「旗手」ってなんと読む?「はたて」って読んでない?

明日・5月5日は『こどもの日』ですね。未来への期待がいっぱいの子どもたちのための祝日ですので、本日は「期待」と関連した日本語のクイズをお送りしてまいります。

【問題1】「嘱む」ってなんと読む?

「嘱望(しょくぼう)」という熟語に使用される「嘱」の訓読み「嘱む」の読み方をお答えください。

ヒント:「任せる。言葉をよせてゆだねる」「言いつける」などの意味をもつ言葉です。

<使用例>

「半年後には後継者に完全にお店を嘱めるよう、徐々に引継ぎをしているところです」

「○○む」。
「○○む」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 嘱む(たの-む) です。

「嘱」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読みかた)です。
「嘱」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)です。

「将来を嘱望される若者」など、「嘱望」という熟語、よく使われますが、「望(のぞ)む」はわかっても、「嘱」の訓読みは知らない、という方、多かったのでは?「たの(む)」です。「嘱望」とは「望みをかけること。期待すること」という意味ですが、「望みを嘱む」と、2文字めが1文字めにかかる構成の熟語なのです。

さて、2問めにまいりましょう。

【問題2】「旗手」ってなんと読む?

「思想・芸術などの運動で、その先頭に立って活躍する人」という意味の「騎手」という日本語の正しい読み方をお答えください。

<使用例>

「お嬢様はいまや、若手芸術家の旗手としてご活躍だそうですね」

かな3文字です。
かな3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 旗手(きしゅ) です。

「はたて」と読むと別の意味になります。

「旗手(きしゅ)」には「団体の行進などで、その印となる旗を持つ役目の人」という意味もあり、そこから発展して「思想・芸術などの運動で、その先頭に立って活躍する人」というイメージを表現する言葉としても使われるようになりました。「旗手(はたて)」と読むと「長旗の風にひるがえる先端。旗のあし」という意味で、全く別の言葉になります。

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本日は、5月5日『子どもの日』にちなんで、「期待」と関連する日本語から、

・嘱む(たの-む)

・旗手(きしゅ)

の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/内閣府ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