老舗ジュエリーブランド・ミキモトによるハイエンドコスメブランド「ミキモト コスメティックス」。その魅力を存分に味わえるエステティックサロンが銀座にあるのをご存知ですか?

そのサロンとは、銀座2丁目にある「MIKIMOTO GINZA2」6Fの「サロン・ド・ボーテ」。

ピンクの壁に牛模様の窓が特徴的なミキモトブティックのビル。「MIKIMOTO Ginza2」の表示横から入り、エレベーターで6階へ上がります

こちらは「人が真珠になるところ」をコンセプトに、ミキモト コスメティックスの魅力を余すことなく堪能できる、都内唯一の直営サロン。精鋭8名のエステティシャンがオールハンドで行うトリートメントは、年齢国籍を問わず、多くの女性を虜にしているのだとか。

今回は、最近お疲れ気味のアラフォーライターが「全身真珠肌」を目指して、「サロン・ド・ボーテ」のエステを体験。その様子を徹底レポートします。

エレベーターで6階に降り立つと、目の前は白を基調とした受付(写真提供:ミキモト コスメティックス)

真珠の成分で肌に潤いを与えるミキモト コスメティックス

ミキモトといえば、真珠のパイオニアとして世界にその名を知られるグローバルブランド。その歴史はなんと125年と、まさにいくつもの時代を超えて多くの女性に愛されてきました。そんなミキモトグループによるコスメというと、最近ではシートマスクなどが注目されていますが、百貨店に出店したのが2010年からということもあり、比較的新しいブランドだと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はミキモト コスメティックスの販売が開始されたのは1966年。さらにその前段階の研究が始まったのは1943年と、70年以上もの歴史があるのです。

そんなミキモト コスメティックスの最大の特長は、真珠から抽出する独自成分「パールコンキオリン(R)」を配合していること。肌の潤いのカギともいえるNMF(天然保湿因子)によく似た成分で、20種類のアミノ酸やペプチドを含むのだそう。

化粧水、乳液、クリームなど、「パールコンキオリン(R)」を配合しています

近年、さらに希少な黒蝶貝由来の真珠層から採れる「ブラックパールコンキオリン」という成分も開発。年齢を重ねた肌へのスキンケアシリーズ「ラフェリーナ」に配合し、好評を得ています。

「ブラックパールコンキオリン」を配合した「ラフェリーナ」シリーズ

今回施術を受けたのは、そのブラックパールコンキオリンを配合した「ラフェリーナ」シリーズを贅沢に使ったトリートメント「フェイス&ボディ ラグジュアリーコース」。施術120分(所要時間150分)、お値段は¥38,000(税抜)です。それではさっそく体験してみましょう。

個室に入った瞬間から、深いリラックスの世界が

まずは今回担当していただく池田瞳さんの案内で個室へ。

真珠の中をイメージした内装。トリートメントルーム、バスルームともにゆとりのある空間(写真提供:ミキモト コスメティックス)

トリートメントルームは3室あり、それぞれにシャワー・トイレを完備。一度入室したら、最後の身支度まで同じ部屋で完結するのはうれしいところです。

ホテルのようなバスルームを完備

ロッカーの使い方などをレクチャーしていただいた後、バスローブに着替えたら手前のソファスペースへ。

そこに用意されたのは、ベビーピンク色のフットバス。なんとこちら真珠成分が配合された特別な入浴剤を使っています。鳥羽にある「パールスパ」で使用されているもので、一般販売はされていないのだそう。

見ただけで気分があがる、可愛らしいピンクのフットバス

フットバスと同時に身体を温めるジンジャーティーをいただきながら、体調などのカウンセリング、そして施術内容の説明を受けます。

お茶もほんのりピンク

絶妙なタッチでこわばった身体をゆっくりほぐす。ボディートリートメント

フットバスで身体が温まったらベッドへ移動し、いよいよボディーからトリートメント開始。うつ伏せで背中から、ヒップ、脚と順にほぐしていきます。

美容オイルをたっぷり使ってマッサージ

ボディートリートメントに使用されるのはオリジナルの美容オイル。見えないながらも肌の上を手が滑るように動く感覚により、かなりの量を惜しみなく使っていることは明らかです。ときおり鼻腔をかすめるほのかなローズの香りも相まって、すでに気分はうっとり。

