ベーシックなアイテムでありながら、かちっとしすぎてしまうジャケットを、どうカジュアルダウンさせるのか? カジュアルなデニムジャケットをどう着こなすか? カジュアルスタイルに関わるふたつの問題を、ファッション誌『Precious』のスタイルや海外セレブの着こなしから紐解きます。カジュアルスタイルが苦手という人にも参考になる、大人のためのコーディネート集です。

【目次】

ジーンズに合わせたいジャケットコーデ


【1】ジーンズ×デザインジャケット

【1】ジーンズ×デザインジャケット
デザインジャケットでシックに着るデニムスタイル

デニムをオシャレ着にアップデートするなら、デザインジャケットを合わせるのが正解。コレクション会場でスナップした彼女のように、ダブルジップを利用してモードな肌見せを意識すると、より一層ファッショナブルにグレードアップします。小物はブラック一色でまとめて大人っぽくシックにまとめて。デニム丈は、オリビア・パレルモも注目する、今年人気絶頂の「ジャストくるぶし」が鉄則です!

【2】ジーンズ×ペールトーンジャケット

【2】ジーンズ×ペールトーンジャケット
女性らしさ際立つジャケットスタイルのマダム

ペールトーンのジャケットで見事なアレンジに成功したオシャレマダムを選出。きちんと感もありつつ女性らしいしなやかさもある、上級者ならではの色選びは参考にしたいポイントです。メタリックなバッグと、オールブラックで統一した小物で絶妙なメリハリを与えた、オンシーンで取り入れたいスタイリングです。

【3】ジーンズ×ナポレオン風ジャケット

【3】ジーンズ×ナポレオン風ジャケット
Olivia Palermo(オリビア・パレルモ)

最愛の旦那さまとディナーへと出かける、とある日のOlivia Palermo(オリビア・パレルモ)をキャッチ。肩掛けにしたナポレオン風ジャケットとメンズライクなドレスシューズで、カジュアルデニムをデート仕様へとシフトしています。ドレッシー過ぎないよう、どことなくマニッシュに仕立てるのが国際派セレブの熟練テクニックのよう。気張らずに立ち寄りたい、ご近所ディナースタイルの参考にしてみては。

【4】ジーンズ×オーバーサイズジャケット

【4】ジーンズ×オーバーサイズジャケット
Victoria Beckham(ヴィクトリア・ベッカム)

シンプルなのに洗練されたスタイリングにファンが多いのは、デザイナーとしての顔も併せもつVictoria Beckham(ヴィクトリア・ベッカム)。昨夏ヒットした「ジャストくるぶし丈」のデニムにオーバーサイズのジャケットを一枚合わせることで、秋冬モードにアップデートしています。女性らしいしなやかさを引き出すパープルのパンプスやモードなサングラスなど、さり気なく取り入れた小物で軽やかにこなれる熟練のテクニックはさすが。デイリーのお仕事シーンで活用したいデニムコーデ筆頭です。

【5】ジーンズ×スパンコールジャケット

【5】ジーンズ×スパンコールジャケット
個性を引き出すスパンコールの輝きでブラッシュアップ

デイリーに重宝すると支持率No.1の「ジャストくるぶし丈」デニムをお出かけモードにアレンジするなら、オリビア・パレルモのようにモダンなアイテムと引き合わせて意外性を狙って。全面スパンコールが輝くジャケットは、エレガントになり過ぎないようあえて着崩すのが上級者に見せる「コツ」。もう一歩こなれるなら、モード感が加速する印象的なカラーサングラスに挑戦してみましょう。

【6】ジーンズ×ディテールジャケット

【6】ジーンズ×ディテールジャケット
シャイニーなアイテム効果で夜スタイルへ。

この日のオリビア・パレルモは、夜のストリートでも光り輝くシャイニーなディテールのジャケットをラフにはおり、デニムonデニムスタイルをレディーな夜モードに見事昇華しました。カジュアルになりすぎないよう、女性らしさを感じさせるヌードカラーのパンプスを合わせて上品な立ち姿も意識。ややダメージのあるデニム選びで、こなれた女性の最上級スタイルを演出しています。

