「帯する」ってなんと読む?「おびする」と読まないように!
明日は3月28日ですが、1876(明治9)年のこの日、いわゆる「帯刀禁止令(通称で「廃刀令」ともいわれる)」が布告され、軍人や警察官などの特別な状況を除き、刀を身に着けることが、法令で禁じられました。現在では「刃物を持ち歩かない」というのは常識ですが、これ以前は、武士の帯刀は特権とされていましたので、「帯刀禁止令」は明治維新成立後の象徴的な改革のひとつとなりました。
これを踏まえて、本日は「帯」「止」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「帯する」ってなんと読む?
「帯する」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「身に付ける。特に、武器などを腰に付ける」「身に備える。保持する」という意味の言葉です。
<使用例>
「この日、武士の象徴とも言えた刀を帯することを禁じる法律が公布されました」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 帯する(たい-する) です。
「帯する」は「音読み+送りがな」で構成された言葉です。通常、漢字で送りがながつくのは訓読みですが、「感ずる」の音変化である「感じる」のように、まれに「音読み+送りがな」で使用される言葉もごさいます。音読みの漢字の意味に送りがなをつけて動詞化、形容詞化などをした構成で、「帯する」もこれにあたります。訓読みがやわらかいイメージなのに対し、音読みが入るとフォーマルな言葉になる傾向があり、「帯(お)びる」に対し、「帯する(たい-する)」は、よりフォーマルな言葉です。
では、2問目にまいりましょう。
【問題2】「食止める」ってなんと読む?
「食止める」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「ものごとがそれ以上進まないように防ぎ止める」という意味です。
<使用例>
「ここで食止めなければ、被害が広範囲にひろがってしまいます!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 食止める(くいと-める) です。
「くいとめる」という言葉、一般的によく使用される言葉ですが、漢字表記を知っていた方は少ないのでは?「くい」で「杭」の字を連想する方もいそうですが、実は「食止める」なのです。「食らいつく勢いで止める」というイメージですね。
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本日は、3月28日、「帯刀禁止令」の公布があった日にちなんで、「帯」「止」という字の入った日本語から、
・帯する(たい-する)
・食止める(くいと-める)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/国立公文書館ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















