立するための勉強や仕事を妨害し、時間や機会を損なうことです。3つめの「搾取」は、女性の資源や収入、労働力を使い、平等ではない力関係をさらに強化することです。このような行為が持続的となることで経済的依存が常態化し、解消がますます困難になっていきます。
キャンペーン動画は、サポートが依存に変化し、ケアが支配に変わるという「経済的虐待」の緊迫した状況に立ち向かい、経済的な自立を個人の問題として片付けるのではなく、社会的責任と基本的権利として擁護することを訴えています。
「沈黙の壁」に風穴を空ける
「経済的暴力」が築き上げる最も強固な壁のひとつであり、壊すことが難しいのが「沈黙」です。しかし、私たちが語るたびにレンガで築かれた「沈黙の壁」は崩れていきます。言葉や意識、認識を共有することで、壁をつくるレンガがひとつずつ壊されていくのです。このキャンペーンでは、経済的暴力について発言し、耳を傾けるよう呼びかけることで、軽視され、誤解される「経済的虐待」への気付きを促しています。
ここで重要なのは、「経済的虐待」に立ち向かうことは、男性と女性に分かれて争うということではないということ。沈黙を破ることは、男性と女性が共に輝き、お互いを尊重し合い、すべての人にとってより平等な社会を実現するために必要な道なのです。
「声をひとつに」——変化を訴えるキャストたち
キャンペーン動画のメインを務めるのは、アカデミー賞受賞俳優であり、「Pomellato for Women」プラットフォームの長年のアンバサダーであるジェーン・フォンダ。彼女を筆頭に、本キャンペーンには、国際的な顔ぶれが揃っています。
ケリー・ワシントンとミシェル・モナハンは俳優として、また女性の権利と参画を擁護する立場から声を上げています。イタリア映画界が誇る有望な若手スターである女優、ベネデッタ・ポルカローリとイザベラ・フェラーリは、世代を超えたイタリア文化の強さを体現し、アメリカのモデルでメンタルヘルスの重要性を訴えるアメリア・グレイは若い女性たちを取り巻く現実に根差した視点を提供します。「Pomellato For Women」を対話と行動のためのグローバルなプラットフォームへと発展させたサビーナ・ベッリも登場し、この道を進むことで男女が「共に輝ける」ことを再認識させてくれます。
日本からは、プロバレーボールプレーヤーの石川真佑さんが、スポーツ界のリーダーのロールモデルとして登場し、「自分の意思をもって行動することです」と呼びかけています。
動画内では、キャストたちが「経済的虐待」のメカニズムをワンフレーズごとに解き明かしていきます。はじめに、ベネデッタ・ポルカローリが支配の陰湿さについて「じわじわと強まっていく」と表現し、続いてアメリア・グレイが「最初はただ手助けしているように見える」と語ります。そこへ、イザベラ・フェラーリが「お金がきっかけとなることが、あまりにも多い」という厳しい現実をつきつけます。
メッセージが深まるにつれ、問題の深刻さはさらに浮き彫りとなります。ジェーン・フォンダは経済的虐待が「あざは残さないけれど、女性に選択の余地も残さない」と、この問題の核心を突く真実を伝え、女性たちは経済的に依存することで「ほかのあらゆる形態の暴力からも逃れるのが難しくなる」と訴えます。パコ・レオンは「はっきりさせましょう。これは暴力です」と言い切り、サラ・ヌルはこういった状況を「束縛」、ミシェル・モナハンは「自由を奪うための構造」だと語ります。
そしてここから、メッセージは団結と解放へと向かいます。ベネデッタ・ポルカローリは「これは男女間の戦いではありません」と語り、アスリートのアンディ・ディアス・エルナンデスもその想いを引き継ぎながら「女性にスペースを与えることで、男性のスペースが取られるわけではありません。むしろ大きく広がるのです」と断言します。
「経済的自立」は尊厳と選択の自由を得ること
そして最後に、キャストたちは自由の本当の意味を定義します。ケリー・ワシントンは「経済的自立とは、お金だけではありません」と語り、 アンジェリーク・ジェラールは「尊厳の問題」だと定義します。石川真佑さんは「自分の意志で行動するため」の力について触れ、ミシェル・モナハンは「再スタートを切る権利」という最終目的を示してメッセージを締めくくります。
「経済的虐待」は、意図的かつ継続的な行動であり、被害者が個人的に劣っているということではありません。経済的虐待を認識すること、つまり制限・妨害・搾取であると明確に定義することで、沈黙の壁に風穴を開けることができます。 経済的自立は、尊厳・選択・基本的人権の問題だと、ポメラートはこのキャンペーン動画を通して呼びかけています。女性が経済的自由を手にすることで、誰もがメリットを享受できるのです。
以上、3月8日の「国際女性デー」に合わせて公開された、ポメラートのキャンペーン動画についてご紹介しました。出演者たちの決然とした呼びかけを通して、ブランドが女性をエンパワーメントする姿勢を受け取り、女性の経済的自立についてより一層の理解を深める機会になることでしょう。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部

















