【目次】

【「ツナの日」とは?いつ、何の日かをわかりやすく解説】

■「いつ」?

「ツナの日」は毎月27日。日常にさりげなく寄り添う記念日のひとつです。

■「何の日」?

「ツナの日」とは、私たちの食卓におなじみの「ツナ[tuna]=マグロ類)」の魅力を再発見し、消費を拡大することを目的として制定された記念日です。ただし、制定した公的機関や業界団体は定かではありません。


【「ツナの日」の由来】

日付が「2(ツ)7(ナ)」というシンプルで覚えやすい語呂合わせに由来することから、SNSのハッシュタグ(#ツナの日)や、個々のスーパー、飲食店が独自に行う「ツナ缶セール」「マグロ料理のキャンペーン」のキャッチコピーとして、自然発生的に定着したのではと推察されます。


【ツナ缶とは?種類や特徴を簡単に解説】

■そもそも「ツナ」とは?「ツナ缶」の定義

「ツナ」という言葉は英語の[tuna]に由来し、学術的にはスズキ目サバ科マグロ族に分類される魚の総称です。日本では「ツナ=マグロ」のイメージが強いのですが、定義的にはカツオなどを含む広い範囲の魚を指した言葉なんですね。

「ツナ缶」に関しても、厳密には「マグロ類とカツオを原料とした油漬けや水煮の缶詰の総称」が「ツナ缶詰」なのですが、日本では特に断りなく「ツナ缶」といえば「マグロの油漬け缶詰」を表す場合もあるようです。

■原料魚による呼称の違いは?

種類 原料魚 特徴
ホワイトミート ビンナガマグロ 身が白く、やわらかな食感と上品な味わいが特徴
ライトミート キハダ・メバチ・カツオ 現在の主流。程よい食感と扱いやすさが魅力
ライトミート
(カツオ)
カツオ しっかりとした旨味があり、価格も手頃。世界的に主流

■調理法による違いは?

種類 説明
油漬(あぶらづけ) 主に綿実油や大豆油などの植物油に浸したもの。コクがあり、サラダやパスタに適しています。油は炒め油として使ったり、油ごと料理に加えることで旨みが引き立ちます。
水煮(みずに) 油を使わず、野菜スープや水で仕上げたもの。魚本来のおいしさが味わえます。ヘルシーで、ダイエット食としても人気があります。

■形状による違いは?

種類 特徴
かたまりタイプ ほぐさず詰めてあり、食べ応えのある食感が特徴。ボリュームを出したい料理に適しています
大きくほぐしたタイプ ひと口サイズで扱いやすく、煮込み料理やカレー、パスタなどに最適です
細かくほぐしたタイプ サラダや和えもの、サンドイッチなど、幅広い料理に使いやすいのが魅力です

【ツナの栄養と健康効果】

ツナ(マグロやカツオ)は、高タンパクで低糖質な食材として知られていますが、特に注目すべきは良質な脂質とビタミン群です。

■主な栄養成分

良質なタンパク質
 筋肉や皮膚の材料となる必須アミノ酸をバランスよく含みます。

DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)
 マグロやカツオの脂質に含まれる不飽和脂肪酸。ツナ缶の油には、DHAEPAなどの脂質が溶け出ています。脳の活性化や、血液をサラサラにする効果(中性脂肪の低下)が期待されていますので、脂質の過剰摂取に注意しながら活用したいものです。

ビタミンDとビタミンE
骨の健康を助けるビタミンDや、抗酸化作用のあるビタミンEが豊富です。

鉄分
鉄分は赤血球を作るために必要な栄養素。不足すると貧血や疲れやすくなってしまいます。ツナに含まれる動物性のヘム鉄はビタミン群の吸収率を高めてくれるので、効率よく摂取することが可能です。貧血予防の他にもアルツハイマーなど認知障害の予防に効果があるとされています。

