「放念」ってどういう意味?正しく理解していますか?
明日、3月9日は『記念切手記念日』です。1894(明治27)年のこの日、明治天皇・皇后の結婚25周年を記念して、日本初の記念切手が発行されたことを記念する日です。
当時、日本には記念切手の概念がなく、祝典を記念する切手を望んだ在留外国人の新聞投書がきっかけで政府が動き出し、急きょ、日本初の記念切手発行を実現させた、ということです。海外の文化に敏感だった明治時代らしいエピソードですね。『記念切手記念日』と「記念」が重なっておりますので、本日は「記」「念」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「外記局」ってなんと読む?
「外記局」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「日本古代の律令制による役所のひとつ」です。
<使用例>
「外記局って、平安時代ごろに、文官が勤めていた役所よね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 外記局(げききょく) です。
「外記」だけですと、より和的な「しるすつかさ」という読み方もあるため、役所名の「外記局(げききょく)」をクイズにしてみました。日本語には「文章の前の部分で書いたこと」をいう「前記(ぜんき)」、「右側の位置に書いてあること」を言う「右記(うき)」などの言い回しがございますが、「外記」は「がいき」ではなく「げき」と読みます。「右記」「外記」から連想すれば欄外になどに書いてあること…ではなく「古代日本の役職名」です。筆者自身が、辞書で「外記」という言葉を初めて見た際、「『欄外の記述』って意味かしら?」と混乱しましたので、今回、取り上げてみました。
さて、2問目は「念」という字の入った言葉のクイズです。
【問題2】「放念(ほうねん)」ってどういう意味?
「放念」という日本語の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:心に留める
2:気にかけない
3:叱る・教育する
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 2:気にかけない です。
「念」の字には、「思う。考え。思い」「心に留めて忘れない」「読む。唱える」などの意味がございます。「放念」では「心に留めて忘れない」の意味でこの字が使われており、その状態から「放つ」ので、「気にかけない・心配しない」という意味です。ビジネス文書などで「ご放念ください」という表現をよく見かけますが、これは「その件に関してはもうご心配は不要です」、ひいては「どうぞ忘れてください」というニュアンスになります。誤った内容のメールを送信してしまったり、以前とは状況が変化したとき、お相手を気遣う際などに使う一文です。
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本日は、3月9日『記念切手記念日』にちなんで、「記」「念」という字の入った日本語から、
・外記局(げききょく)
の読み方や、
・放念(ほうねん)
の意味、言葉の背景などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















