日本伝統の「献上博多」…どんなアイテムかわかりますか?
明日、5月22日は『国際生物多様性の日』です。国連が定めた国際デーのひとつで、野生生物の保護、生物の多様性の保全、絶滅危惧種等の諸問題に対する啓発など、環境を守っていくための取り組みが、世界各地で行われます。本日は「多様性」にちなんで、「多」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「多生の縁」ってなんと読む?
「多生の縁」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「この世に生まれ出るまで、何度も生死を繰り返している間に結ばれた因縁。前世で結ばれた縁」という意味です。
<ヒント>
「ここで出会ったのも多生の縁、あなたの気のすむまでお付き合いしますよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 多生の縁(たしょう-の-えん) です。
「たしょうのえん」という言い回しの漢字表記で、間違いが多いのが「多少」です。「多少」は「程度の多い少ないを言う副詞。いくらか」を指しており、「多生の縁(他生の縁)」の意味する「前世で結ばれた縁」とは、根本的な意味が異なります。
「多生の縁」は「袖振り合うも他生の縁…道で人と袖を触れ合うようなちょっとしたことでも、前世からの因縁によるものだ」という概念を、短縮した言葉です。包括的な「ちょっとしたご縁」という意味が似ているため「多少」と誤解している例も多いようですが、もっと粋、かつ、深いニュアンスの言い回しです。大人の教養として、本来の意味をしっかり理解しておきたい言葉です。
では、2問目にまいりましょう。
【問題2】「献上博多」ってなに?
「献上博多(けんじょうはかた)」と呼ばれる日本伝統のアイテムといえばなんでしょうか? 選択肢の中から正しいものを選んでください。
1:浴衣を作る布地
2:帯を作る布地
3:組みひも
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 2:帯を作る布地 です。
和装用の博多織の帯は、江戸幕府に献上された歴史があり、現代でも広く使用されていることから「博多織の帯」そのものが「博多献上」「献上」「献上帯」などと呼ばれます。男性用、女性用ともにつくられており、キリリとした装いが楽しめます。
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本日は、5月22日『国際生物多様性の日』にちなんで、「多」という字の入った日本語から、
・多生の縁(たしょう-の-えん)
の読み方と、
・博多献上(はかたけんじょう)…博多織の帯地の上質なもの。また、帯そのもの
という知識をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/環境省ホームページ/WWFジャパンホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)/photo ACホームページ
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