【7】ジーンズ×ベーシックジャケット

【7】ジーンズ×ベーシックジャケット
女性らしい「抜け感」バランスを意識

「デニムと合わせるとカジュアル感が強くなるのでは!?」と懸念される人も多いと思いますが、そんなときに参考にしたいのが、デニムでもエレガントさが際立つジェナ・ライオンズ(Jenna Lyons)の着こなしテクニックです。

ベーシックなジャケットには、エレガントなドレスシャツを選出。ジャケットからシャツの袖を長めに出したり、肌写りのよいゴールドのアクセサリーをさりげなくのぞかせるなど、女性らしさを香らせる「抜け感」を意識的に取り入れています。くるぶし丈のダメージデニムを合わせることで、上級者ならではの外しスパイスも。黒パンプスは素足が美しく見える華奢なデザインが、ベストフィットしそうです。

【8】ジーンズ×ネイビージャケット

【8】ジーンズ×ネイビージャケット
ジャケット・シルクシャツ・デニム・バッグ・靴・イヤリング・ブローチ[2点セット](イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2017年

ジャケットで今っぽく着映えさせるなら、ロング丈を取り入れて。フォーマルなシーンでも使えるジャケットを、カジュアルなデニムでドレスダウン。裾をロールアップして抜け感を出せば、大人のオフィスコーデに仕上がります。

【9】ジーンズ×スモーキングジャケット

【9】ジーンズ×スモーキングジャケット
ジャケット(アオイ〈マントゥ〉)、ニット(ストラスブルゴ〈アリクアム〉)、パンツ(サザビーリーグ〈カレント エリオット〉)、チョーカー(ジュエルズ・オブ・ストラスブルゴ〈サイモン アルカンタラ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ブラミンク〈J.M WESTON〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー)  BY:『Precious11月号』小学館、2017年

ジャケットはウエストを程よくシェイプした、小気味のよいシルエット。光沢のあるサテンを効かせた王道のデザインです。大人のデニムスタイルに格をもたらす、スモーキングジャケットの迫力、シルバーなどのクールな輝きを添えれば、華やいだ場にふさわしいスタイルが完成します。

【10】ジーンズ×黒ジャケット

【10】ジーンズ×黒ジャケット
Sarah Harris(サラ・ハリス)

言わずと知れたオシャレ番長のひとりであるSarah Harris(サラ・ハリス)は、クラシック仕立てのジャケットに身を包み颯爽と登場。首元のスカーフ風デザインが華やぎを添えるドレッシーなブラウスが、女性らしい一面も引き出しています。足元にはバブーシュをセットして、トレンド感も意識。部下や後輩から憧れられるマニッシュなコーディネートが完成します。

レディースデニムジャケットコーデ


【1】デニムジャケット×デニムシャツ×デニムパンツ

【1】デニムジャケット×デニムシャツ×デニムパンツ
究極に洗練された大人のデニムonデニムスタイル

デニムonデニム、さらにウエストにもデニム…という、オールデニムで身を包んだオシャレマダムをご紹介します。彼女の着こなしの決め手は、同じデニムでも変化を楽しむことのできる「絶妙なグラデーション」にありました。さらには、デニムをリュクスに格上げるボリュームネックレスや、シックにまとめるモノトーンの靴&バッグ選びなど、すべて計算された熟練の技。カジュアルの定番であるデニムスタイルを見事にお出かけ着へとアップデートした真似すべきスタイリングといえます。