■「油漬」と「水煮」の違い

「油漬け」ツナ缶と、「水煮(ノンオイル)」ツナ缶の大きな違いは、カロリーです。

・オイル漬けツナ缶のカロリー:100gあたり267kcal
・ノンオイルツナ缶:100gあたり71kcal

カロリーが気になる人は、ノンオイルのツナ缶をチョイスするとよいでしょう。ただし、「油漬け」ツナ缶では、油に溶け出したビタミンE、リノール酸なども一緒に摂取できます。水煮(食塩不使用など)タイプは 余分な脂質を抑えられるため、ダイエット中や高血圧を気にする人のタンパク質源として非常に優秀です。


【ツナに関する豆知識・トリビア】

■「ツナ缶」と「シーチキン」。違いは?

「ツナ缶」のことを「シーチキン」と呼んでいる人はいませんか? 一般的に同じような意味で使われることが多い言葉ですが、厳密にいうと「シーチキン」は、はごろもフーズ株式会社が製造販売している缶詰の商品名。登録商標されています。1958年に「海の鶏肉(Sea Chicken)」として売り出されたのが始まりで、びんながまぐろの味と食感が鶏肉そっくりだったことから名付けられました。当時、缶詰製品に名前を付けるのはとてもめずらしく、シーチキンが”初”だったそうです。

つまり、「ツナ缶」は一般的な食品名の総称。そして 「シーチキン」ははごろもフーズ株式会社の登録商標です。

■「ツナ缶」は寝かすとおいしい?

インターネット上には、「ツナ缶(特に油漬け)は、製造直後よりも時間が経ったものの方がおいしい」という記事が散見されます。理由は、 缶の中で魚の身と油(またはスープ)、調味料が全体的に馴染むには、熟成期間が必要なためです。そのため、料理研究家や缶詰愛好家のなかには、製造から半年〜1年ほど経過した頃が、油が身に染み込んでしっとりとした食べ頃になるという意見もあります。ただし、の公式見解として「特定の時期が食べ頃である」とは公表されていません。

ちなみに、ツナ缶の標準的な賞味期限は製造日から3年間。パウチタイプは製造日から12ヶ月〜24ヶ月程度のものが多いようです。

■「ツナ(まぐろ)は止まると死ぬ」ってホント?

これは「誇張された話」だという説もあります。海では常に潮が流れていいるため、「止まっていられないだけ」なのだとか。実際には、まぐろも夜間などは速度を落として休息しますし、人間の歩く速度と同じぐらいの速さで泳いでいることもあるそうです。止まってもすぐに死ぬというわけではありませんが、まぐろは自らエラブタを動かすことができないため、泳ぎながら口からエラの中に酸素を取り込む必要があるそうです。

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毎月27日の「ツナの日」は、公式な記念日ではありませんが、スーパーの売り場などのコピーを見かけると、つい手に取りたくなってしまいます。実際、ツナ缶は高タンパクで保存性も抜群。日常の献立から非常時の備えまで、幅広く活躍する万能選手です。今日の一品に、ぜひお気に入りのツナ料理を取り入れてみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
参考資料: 『日本国語大辞典』(小学館) /『デジタル大辞泉』(小学館) /日本食糧新聞「今日はツナの日」(https://news.nissyoku.co.jp/today/594769) /はごろもフーズ「シーチキン」(https://www.hagoromofoods.co.jp/seachicken/#brand) /はごろもフーズ「ちょこまかレシピ100」(https://www.hagoromofoods.co.jp/knowledge/seachicken/) /日本農林規格(https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/attach/pdf/kokujikaisei-541.pdf) /日本食品標準成分表(八訂)増補2023年「食品番号: 10260 食品群名/食品名: 魚介類/<魚類>/(まぐろ類)/缶詰/水煮/フレーク/ライト」(https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=10_10260_7) /まごころケア食「ツナ缶の栄養とレシピ 高たんぱく質食材」(https://magokoro-care-shoku.com) :