「『美容成分の効果を実感したいから』と施術後も、洗い流さず帰られるお客様もいるんですよ」(池田さん)

美容家の佐伯チヅさんが考案したという手技は、リンパの流れに沿った淀みのない動きの中で的確に凝りをとらえ、圧をかけながらほぐすスタイル。ふくらはぎなど疲れが溜まりやすい箇所はタッピングで老廃物の排出を促します。

指先まで丁寧に

背面が終わったら仰向けになり、腹部、ハンド、デコルテとトリートメントは続きます。

仰向けになるタイミングで照明を1段階暗くしてくれる心配りもさすが。リラックス度がさらに高まります。

1回で美容クリーム1瓶分?贅沢パックでぷるぷる肌に。フェイストリートメント

ボディーの施術が終わると、続いてフェイスへ。ベッドは高さが上がると同時に、ひざが軽く曲がるように稼働。長時間のトリートメントに合わせ、体勢が楽になるように調整してくれます。

温めたコットンに染み込ませたクレンジングでメイクを落としたら、ローションをたっぷりのシートでパック。その間にふたたびデコルテマッサージが行われます。

「ローションパックをしながらマッサージを行うので、肌が一瞬も乾かないのがポイントなんですよ」(池田さん)

コットンパックをしながら、輪郭のマッサージ

その後、顔のマッサージを行ったらいよいよ本日のメインイベント、スペシャルパックの登場です。

使用するのは「ラフェリーナ」の濃縮美容液とクリーム。導入液としての機能もある美容液をシートにヒタヒタと浸して顔に乗せたら、その上にクリームを塗っていきます。

こんなにクリームを使うパックは初めて!

その量なんと約30g! これは製品として発売している1瓶とほぼ同じ量で、あまりの贅沢使いに「少なめにして残りを持ち帰りたい」と言う人もいるほどなのだとか。「お持ち帰りはできないのですが、こちらでしっかり浸透させるので安心してください(笑)」と冗談も交えながら、たっぷりと塗ってもらいました。

美容液とクリーム、ダブルの贅沢な重みを顔に感じながら待つこと15分。仕上げに希望の化粧水・美容液などで整顔してもらい、フェイストリートメントが終了。シャワーを浴びて着替えたら、ドレッサーへ向かいます。

「ミキモトコスメティックス」のアイテムが好きなだけ使えます

引き出しにはミキモトコスメティックスのメイクアイテム一式と、ドライヤーなどのツールがスタンバイ。周りを気にせず身支度できるのはもちろんのこと、誰の視線も気にせず鏡を見ながらトリートメントの効果を確認できるのも嬉しいポイントです。

希望者にはメイクサービスも

個室内でメイクを仕上げることもできますが、希望すればビューティーアドバイザーによるメイクサービスも受けられるということで、コスメコーナーへ。

担当の小野史織さんに新色のアイカラーパレットやリップスティックを紹介してもらいながら、エステ後の整った肌にメイクを施していきます。

新色のアイシャドウを塗っていただきました

「トリートメント後、そのままスッピンで帰られる方もいらっしゃるのですが、エステ後にお食事などのご予定を入れられているお客様も多くて。そういった方はメイクをされて、仕上がり写真を撮っていかれますね」(小野さん)

キレイになった高揚感が伝わるエピソードに頷いていると、メイクが完了。プロによる最旬テクニックで仕上がった顔は、エステとの相乗効果でいつもよりもツヤっと若々しく、このまま帰宅するのがもったいないぐらいでした。

宝飾店のホスピタリティが生かされたサービスに感動

肌のハリ・ツヤアップ、身体の凝りがほぐれたことはもちろん、普段は気にも留めない部分も触れられることで意識が向き「自分の身体がここにある」という感覚を呼び起こされるという意外な発見があった今回のトリートメント体験。それは担当の池田さんが、まるで真珠を扱うように、慈しみのある施術を行ってくれたから。

手から伝わる愛が、肌や身体だけでなく心までも癒やしてくれる、そんな特別な時間をあなたもぜひ過ごしてみては?

問い合わせ先

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
橘川麻実
EDIT :
廣瀬 翼(東京通信社)