【2】デニムジャケット×ブラウス×デニムパンツ

【2】デニムジャケット×ブラウス×デニムパンツ
レディーなムードもあるデニムスタイルの極み

最上級オシャレをいくのは、ブラウスの下からうっすらと透ける、下着をもファッションの一部に仕立てた上級者コーディネート。ヴィンテージ風のデニムをレディーに仕立てたのは、女性らしさが際立つブラウスとラウンドカットのブーティの存在でした。キャッツアイフレームのサングラスと、小ぶりなバックパックでモダンさも意識した究極のデニムonデニムスタイルです。

【3】デニムジャケット×白デニム×チェスターコート

【3】デニムジャケット×白デニム×チェスターコート
ワントーンで着るグレーコート

グレーのチェスターコートのなかに白シャツ×白デニムを合わせた定番スタイルに変化をつけたいときの攻略方は、デニム使いにありました。インディゴのデニムジャケットをインするだけでアレンジ力がぐんと上がり、マンネリも打破できます。簡単にイメージチェンジがかなうので、物足りなさを感じたときにはGジャンのこなれ感を味方にしてみてください。

【4】デニムジャケット×タイトスカート×カットソー

【4】デニムジャケット×タイトスカート×カットソー
デニムジャケット(ゲストリスト〈レッドカード〉) 、ネックレス・ブレスレット(TASAKI〈メラニー・ジョージャコプロス TASAKI〉)、カットソー(Theory luxe)、スカート(マディソン ブルー)、バッグ(ロジェ・ ヴィヴィエ・ジャパン)、 靴 (ファビオ ルスコーニ 六本木店) 撮影/竹内裕二 BY:『Precious9月号』小学館、2015年

潔い白のトップスはハイウエストのタイトスカートにインし、デニムジャケットと合わせて、クラシックなシルエットに整えます。メタリックなパンプスでまとめれば、カジュアルな中にもクラス感が漂う装いの完成です。

【5】デニムジャケット×タイトスカート×白ニット

【5】デニムジャケット×タイトスカート×白ニット
Candela Novembre(カンデラ・ノヴェンブレ)

デニムジャケットでカラーブロックスタイルを実現したのは、元モデルでビジネスウーマンであるCandela Novembre(カンデラ・ノヴェンブレ)。鮮烈の白をポイントに、フレッシュな寒色配色で爽やかにまとめています。ジャケットをウエストインするなど、脚長効果を意識した着こなしテクニックや、長め丈のスカートで上品にまとめるなど、ビジネスシーンでも取り入れやすいスタイリング術です。

【6】デニムジャケット×黒パンツ

【6】デニムジャケット×黒パンツ
Carine Roitfeld (カリーヌ・ロワトフェルド)

オールブラックのイメージが強いファッションアイコン、Carine Roitfeld (カリーヌ・ロワトフェルド)がランチミーティングに選んだのは、意外にもシンプルなデニムジャケットでした。スリムなブラックパンツに合わせるだけで完成する「きちんと感」あるお仕事スタイルは、永遠のファッションアイコンをお手本に!

【7】デニムジャケット×デニムパンツ×ブラウス

【7】デニムジャケット×デニムパンツ×ブラウス
上品なインナー選びがカジュアルダウンしないコツ

この秋挑戦したいのは、お仕事シーンでも活躍する粋なデニム on デニムスタイルです。カジュアルになりがちなセットアップをオン仕様に着る「コツ」は、女性らしいインナー選びにありました。オリビア・パレルモのようにとろみ素材のニュアンスのあるブラウスを合わせて、上品なオールデニムスタイルを完成させて。

【8】デニムジャケット×黒パンツ×レザージャケット

【8】デニムジャケット×黒パンツ×レザージャケット
Amber Valletta(アンバー・ヴァレッタ)

デニムとレザージャケットのレイヤーでストリートモードを確立したのは、ツイッギーの再来と称され'90年代に一斉を風靡したモデルのAmber Valletta(アンバー・ヴァレッタ)。SaintLaurent (サンローラン)2017年AWコレクション会場でのスナップです。