「折も折」ってなんと読む?「せつもせつ」ではありません!
明日・4月25日は『拾得物の日』です。1980(昭和55)年の同日に、東京の銀座で一般の人が一億円を拾った事件が大変にセンセーショナルであった事に由来しており、いつ誰が定めた記念日、というものではないようです。拾得物といえば、偶然に遭遇するものですので、本日は「偶然」の類語から日本語クイズをお送りします。
【問題1】「折も折」ってなんと読む?
「折も折」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:偶然の一致や、タイミングの重なりを強調する語で、「この重大なときにあたって。ちょうどそのとき」という意味です。
<使用例>
「新幹線の発車時刻が迫っていた折も折、この落とし物を発見してしまったのです」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 折も折(おり-も-おり) です。
「折も折」と、「折(おり)」という言葉を重ねることで強調した言い回しです。よいタイミングでも悪いタイミングでも、偶発的に重なってしまった「まさにそのとき」を強調する言葉で、話し言葉でも書き言葉でも使われます。わからなかった方は、この機会に覚えてくださいね。
では2問目にまいります。
【問題2】「偶さか」ってなんと読む?
「偶さか」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「思いがけないさま。偶然であるさま」「機会が数少ないさま。まれに」という意味で、副詞としても使います。
<使用例>
「彼女は中学時代の同級生で、話題の美術展の会場で、偶さか再会したんです」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 偶さか(たま-さか) です。
「偶」は漢字単体としては「たまたま」と読みますが、意訳的に「偶(たま)に」「偶々(たまたま)」など、「偶(たま)さか」と同じ法則の読み方をする例が多数ございます。「さか」はもともと「状態を表す接尾語」で、「おごそか」「おろそか」などの「そか」と同じ役割です。
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本日は、4月25日『拾得物の日』にちなんで、「偶然」の類語から、
・折も折(おり-も-おり)
・偶さか(たま-さか)
などの読み方や、言葉の背景についておさらいいらしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日テレNEWSNNNホームページ/鹿児島読売テレビ(2024年4月25日)/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















