「侍る」ってなんと読む?「さむらいる」ではありません!
本日3月5日から『WBC』こと『ワールドベースボールクラシック』が開幕、明日はさっそく『侍ジャパン』の一試合目、台湾戦が行われますね。大谷翔平選手など、海外で活躍する日本人選手の試合を日本で見られるとあって、強化試合から大変な話題になっていましたが、いよいよ本番。各国選手たちの健闘を祈りましょう!
ということで、本日は「侍」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「侍う」ってなんと読む?
「侍う」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「身分の高い人や敬うべき人のそばにひかえる。お仕えする」「貴人のそばに参上する」「『ある』『いる』の意味の丁寧語」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「もとは、将軍に侍うから、『侍(さむらい)』と呼ばれたのね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 侍う(さぶら-う) です。
もともと「さぶらふ」という動詞が先にあり、これが連用形になった言葉が「さぶらい」で、ここから名詞の「さむらい」ができました。つまり「さむらい」はもともとは「将軍に仕える人」という意味だったのです。また、古語「さぶらふ」は「候(そうろ)う」に通じる言葉でもあります。
さて、2問目も「侍」の訓読みに関するクイズです。
【問題2】「侍る」ってなんと読む?
「侍る」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「身分の高い人のそばにつき従っている。かしこまってその席などにいる」という意味です。
<使用例>
「彼は今や大変な権力者で、いつも取り巻きを侍らせているわよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 侍る(はべ-る) です。
「侍る(はべ-る)」も「侍」の表外読みですが、こちらの言葉のほうが、耳にしやすいかもしれません。こちらも「目上の人・身分の高い人のそばに、つき従っている」という意味で、これが「侍」という字がもつ意味そのものでもあるのです。
現代では、かつての武士のように、主君や将軍に仕える…という形態ではなく、「高い志のもとに集まる」というイメージで「侍(さむらい)」という言葉が使われる向きがございますね。
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本日は『ワールドベースボールクラシック』の話題にちなんで、「侍」という字・言葉をとりあげ、
・侍う(さぶら-う)
・侍る(はべ-る)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/WORLD BASEBALL CLASSIC2026 日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















